
- メモを取っているのに忘れてしまう
- 若いころと比べて物覚えが悪くなった
- 大切なことでも忘れてしまう
こんな悩みを抱えていませんか?
40代は若いころと比べると、記憶力が衰えた気がするもの。
そういうぼくも「忘れっぽくなったなぁ」と、思うことがあります。
例えば大切な仕事のことをつい忘れてしまい、家に帰ってから思い出して慌てる。
なんて経験を何度もしています。
メモを取ったのに、メモを置いた場所を忘れる。
これもよくありますね。
こんな忘れっぽいぼくですが、40代で営業から購買に転職!
未経験の仕事を実務だけで無理やり覚え、今は1人部署で必死に働いています。
この記事では、ぼくが40代で未経験の仕事を覚えた方法を紹介!
「忘れっぽいのは年齢のせい」とあきらめず、年齢とうまく付き合っていきましょう。
仕事を覚えられないのは記憶力の低下?
仕事をなかなか覚えられないと、つい年齢のせいにしたくなります。
「脳は年齢とともに衰える」
そんな説もあるから、なおさら年齢のせいにしたくなるものです。
ところが!
脳は年齢とともに衰えるって、嘘なんですよ。
脳は使わないと衰える
残念ながら脳は年を重ねても衰えません。
脳が衰えるのは、普段脳を使っていないからです。
これ、結構衝撃的な事実じゃないですか?
証拠記事を置いておきますので、興味のある方は読んでください。
➣じつは年齢は関係ない…「脳の老化が進みやすい人」の特徴
脳は老化しない。
とはいえ、何となく毎日を過ごして入れば、年齢とともに脳が衰えてきます。
これはある意味仕方がないこと。
なので、前提として「脳は衰えるもの」として付き合いましょう。
そこで登場するのが、みんな大好き「メモ」です。
覚えられないなら、メモを使って残すのがベストなんです。
覚えられないならメモを使う
脳が衰えて仕事を覚えられない。
それなら、メモを上手に使うしかありません。
おや?
メモを取っても覚えられないんだけど…。
そんな声が聞こえてきそうですが…。
メモを取っても覚えられないなら、話を聞いただけでも覚えられませんよね?
それなら、忘れないためにメモを取るしかない。
そう思いませんか?
つまり、仕事を覚えるために「メモ」は必須アイテム。
メモがあれば、あとで復習することができます。
忘れたときに、確認もできますよね。
つまり仕事は、めもを取って覚えるのが定石なんです。
メモを取っても覚えられない理由
さて、ここで一つ問題があります。
実は40代になると、メモを取っても仕事は覚えられません。
いやもっと若い年代でも、メモを取っただけでは覚えられないんです。
これは、学校の勉強を思い出してもらえばわかります。
例えば英語の勉強。
英単語を1回ずつートに書いただけで、覚えられる人はいませんよね。
覚えるためには何回もノートに書いたはず。
声に出して覚えた人もいるはずです。
仕事のメモも同じです。
1回書いただけで覚えられるわけがない。
覚えるには何度も書いて、何度も読まないとだめなんです。
仕事を覚えるためのメモ活用法

では、仕事を覚えるためにメモをどう活用すればいいのか。
ぼくが40代未経験で購買に転職したときに、実践した方法を紹介します。
メモは全て書くつもりで取る
まずメモは、相手の言葉をすべて書くつもりで取ります。
というもの、メモの取り方にもテクニックが必要だから。
特に上級者が実践している「話を聞く」⇒「内容を理解する」⇒「要点をメモ」なんてのは無理。
そもそも話を聞いて内容が理解できれば、仕事を覚えられないなんてことはないはず。
なのでいきなり上級者の真似をしないくていいんです。
まずは全力で、相手の話すべてをメモしてください。
一字一句聞き逃さず、一字一句書き漏らさない。
仕事を覚えるためのメモには、このくらい真剣じゃないと意味がありません。
メモを置く場所を決めておく
ちなみに「メモは取ったけど、そのメモがどこにあるかわからない」という経験をしたことがありませんか?
ぼくはあります。
なので、メモをなくさないために、メモを置く場所を決めています。
例えば作業着の時は、左の胸ポケットにメモをしまう。
机の上はレターケースの右横においておく。
メモを置く場所を決めておけば、「どこに置いたかわからない」とはなりません。
メモを取るだけでは不十分
さて、一字一句漏らさないように必死に取ったメモですが、そのままでは価値が半減します。
メモを最大限生かすために、次のことを実践してください。
まず、空いた時間を利用してメモを読み返しましょう。
そして翌日の朝に、前日に取ったメモを読み返します。
たったこれだけのことで、記憶力に大きな差が出てきます。
あとは実務をしながら覚えていけばOK。
これは、エビングハウスの忘却曲線を応用したもの。
一定の時間を空けて読み返すだけで、記憶への定着率が変わってくるんです。
興味のある方は「エビングハウスの忘却曲線で分かる、最適な復習のタイミング(外部リンク)」を読んでください。
メモを自分用マニュアルに編集
さらにしっかりと仕事を覚えるには、メモを自分用のマニュアルにすることも大切。
やり方は簡単。
一字一句漏らさないようにとったメモを、ノートに清書しながらまとめていくだけ。
実はこの方法、妻が仕事を覚えるためにやっていたこと。
自分用のマニュアルとしてメモをまとめると、頭に入ってきやすいそうです。
またマニュアルとしてまとめることで、復習にもなります。
だまされたと思って、ぜひやってみてください。
手書きが超重要
メモを取るとき、そしてノートにまとめるときは、手書きで行うことが大きなポイント。
なぜなら手書きをすることで、脳が適度に刺激されるからです。
参考「なぜタイピングより「手書き」は効き目があるか(外部リンク)」
なのでメモを取るときも、まとめて自分用マニュアルを作るときも、パソコンを使わず手書きで行ってくださいね。
仕事を覚えるための心構え

さて、仕事を覚えるためのメモの使い方を覚えたところで、次は仕事を覚えるための心構えについて少し話します。
というのも、「年齢とともに脳は衰える」と聞くと、「40代だけから覚えられなくても仕方がない」と考えてしまいがちだからです。
しかも中には仕事を覚えられないことで卑屈になり、自分を責める人までいます。
そんな後ろ向きな気持ちにならないためにも、心構えが大切です。
年齢を言い訳にしない
まず年齢を言い訳にしないこと。
確かに脳は、使わなければ年齢とともに衰え、記憶力が低下していきます。
でも、だからと言って「40代」を言い訳にしてしまえば、前に進むことができなくなります。
「40代だから仕方がない」は問題から目をそらしている、完全なる逃げです。
そんな気持ちでは、覚えられる仕事も覚えることができません。
厳しいことを言うようですが、年齢を言い訳にするのはやめましょう。
プライドは邪魔なだけ
仕事を覚えるのにプライドは邪魔なだけです。
ぼくは40代で未経験の購買に転職しました。
その結果、上司と呼べる人はほとんどが10歳近い年下です。
そんな環境で「年下を上司なんて呼べるか!」というつまらないプライドを持っていたら、仕事になりませんよね。
つまり仕事を覚えるうえで、プライドは邪魔なだけ。
仕事が覚えられないのなら、下手に出て教わるくらいの気概が必要です。
自分を責めない
先ほども書きましたが、仕事が覚えられないと卑屈になる方がいます。
そして仕事を覚えられない自分を責め、「私はなんてダメなやつなんだ」とふさぎ込んでしまうのです。
確かに仕事を覚えられないと周りに迷惑をかけます。
影口や悪口を言われればつらいですし、自分を責めたくなる気持ちもわかります。
ですが自分を責めたところで仕事は覚えられません。
それどころか気持ちが暗くなり、仕事と向き合うことが難しくなってしまうのです。
なのでもし、仕事を覚えることに苦戦しても、自分で自分を責めないでください。
自分で自分を褒める
仕事を覚えるためには、ほめてもらうことも大切なこと。
といっても40代が仕事を覚えたからと言って、ほめてくれる人はいません。
むしろ「覚えて当たり前」という目で見られるでしょう。
なので少しでも仕事で成長できたのなら、自分で自分をほめてあげてください。
少しおいしいものを食べるとか、欲しかったものを買うとか、ご褒美を上げてもいい。
自分の味方は自分だけ。
誰もほめてくれないのなら、自分で自分をほめましょう。
ミスをしないためのポイント
仕事が覚えられないと、自然とミスも多くなります。
なので最後に、仕事が覚えられないときにミスをしないためのポイントを紹介します。
出来ないからと焦らない
まず仕事が思うように進まないからと言って、焦らないこと。
焦って何かをすれば、ミスをする確率が格段に高くなります。
だから焦ってはいけません。
仕事を覚えていなければ、思うように進まなくて当たり前。
多少時間がかかっても構いません。
落ち着いて確実に仕事を終わらせるようにしてください。
作業中でもメモを見る
仕事を覚えられない人が意外と忘れていること。
それは、メモは作業中でも見ていいのです。
せっかく自分用にマニュアルまで作ったのですから、仕事のやり方で迷ったらぜひ見直してください。
メモやマニュアルを見ることで、忘れていた仕事の手順を確認できます。
仕事で失敗しないためにも、作業中でもメモを見ることをお勧めします。
分からなければ何度でも聞く
そして最も大切なことは、分からないことは何度でも、分かるまで聞くことです。
人によっては1回聞いたら覚えなきゃいけないとか、メモったことを聞くのは恥ずかしいと思うかもしれません。
ですがわからないことをそのままにしておくと、いつかどこかで大きなミスを起こします。
もちろん何でもかんでも聞くのはダメ!
まずメモを見直して内容を確認。
それでもわからなければ、分かるまで何度でも聞きましょう。
仕事でミスをしないためには、自分勝手に進めないことも大切です。
最後に
今回は以上です。
ぼくは40代で未経験の購買に転職しました。
しかも転職した直後に前任者が退職。
なので引継ぎが一切ない状態からスタートしたのです。
当然教えてくれる人もいません。
社内で使う伝票や暗黙のルールなど、分からないことだらけでした。
そんな状態から仕事を覚えるために、とにかく周りに聞きまくりました。
中には一切質問に答えない人や、適当なことを教える人もいて、とっても苦労したのを覚えています。
それでも1人前として仕事ができるようになったのは、必死にメモを取り、自分なりに仕事を覚えていったから。
仕事が覚えられないと嘆くのは簡単です。
ですが仕事が覚えられないままでは、いつまでたってもつらいだけ。
それなら覚悟を決めて、意地でも仕事を覚えるつもりで働いたほうが、何倍もやりがいがあります。
さて、最後に脳の鍛え方を紹介しますね。
有名な方法は、パズルやゲームをすること。
新しいことに挑戦することです。
睡眠や運動も関係ありますが、これは割愛。
まずやってみてほしいのは、パズルやゲームですね。
ジグソーパズルやクロスワードは、Amazonでも簡単に買えるので、ぜひ試してみてください。
あとは算数ドリルかな。
小学生向けのドリルをゲーム感覚でやるのも、面白いですよ。