人間関係は何歳になっても難しいもの。
心理学者のアドラーが「人間の悩みはすべて対人関係の悩みだ」と言い切ったほど、人間関係は難しいものです。
なので、ストレスのない理想的な人間関係を作ることはできませんが、努力次第で人間関係を改善することはできます。
この記事では職場の人間関係を改善する、ちょっとしたコツを紹介。
最後まで読んでいただけば、人間関係の悩みを解決するヒントが見つかるかもしれません。
仕事はキチンとやる
職場の人間関係は、仕事を通じて構築されるものです。
なので、職場の人間関係をよくするには、最低限与えられた仕事をきちんとこなす必要があります。
逆に言えば、仕事のできない人は人間関係もうまくいかない、ということです。
意外なほど見られている
ぼくもびっくりしたのですが、仕事ぶりって意外なほど周りからみられています。
とくに、役職があるのにほとんど仕事をしていない人は、同僚や部下からがっつりとチェックされています。
そして驚くほど嫌われているのです。
自分より良い給料をもらっている人が仕事をしていなければ、そりゃ嫌いになりますよね。
役割を果たす
人間関係を改善したいのなら、自分の役割を果たすことが大前提。
入社したばかりなら仕事をしっかりと覚える。
勤続年数が長いなら与えられた役割を100%果たす。
出勤しているのに仕事をしない人が、職場の人間関係を改善しようと思っても無駄です。
本気で人間関係を改善したいのなら、まずは自分の役割をしっかりと果たし、まじめに働きましょう。
自分を見つめ直す
職場の人間関係が悪化すると、相手に非があるように思ってしまうもの。
ですが人間関係が悪化する原因は、自分にあることがほとんど。
つまり人間関係を改善したいのなら、まずは自分を見つめなおすことが必要になります。
「こうあるべきだ」を捨てる
特に人間関係の邪魔になるのは、「こうあるべきだ」という思い込みです。
たとえば…
- 男は強くあるべき
- 女は家庭を守るべき
- 挨拶は年下からするべき
…などですね。
「こうあるべき」という考えの多くは、相手の考え方とのギャップを生みます。
そしてギャップが生まれると、「あの人は全然わかっていない!」と、怒る理由になるのです。
なので、人間関係を改善したければ、「こうあるべきだ」という考え方を捨てましょう。
挨拶は自分からする
先ほども少し書きましたが、「挨拶は年下からするべき」という考え方は間違っています。
本来挨拶は礼儀として行うもの。
なので、先に気が付いた人が行えばいいのです。
相手が先に挨拶することを期待していると、すごく横柄な、いやな雰囲気を醸し出してしまいます。
なので、挨拶は自分から率先してするようにしてください。
年齢や性別で区別しない
これもありがちな間違いですが、人を年齢や性別で区別してはいけません。
いや、区別ならまだしも、差別するようなら最悪です。
人には人の良いところがあります。
若い人でも年老いた人でも、その人なりの考え方があり、性格があり、良いところがあります。
なので、年齢や性別で人を区別して接すること自体が間違っているのです。
とくに人間関係を改善したいと思うなら、年齢や性別で区別せず、平等に接することが大切です。
仕事中にふざけない
ぼくは仕事中にふざける人が嫌いです。
何かをお願いしたときにふざけて「できるわけねぇだろ!何考えているんだよ!」とか言われると、本気で殴りたくなります。
実際ぼくの職場には、仕事中にふざけて怒鳴ったり、ばかにしたりする人がいます。
当然みんなから煙たがられていますし、大いに嫌われています。
なのでその人を反面教師としてみるなら、仕事中にふざけるのはやめるべきです。
本人はふざけているつもりでも、相手がどう受け取っているかわかりませんから。
鈍感なくらいでちょうどいい
さて、職場の人間関係についていろいろ話してきましたが、最後に最大のコツを紹介します。
それは、人間関係を気にしすぎないことです。
人間関係を気にしすぎない
初めに言いましたが、人の悩みのすべては対人関係で説明がつきます。
つまり人間関係の悩みが尽きることはない、ということです。
なので人間関係を気にしすぎると、ひたすら悩みを抱えることになってしまいます。
むしろ人間関係には鈍感なくらいがちょうどいい。
気にしすぎても、ただ疲れてしまうだけです。
みんなに無視されても気にしない
ぼくは過去に職場のみんなから無視されたことが2回あります。
1回目は仕事に集中するあまり人間関係がおろそかになり、みんなから相手にされなくなりました。
ですが仕事に集中していたため無視されていることに気が付かず、最後には普通の人間関係に戻ったのです。
2回目は転職した直後に人間関係で失敗し、みんなから嫌われてしまいました。
この時は仕事のことも全く分からなかったため、人間関係の問題がすごく気になり、精神的に追い詰められてしまったのです。
この2つの経験から、人間関係を気にしても意味がないことに気が付きました。
人間関係には鈍感なくらいがちょうどいい。
あんまり敏感に察知しても、自分がつらくなるだけです。
最後に
40代が人間関係を改善するコツをいくつか紹介しました。
- 与えられた役目を果たす
- 自分を見つめなおす
- 鈍感なくらいでいい
つまり、仕事なのだからちゃんと仕事をしろ。
人間関係が悪くても人は変えられない、変わるなら自分しかない。
だからと言って人間関係を気にしすぎても意味がない、ってことです。
この3つを理解すれば、人間関係は自然と改善していくはずです。
この記事が40代で人間関係に悩んでいる方の、参考になれば幸いです。