仕事をしないパートのおばさんは、まじめに働いている方からすれば、とても迷惑な存在です。
与えられた仕事も満足にこなせない。
そのくせ口だけは達者。
人のやることにケチをつけたり、陰で悪口を言ったり…。
ぼくはホームセンターの店長をやっていた時にも、何人か仕事のできない、仕事をしないパートのおばさんがいました。
そういう人に限って長く勤めていて、不思議な権力(?)を持っているんですよね。
なので、対処するのにすごく苦労したことを覚えています。
ということで、この記事ではぼくの体験をもとに、仕事をしないパートおばさんの対処法を紹介します。
よく聞いてください…
仕事をしないパートおばさんは相手にしない
もしあなたが仕事をしないパートおばさんと同じパートなら、どんなに腹が立っても相手にしてはいけません。
ましてや本人に直接注意するなんて、もってのほかです。
なぜなら同じパートで相手を強く注意すると、あなたが職場に居づらくなるからです。
相手は百戦錬磨の猛者
なぜ意見を言うと会社に居づらくなるのか。
それは、相手が百戦錬磨の猛者だからです。
よく考えてください。
仕事をしないのに長い間パートとして働いているということは、何かしらの理由があるはずです。
なにしろ「仕事をしない」わけですから、過去にも同じように腹を立て、同じように意見をした人がいるはず。
それでも会社を辞めずに残っているのは、おかしいと思いませんか?
つまり相手は仕事をしなくても解雇されない、何かしらの技を持っているということ。
なので直接意見をしてもまず勝てません。
それどころか意見をした側の立場が悪くなり、会社に居づらくなってしまいます。
関わらないのが一番いい
さらに重要なのは、あなたが仕事をしないパートと同じ立場だということ。
ということは、すくなくとも仕事をしないパートおばさんを教育する権限も、解雇する権限も持っていないはずです。
つまり相手に意見をするということは、仕事の権限を越えた、行き過ぎた行為になるわけです。
周りも誰が悪いのかはわかってくれるはず。
ですが越権行為は悪い印象しか周りに与えません。
つまり、関わらないのが一番いいんです。
もしここまで言っても、仕事をしないパートおばさんを何とかしたいのなら、次の方法を試してください。
どうしても気になるなら上司に相談する
どうしても仕事をしないパートおばさんを何とかしないのなら、上司に相談するしかありません。
といっても、「あの人仕事していないんですけど!」と相談しても無駄。
上司に相談するときは、抑えるべきポイントがあります。
悪影響の内容を明確に伝える
上司に相談するときのポイントは、パートおばさんが仕事をしないことで、どんな悪影響が出ているかを明確に伝えることです。
例えば…
- 尻ぬぐいで残業が増える
- お客さんからクレームが入っている
- 業務が回らない
- 職場の雰囲気が悪い
…などです。
明らかに悪影響が出ていれば、上司も会社も本腰を入れて対処してくれます。
逆に言えば、個人的な感情で上司に相談しても、何も対応してくれないということです。
重要なのは、仕事をしないパートおばさんがいることで、どんな悪影響があるのかを明確に伝えること。
周りを巻き込む
そしてもう一つのポイントは、周りを巻き込むことです。
上司に相談するときも、1人よりは2人、2人よりは3人で行ったほうが、説得力が増します。
なぜなら大勢の人に悪影響が出ていれば、見過ごすことが難しくなるからです。
そのためには、同じような被害にあっている方を味方に引き込んでください。
まず自分が仕事をしっかりやること
周りの理解を得て、1人でも味方を増やすためには、まず自分がしっかりと仕事をこなさないといけません。
もしあなたが大して仕事をしていないのに、「あの人のせいで…」と上司や周りに行っても、相手にしてもらえないでしょう。
しっかりと仕事をこなし、一定以上の成果を出している人が言うから、説得力があるのです。
なのでまずは、自分の仕事をしっかりとこなすようにしてください。
最後に
今回は以上です。
ぼくは店長時代に仕事のできないパートに悩まされ、最後には退職していただいたことがあります。
この時は本当に大変で、本当につらかった…。
従業員の問題に対処するのには上司や長が動くしかありません。
ですが上司や長も問題解決に長けているわけではなく、ほとんどの方が手探りで解決の糸口を探しています。
なので上司に相談しても、なかなか解決しないことも多いものです。
もし仕事に集中することで、仕事をしないパートおばさんにかかわらなくて済むのなら、そのほうがいい。
よほど仕事に悪影響が出ない限りは、関わらないようにして、無難に過ごすことをお勧めします。
人間関係の問題は、だれが対応しても難しいものですから