なぜメンタルが弱いと仕事が続かないのか

メンタルが弱くなっていると、働くことも苦痛に感じますよね。

ぼくは転職で失敗したことで、極端にメンタルが弱くなった時期があります。
トラウマ、ともいえるのかな?

「早く仕事を探さなきゃ」

そう思っても、心のどこかで「また失敗するんじゃないか」って思ってしまう。
ついには、人と話をすることが怖くて仕方がなくなってしまったのです。

さらに、人の目が極端に気になります。

絶対に失敗しちゃいけない
余計なことを話しちゃいけない
目立っちゃいけない

そんな風に思い込み、自分で自分を追い詰めてしまったんですよね。
だから、メンタルをやられると仕事が続かなくなります。

ということで、メンタルが弱いと仕事が続かない理由を、詳しく説明しますね。

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仕事が続かない理由

メンタルが弱くなっていると、次のような状態になります。

  • 自分に自信がもてない
  • 考え方が悲観的になる
  • 他人の目がすごく気になる
  • 失敗が怖くて仕方がない

なので、仕事中でも「失敗したらどうしよう」「質問したら怒られるかも」「もしかして悪口を言われている」などの不安に襲われるのです。

その結果。

仕事に行くことが怖くなり、短期間で退職してしまいます。

考えが甘いのはわかっている

「メンタルが弱くて仕事が続かない」という話をすると、「考えが甘い」とか「気にしすぎ」とか言われます。

これ、はっきり言って大きなお世話です。
なぜなら本人も、考えが甘いことは十分わかっているから。

それでも、余計なことを考えてします。
これが、メンタルが弱っている状態です。

わかっているけど、どうしようもないんです。
自然と不安に襲われ、勝手に悩んでしまうのですから。

不安から出勤するのも嫌になる

ぼくは初めての転職で失敗したことで、働くことに不安を感じるようになりました。

この不安は、仕事を辞めても続きます。
もちろん新しい会社に入社しても、改善されません。

職場の雰囲気になじめない。
人間関係もうまくいかない。
職場では常に浮いた存在。

仕事でわからないことも、なかなか聞くことができない。

「何か手伝いましょうか?」

そういいたいけど、拒絶されるのが怖くて言えない。

ずっとそんな風に悩んでいたんです。
で、気が付いたら、「あいつは使えない」などの影口をたたかれる始末。

自分が悪いのはわかっているんですよ?

でも、つらいですよね。
なので、職場に行くのが嫌になったんです。

仕事を続けるために大切なこと

そんなぼくが仕事を続けるために行ったのは、自分に自信をつけること。

自分に自信が持てれば、自然と行動や態度が変わっていきます。
自己肯定感というらしいですが、これがあるとメンタルが強くなるのです。

ではどうやって自分に自信をつければいいのか。

やり方は簡単で、小さなことからコツコツと積み上げていくだけです。

少しずつ慣れていく

まず大切なことは、職場の雰囲気と人間関係に慣れること。

会社や職場に居ることに不安を感じていると、仕事を覚えるどころの話ではありません。
職場になじむことが、大切なんです。

そのために、まず挨拶から始めてください。
大きな声ではっきりと、自分から挨拶をするようにします。

これができたら、わからないことを聞くようにしましょう。
挨拶がきちんとできていれば、質問にも答えてくれるはずです。

ここまでできたら、自分から仕事をもらいに行ってください。

ぼくは実際にこの流れをやりました。

わからないことは聞くようにして、手が空いたら自分から仕事をもらいに行ったのです。
といっても、最初は全然仕事をくれなくて、逆に落ち込んでしまいましたが…。

ただ自分で決めて行動することで、「やればできるんだ」と思うことはできました。

小さな目標から始める

次は仕事を通じて少しずつ自信をつけていきます。

この時のポイントは、少し頑張ればクリアできる目標を、いくつもクリアしていくこと。

例えばこんな感じです。

  • 10分かかる仕事を8分で終わらせる
  • 電話応対を10件やる
  • アポイントを昨日より1件多く取る

クリアすることが難しい目標は立てないでください。
あまりにも難しい目標を立ててしまうと、逆にメンタルをやられてしまいます。

ゲーム感覚で楽しんでクリアできる、少し努力が必要な目標をたくさん立てることが大切です。

小さな目標をたくさんクリアしていけば、「あ、やればできるんだ」と思えるようになります。

自分で自分を鼓舞する

ここでメンタルを強くして仕事を続けるために、一番大切なことを言います。

それは、自分で自分を認めてあげること。
言い方を変えれば、自分で自分を鼓舞してあげることです。

間違っても自分で自分を否定してはいけません。

自分で否定してしまうと、底なし沼のような暗闇へ落ちて行ってしまいます。

たとえ職場の人があなたを否定しても、自分だけは味方でいてください。

あなたがあなたの敵になってしまったら、あなたがかわいそうですから。

メンタルが弱い人に向いている仕事

では最後に、メンタルが弱い人に向いている仕事を紹介します。

それは、決められた手順通りに進める仕事と、成長の度合いが分かりやすい仕事です。

手順が決まっている仕事

手順が決まっている仕事とは、例えば「経理」や「製造業」などです。

経理の場合、毎日の仕事だけではなく、毎月の仕事、毎年の仕事がほぼ決まっています。

毎日の仕事では仕分けなどがあり、毎月の仕事では月次決算があります。
毎年の仕事では棚卸の集計や決算処理がありますよね。

製造業も同じで、製造の順番はほぼ固定されています。

これらの仕事は順番通りにやるべきことをやっていれば、めったに人から注意などをされません。

なのでメンタルを傷つけられることが少ないのです。

成長が分かりやすい仕事

また、成長が分かりやすい仕事も、メンタルが弱い人に向いています。

なぜなら自分の成長を確認できれば、自己肯定感につながるからです。

例えば経理。
やるべき仕事が決まっている分、自分の成長もわかりやすい。

製造業も技術の習得などで成長を確認しやすいですよね。

自分が成長していると感じられれば、仕事も楽しくなってくるはずです。

最後に

今回は以上です。

なぜメンタルが弱いと仕事が続かないのか。

それは自分で自分を否定することで、周りからも否定されていると感じるからです。

その結果、人間関係が怖くなり、会社が怖くなり、得体のしれない不安に襲われるようになります。

すると当然出勤することが嫌になり、結果として仕事が続かなくなるのです。

この状態を乗り越えるには、自分で自分を認めてあげないといけません。

そのためには、少し努力すればクリアできる小さな目標を、たくさんクリアすることが効果的です。

そして大切なことは、自分で自分を否定しないこと。

この記事が、メンタルが弱くて仕事が続かないと悩んでいる方の、参考になれば幸いです。

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