
「仕事で対失敗をした……もうだめだ……」
仕事で失敗すると、すごく落ち込みますよね。
ぼくも何度か仕事で大失敗をしたことがあります。
2か月かかる納期を3週間で回答したり、入荷まで半年かかる商品の発注を忘れたり…。
納品日に発注モレに気が付いたり、2000万円の見積もりを200万円で出す人がいたり…。
そのたびに「仕事に行きたくない、このまま逃げたい」と、思ったものです。
ちなみに詳しくは書けませんが、懲戒処分に該当するような大失敗をしたこともあります。
その時は毎晩上司に事情聴取され、本当につらい日々を過ごしました。
でも数多くの失敗を経験したことで、次の4つのことに気が付きました。
そんな経験から、仕事で大失敗し「もうだめだ…。」と思った時の対処法を紹介します。
この記事を最後まで読めば、解決するヒントが見つかるかもしれません。
大体の失敗は時間が解決してくれる

大抵の失敗は時間が解決してくれます。
それが大失敗だとしても同じです。
失敗したときは悔しくて恥ずかしくて申し訳なくて、いたたまれない気持ちになるでしょう。
上司や同僚の視線も気になりますよね。
周りが気にしないと言ってくれても、心の中では何を思われているかわからない。
そう思うかもしれません。
ですがこの悩みは時間が解決してくれます。
大失敗した後の数日がつらくても、2週間・1か月・3か月と時間が経つにつれ、みんな忘れていきます。
そう、大抵の失敗は時間とともに薄れていくのです。
周りはそんなに気にしない

失敗をすると周りの目が気になりますよね。
それが大失敗ともなれば、どんな目で見られるのか不安に感じるものです。
ですが周りはそんなに失敗を気にしません。
正確には、人のことをそんなに気にしていないんです。
むしろ自分のことだけで手いっぱいなんですよね。
大きな迷惑をかけられたとしても、しっかりと誠意をもってお詫びをすれば、ほとんどの人が許してくれます。
もしいつまでたってもうわさになったり、影口を叩かれたりするのなら、それはあなたの態度に問題があるのです。
失敗をしたときに、周りの目が気になるのは仕方がないこと。
ですが、他人は自分のことをそこまで気にしていないということも、覚えておいてください。
どうにもならない失敗はそんなにはない

数多くの失敗を経験してきて言えることは、どうにもならない失敗はそんなにはない、ということ。
例えば次のような失敗をしました。
入荷まで半年かかる商品の発注を忘れたことに、納品日の前日に気が付いたのです。
明日納品する商品なのに、「明日から半年かかります」とお客様に連絡しなければいけない…。
この時の絶望感はすさまじかった。顔面から血の気が引き、体温が一気に下がっていく。
そして全身から冷たい汗が吹き出し、めまいと吐き気と頭痛が同時に襲ってくる。
さらに立ち眩みも加わって、いまにも倒れそうな状態になります。
社内が蜂の巣をつついたような大騒ぎになり、上司からは怒涛の如く怒られる。
………そんなめちゃくちゃな大失敗をしても、会社をクビにはなりませんでした。
結局お客様にはさらに半年待ってもらい(もちろん誠意を尽くして謝罪しています)、上司には始末書・対策書などいろいろな書類を提出。
まぁ、規定通りの対応をとって終わったわけです。
これだけの大失敗をしても意外と何とかなります。
言い換えればどうにもならない失敗はそうそうない、ってことです。
どうにもならない失敗とは
参考までにぼくが考えるどうにもならない失敗は次の2種類。
この2つの失敗をしてしまうと、どうにもならなくなります。
逆に言えばこの2つとは関係のない失敗であれば、意外と何とかなるものです。
失敗したら隠さず報告

数多くの失敗をしてきた経験から言うと、失敗をしたら隠さずに報告することが大切です。
なぜなら隠したり、報告を遅らせたりすると、自分が苦しくなるからです。
翌日に持ち越すと眠れなくなる
まずいえることは、失敗の報告を翌日に持ち越すと、不安と恐怖で夜眠れなくなります。
そんな不安と恐怖が一晩中頭の中を駆け巡るのです。
すると目がさえてしまい、眠れなくなります。
報告が遅れるほど大事になる
さらにきついのは、報告が遅れるほど失敗が大失敗になる可能性が高くなります。
例えば先ほどの商品の発注を忘れていたミスの場合。
納品日の前日に連絡すればものすごく怒られます。
ですが報告を先延ばしにして、納品日の翌日に連絡したらどうなるでしょう。
おそらく激怒され、二度と注文が来なくなるでしょう。
それどころか、担当者やその上司だけでは話が収まらず、もっと上の役職者に対応を依頼する事態になるかもしれません。
つまり報告を先延ばしにすると、火種で済む話が大火事になってしまうのです。
嘘をつくと戻れなくなる
また失敗を隠すために嘘をつくと、後戻りできなくなります。
また同じ話を例にしますが、書品の発注を忘れていたミスの場合。
入荷まで半年かかるのに、「納品が遅れています。1週間後には入荷する予定です」と嘘をつけば、その場は収まるかもしれません。
ですが1週間後に商品が用意できなければ、さらに問題が大きくなりますよね。
嘘をごまかすために、「問屋で欠品した」「配送のトラックが事故を起こした」など、さらに嘘をつくことになるでしょう。
嘘を嘘で塗り固め、何が本当かわからなくなり、最後には取り返しのつかないことになります。
正直に報告して償ったほうが楽
ぼくの経験では、失敗はすぐに報告したほうが、後々精神的に楽になります。
確かに大失敗をすれば大事になりますし、対応と原因追求のために何日も時間がかかるかもしれません。
でもね。
失敗の対策を会社が取ってくれるということは、解決に向かっているということ。
「いつかバレルかもしれない…」と怖がるよりも、「失敗をどうやって償おう」と考えたほうが、気持ちとしては楽なんです。
なので、失敗の大小に関係なく、正直に報告して償ったほうが楽なんです。
大体の失敗は時間が解決してくれる

最後にもう一度、大失敗をしたときの究極の対処法を教えます。
それは、大体の失敗は時間が解決してくれる、です。
といっても、何もせずにただ時間だけが過ぎても解決しません。
やるべきことをきちんとやって、解決するための努力をすれば、時間とともに良い方向に進んでいく、という意味です。
大失敗をするとすごく落ち込みます。
ですが落ち込んでいてもどうにもなりません。
やるべきことをきちんとやって、失敗を解決するために全力を尽くしてください。
あとは時間が解決してくれますから。
もし、仕事での失敗を引きずってしまい、どうしても辞めたいと思うのなら。
こちらが参考になるはずです⇒仕事のミスで辞めたいときに考えてほしいこと