分からない仕事を任されると、何をどうしていいのか悩みますよね。
ぼくも事務員になったとき、まったくわからない仕事を突然任されて、かなり悩んだことがあります。
といってもぼくが任されたのは在庫管理。
ただの在庫管理じゃありません。
過去に一度も在庫を管理したことない会社で、ゼロから在庫を管理する仕組みを作れと言われたのです。
しかも…最初はほかの人が担当していたのに、何の前触れもなくいきなり全責任を押し付けられました。
分からない仕事はゴールの確認から始める
ゼロから仕組みを構築した経験がありませんから、最初の数日は本気で悩んだものです。
ですが任された以上はやるしかありません。
ぼくが最初に取り組んだのは、上司が望むゴールを確認すること。
「在庫を管理すること」と「上司が望む姿」に違いがあれば、いくら仕組みを作っても無駄になります。
なので、わからない仕事を任されたときは、まずゴールを確認することが大切です。
課題を洗い出す
ゴールの確認をしたら、次は「ゴール」と「現状」を比較して、課題(問題点)を洗い出します。
課題を洗い出すことで、何から手を付ければいいのかが明確になるからです。
言い換えれば課題は「道しるべ」のようなもの。
ゴールだけ見て走るよりは、道しるべを頼りに1歩ずつ進んだほうが、早く終わるものです。
スケジュールを組む
課題がわかったら次にスケジュールを組みます。
スケジュールを組むときは、期日が決まっているなら逆算して組みます。
期日が決まっていない場合は、必要な工程を順番に並べていき、完了予定を上司に報告してください。
スケジュールを組むことで仕事の進捗状況を把握しやすくなります。
一人で難しければ人手を借りる
もし一人で仕事を進めることが難しければ、人手を借りてください。
人手を借りたいときは、上司に相談すればOKです。
もちろん、どのくらい人手が欲しいのかを明確にしておくこと。
ただ「忙しいから人を貸してください」では、上司も対応に困ってしまいます。
「○○という作業を進めるのに、〇日の間〇人の人を貸してください」
…のように、内容を明確にして依頼しましょう。
悩んだら即相談
仕事の進め方などで悩んだら、迷わず上司に相談します。
とくにわからない仕事を進めているときは、早め早めに報告してください。
なぜならわからない仕事では、些細なつまずきが大きな問題になるケースもあるからです。
また、こまめに報告することで、上司に安心感を与えることもできます。
ひたすら勉強する
分からない仕事を任されたときは、進んで勉強することも大切。
なぜなら「わからない」のは「知識がない」ことが原因だからです。
最低限の知識を得るだけなら、ネット検索でも対応できます。
少し突っ込んだ知識が欲しければ、専門書などを読んでもいいですよね。
少しでも予備知識があれば、仕事を理解するスピードが格段に速くなります。
「分からないから仕方がない」ではなく、「わからないから勉強する」ようにしてください。
同僚に聞く
もしその仕事を経験した同僚がいるのなら、話を聞くのも手です。
なぜなら話を聞くことで、仕事のイメージをつかむことができるから。
仕事のイメージをつかめれば、課題なども見つけやすくなります。
何より経験者の話は参考になるものです。
前例を探す
分からない仕事を全くのゼロから始めるのは、はっきり言って不可能です。
なのでネットでもなんでもいいので、前例を探してください。
もし前例がないのなら、似たような仕事の前例を探してもいいですよね。
また1つの前例だけではなく、複数の異なる前例を参考にする方法もあります。
とにかくわからない仕事をゼロから組み立てようとしても、時間がかかるだけでうまくいきません。
だからこそ、前例を探して参考にすることが大切です。
分からない仕事でも全力で取り組む
仕事を任されるのは、あなたが高い評価を受けているからです。
ましてやわからない仕事(未経験の仕事)を任せるのは、あなたなら自力で何とかするだろうと期待されている証拠。
なのでわからない仕事を任されたら、全力で取り組みましょう。
間違っても「なんでわからない仕事を任せるの?」とか、「ほかの仕事があるから無理!」とか思わないこと。
あなたならできると思って仕事を任せているわけですから、期待に応えられるように努力してください。
最後に
今回は以上です。
分からない仕事を任せるのは、あなたが信頼されている証拠です。
なので「わからないからいやだ!」と突っぱねるのではなく、全力で仕事に取り組んでください。
その仕事で結果を出せば、さらに評価が上がります。
この記事がわからない仕事を任されて悩んでいる方の、参考になれば幸いです。