40代で転職が決まらない理由はたった1つ。
- 相手のニーズに合致していない
これだけです。
確かに40代になると求人が少なくなり、求められる経歴もハイレベルになります。
書類を作るのにも時間がかかりますし、それ相応戦略も必要でしょう。
企業研究をしっかりと行うことも大切です。
ですが40代で転職先が決まらない根本的な理由たった1つだけ。
あなたの応募書類や面接での受け答えが、相手のニーズに合致していていないからです。
43歳がたった1週間で内定をもらえた理由
私は43歳で転職しました。
求人を探しに行ったハローワークでは、「40代の転職は厳しい、求人はほぼないと思ったほうがいい」とはっきり言われています。
ですが私は書類選考3社、面接1社で転職しています。
しかも面接の途中で「いつから来られるか」と聞かれ、その場で内定をもらいました。
「転職しよう」と決意してから内定をもらうまでの時間は1週間です。
つまり40代でも相手のニーズに合致すれば、意外とあっさり決まるものなのです。
ではどうやって相手のニーズに合わせるのか。
簡単です。
相手の立場に立って考えればいいだけです。
でもみんな「相手の立場で考える」ことが大切だとわかっています。
- 面接官の立場に立って考えましょう
- 相手のニーズに合わせましょう
そう教えてくれる人が大勢いるからです。
ではなぜ、あなたの転職先が決まらないのか。
それは、相手の立場に立って考えているつもりが、主観に沿って考えているからです。
相手の立場に立って考える…のが難しい理由
主観を捨てて「相手の立場に立って考える」ことは、想像しているよりも難しいものです。
なぜなら相手の立場に立って考えるときに、
- 自分が面接官ならどうするか
と考えるからです。
これではあなたが面接官になってしまいます。
当然、あなたが想像した面接官の判断基準は、「あなたの考え方」になりますよね
つまり相手の立場になっていないわけです。
この「自分が面接官なら……」という考え方がある限り、相手の立場に立って考えることはできません。
相手の立場に立って考えるのはほぼ不可能
身もふたもないことを言いますが、経験のない人が相手の立場に立って考えるのは、ほぼ不可能です。
どんなに「相手の立場で考えよう」と思っても必ず主観が入ります。
相手の立場に立つことが難しい例として、マクドナルドの従業員教育があります。
マクドナルドでは、お客様の立場に立って接客することを求めています。
とはいえお客様の立場に立って接客するのは、簡単なことではありません。
なので、最初は「自分がされてうれしいことをお客様にするように」と、教えます。
例えば
- 「冷たい水が欲しい」と言われた
- 「自分なら氷が入っていたほうが嬉しい」
- 「じゃあ氷水を出そう」
といった具合です。
ですが大抵の場合、良かれと思ってやってもお客様は迷惑に感じます。
つまり上記のプロセスを踏むことで、相手の立場に立って考え、行動することの危うさを教えるわけです。
そして最終的に、お客様の行動を見てやってほしいことを聞くことを教えます。
つまり、相手の立場に立って考えたつもりでも、自分で考えている限りそれは主観だということです。
主観が入る限り相手のニーズに合致することはありません。
相手のニーズと合致させる唯一の方法
相手のニーズと合致させる方法は簡単です。
第三者の手を借りればいいだけです。
例えばハローワークで相談すれば、応募書類の添削や面接対策を一緒に行ってくれます。
セミナーも定期的に開催されているので、その気があればいくらでも相談できます。
または転職エージェントを利用するのもありです。
転職エージェントは転職のプロですから、いくらでも相談に乗ってくれるでしょう。
どちらの方法をとるにしても、一人で「この会社のニーズは…」と考えるより、よほどいい結果が出ます。
もちろん相手任せではいけません。
あなたも自分なりにニーズを考えないとだめです。
先ほども言いましたが、相手の立場に立って考えるのはすごく難しい。
それは、ハローワークの相談員でも、転職エージェントの担当者でも同じです。
つまり、1人でニーズを考えるより、2人で考えたほうがいいよね、という話です。
手伝ってもらえるなら、家族や友人に相談してもいいかもしれません。
大切なのは1人で考えないこと。
2,3人で考えたほうが、よりニーズに合致しやすくなります。
転職は企業と求職者のマッチングの場
なぜこんなにニーズ、ニーズというのか。
それは、転職が企業と求職者をマッチングさせる場だからです。
言い方を変えれば恋愛のようなものです。
好きに人に対しては相手の好意を引き出すために、いろいろな努力をしますよね。
- 友達に好きなタイプを聞いてもらう。
- 髪型や服装を相手の好みに合わせる
- 話題についていけるように勉強する
誰でも一度は経験があるはずです。
転職活動も同じです。
- 企業に好かれるために、スキルや経験を相手の好みに合わせる。
- 質問に答えられるように、企業や業界を研究する。
- やり方がずれていないか、第三者に意見を求める。
根本的に相手に好かれないことには、転職先が決まりません。
つまり、相手のニーズに合わせてあなたをアピールすることが大切なのです。
40代で転職先が決まらないたった1つの理由
40代で転職先が決まらないのは、相手のニーズに合致していないからです。
そして相手のニーズに合致するには、第三者の意見を聞くのがベスト。
今うまくいっていないのなら、なおさら第三者の意見を求めましょう。
一人で悩み、行動していては、いつまでたってもうまくいきません。
ニーズと合致すれば、思っている以上にあっさりと、転職先が決まりますから。