やりたくない仕事を断るのは、わがままではありません。
どちらかといえば処世術です。
処世術は「巧みな世渡りの方法」のこと。
例えば、やりたくない仕事を断り、確実に結果が出せる仕事を引き受ける。
そして上司からの評価を獲得して出世を目指す!
というのも処世術。
やりたくない仕事を断り、余計なストレスをため込まないようにする。
というのも処世術です。
つまり、やりたくない仕事を断るのはわがままではない、ということ。
効率よく快適に仕事を進め、自分と会社に利益と結果をもたらすための、処世術なのです。
会社が期待するのは結果と利益
会社が従業員に期待するのは、満足のいく結果と利益です。
これが出せない従業員は、次第に立場が悪くなっていきます。
やりたくない仕事では結果が出ない
無理してやりたくない仕事をやっても、結果は出ません。
なぜならやりたくない仕事は、
- 嫌々取り組む
- 終わらせることが優先される
- 結果が二の次になる
……からです。
やりたくない仕事に全力で取り組める人はほとんどいません。
やりたくないことをやるのは、本当につらいからです。
なので、嫌々仕事に取り組むようになります。
そしてできるだけ早く解放されるために、とにかく終わらせることが優先されます。
つまり、やりたくない仕事では結果が出ないのです。
やりたくない仕事を断るのはお互いにメリットがある
結果が出ないからこそ、やりたくない仕事を断るのは会社にも、あなたにもメリットがあります。
会社は結果と利益を求めています。
ですが、やりたくない仕事を無理やりやらせても結果も、利益も出ません。
であれば、最初にやりたくない仕事を断り、力を発揮できる仕事を頑張ったほうが、会社のためにもなるわけです。
そしてあなたにとっても、力を発揮できる仕事は魅力的ですよね。
結果を出して会社から評価されれば、より一層仕事を頑張ろうと思えるはずです。
つまり、やりたくない仕事を断るのは、会社とあなた、お互いにメリットがあるからです。
やりたくない仕事を断るのは処世術
ここまで言えばわかりますよね。
やりたくない仕事を断るのは、世の中をうまくわたっていくための処世術です。
決してわがままではありません。
やりたくない仕事我慢してやらせても、会社にメリットはありません。
もちろんあなたにもメリットはありません。
むしろやりたくない仕事を断り、やりたい仕事で結果と利益を出したほうが、会社にもあなたにもプラスになるわけです。
だからやりたくない仕事を断るのは処世術なんです。
やりたくない仕事の断り方
ではやりたくない仕事をどうやって断ればいいのか。
一番簡単なのは「無理です」と断ること。
私はこの方法でよく仕事を断ります。
というのも、あまり回りくどく説明すると、お互いの雰囲気が悪くなるからです。
ストレートに感情を伝える。
これが一番手っ取り早く、確実に断る方法です。
……といっても、「無理です」なんて言えない方もいますよね。
なので、できるだけ穏便に断る方法を紹介します。
穏便に断る方法
穏便に仕事を断る方法は……
- まずお詫びする
- できない理由を伝える
- 再度お詫びする
……です。
まずこちらが悪くなくても一言「申し訳ございません」、あるいは「ごめんなさい」とお詫びします。
そしてできない理由を伝えましょう。
例えば「今は忙しくて手が回りません」とか「残業続きでとてもできません」とかですね。
最後にもう一度お詫びします。
「ご期待に沿えず申し訳ございません」とか「手伝えなくてごめんなさい」とかです。
本当は代替え案を出すとベストです。
「〇日からならできます」とかですね。
ただ今回は、やりたくない仕事を断る方法なので、代替え案は出しません。
代替え案を相手が承諾し、やりたくない仕事を任されても迷惑ですから!
断固としてできないことを伝え、あとはひたすら謝りましょう。
関連記事:やりたくない仕事を断るちょっとしたコツ
まとめ
ではまとめます。
まず、やりたくない仕事は断っていいです。
やりたい仕事で結果と利益が出せるなら、そのほうが会社の利益にもなります。
つまり、やりたくない仕事を断るのはわがままじゃなく、処世術なんです。
そしてやりたくない仕事を断るポイントは、はっきりと「無理です」ということ。
回りくどい言い方をするよりも、はっきり断ったほうが確実に断れます。
ただはっきりと言いにくい方は……
- まずお詫びする
- できない理由を伝える
- 再度お詫びする
……という手順で断ってもいいでしょう。
この断り方のポイントは、とにかく謝る、です。
別にあなたが悪いわけではありません。
ですが嫌な仕事を断るには、下手なことは言わず「できません。ごめんなさい」といったほうがいいんです。
やりたくない仕事を断るのはわがままじゃありません。
世の中をうまくわたっていくための処世術です。