- 引継ぎを受けたら予想外に仕事がきつそう
- 引継ぎの途中だけど後任を辞退したい
という悩みに答えます。
結論を言えば、引継ぎの途中で後任を辞退することはできます。
もちろん会社が認めれば、ですが。
また、引継ぎの途中で退職することもできます。
私は前任者が毎日22時過ぎまで残業。
日をまたぐことも、徹夜になることもある。
と言われた仕事を引き継ぎました。
そんな、きつすぎる仕事を引き継ぎ、後任をやめたい! と、思ったときにできることを紹介します。
引き継ぎの途中でも後任は断れる
引き継ぎの途中でも、後任を断ることはできます。
できますが、後任は会社命令です。
なので、ただ「いやだから」といっても、断ることはできないでしょう。
つまり後任を断るには、会社が納得する理由が必要だ、ということです。
断るときは言い方に注意する
引き継ぎの途中で後任を断るときは、言い方に注意してください。
間違っても「いやだから」「できないから」などと言ってはいけません。
「前任者から話を聞きいろいろ考えましたが、私の手には余るようです。申し訳ございませんが後任を辞退させてください」
テンプレですが、この言い方が一番無難です。
ポイントは、必ず前任者から話を聞き、手に余る部分を見つけておくこと。
先ほどの言い方で後任を断ると、間違いなく「何が手に余るんだ?」と聞かれます。
明確な回答ができなければ、「辞退する必要はない」と判断されるでしょう。
言い方も大切ですが、会社が納得する理由も必要です。
愚痴や悪口にならないように注意しつつ、相手が納得する理由を説明してください。
引き継ぎの途中で退職もできる
引継ぎの途中でも会社を辞めることはできます。
できますが、本当にやめるのであれば、できるだけ早く退職の意思を伝えてください。
退職の意思を伝えるのが遅くなるほど、会社や周りの人に迷惑が掛かります。
何しろ前任者は引継ぎが終わったら退職しますから。
退職の意思を伝えるのが遅れれば遅れるほど、「やっぱり私も辞めます」では、済まない話になってしまいます。
引継ぎの途中で退職を決意したら、できるだけ早く会社に伝えることが大切です。
引継ぎ後の業務改善を申し出る
後任を断る前に、業務の改善を申し出ることもできます。
引継ぎの途中で改善を申し出れば、引継ぎの内容そのものを変えることも可能です。
仕事の中身をしっかりと聞く
引継ぎの途中で改善を申し出るのなら、内容をしっかりと聞くようにしましょう。
そして改善すべきポイントと案をまとめます。
例えば、他部署の仕事を引き受けすぎているなら、担当するべき部署に仕事を戻す
明らかに人手が不足しているなら、人員の追加をお願いする
無駄な仕事が多ければ、手の空いている人に振り分けてもらう、などです。
改善を申し出るときのいい方は…
「業務量が多く私一人では対処できません。例えばこの仕事は○○部署が担当かと存じます。この機会に本来の場所へ仕事を戻せないでしょうか?」
……といった感じで言います。
引継ぎの途中で申し出れば、別の部署に仕事を戻しやすくなります。
「後任1人ではとても手が回らないから、この仕事はそっちでやってくれ」
といった具合に。
「無理だ。断ろう」の前に改善を考える
「この仕事の後任は無理だ。早めに断ろう」と思う前に、少しだけ改善も考えてみてください。
改善する余地があるのなら、上司に相談するのも手です。
「できません」と断るよりも、「こうしてくれればできます」のほうが上司も助かります。
それに、発想が前向きなのも評価されるでしょう。
なのでぜひ、後任を断る前に改善できないか、考えてみてください。
きつい仕事は断ったほうがいい
引継ぎだけで「これはきついな」と感じる仕事は、断ったほうが無難です。
実際にその業務を行っていないのに、「きつい」と感じるなら、その仕事はあなたに合っていません。
もし引き受けてしまうと、間違いなく仕事がつらいものになります。
そのうち仕事に行くことが嫌になり、1日でも早く辞めたいと考えるでしょう。
なので、たとえ引き継ぎの途中でも…。
いや、引継ぎの途中だからこそ、きついと感じる仕事は断るべきです。
それがあなたのためでもあり、会社のためでもあります。
我慢してきつい仕事を引き継ぐと、後々ものすごくつらくなりますよ。
最後に
引継ぎの途中でも後任を断ることはできます。
ただし後任は業務命令ですから、断るにはそれ相応の理由が必要です。
なので、前任者の話をよく聞いて、何が無理なのかを説明できるようにしましょう。
そして断るにしろ辞めるにしろ、早めに会社へ伝えてください
出ないと、会社は2度引継ぎを行うことになります。
下手をすると前任者不在での引継ぎになる可能性もあるわけです。
こうなると会社に大きな迷惑をかけることになります。
迷惑を最低限に抑えるためにも、後任を辞退するときは早めに会社に伝えてください。