「フリーターは職歴にならない」
もしこれが事実なら、フリーターから正社員を目指すのは、かなり困難になります。
履歴書の職歴にアルバイトが書けません。
ということは、空白期間がいきなり長くなってしまうのです。
でも少しだけ考えてください。
「フリーターは職歴にならない」だけで、履歴書に書いてはいけないとは、誰も言っていないのです。
またフリーターは職歴になりにくいだけで、絶対にならないわけではないんですよ。
そこら辺をちょっとだけ詳しく説明しますね。
フリーターが職歴にならない理由
フリーター…というかアルバイトが職歴にならないのは、比較的簡単な仕事を行っているからです。
アルバイトの仕事は数日の教育で覚えられる程度のもの。
さらに難易度の高い仕事を教えてもらえることもありません。
つまり入社して数日と数年務めているアルバイトを比べても、大した差がないわけです。
だから職歴になりません。
働いていた証明にはなる
ただし、職歴にならないだけで働いていた証明にはなります。
例えば正社員をやめた後、次の仕事が見つかるまでの期間をアルバイトでつないだ場合。
アルバイトの期間を履歴書に書かなければ、丸まる空白期間になってしまいます。
空白期間が長ければ長いほど、就職では不利になるものです。
でもアルバイトを職歴として書けば、少なくとも働いていた証明になりますよね。
例えば1年の空白期間がある人と、1年間アルバイトをしていた人。
余白に「アルバイトをしながら転職活動を行う」とでも書けば、印象が大きく変わってきます。
つまり職歴にはならないけど働いていた証明にはなるわけです。
フリーターを職歴にする方法
フリーターを職歴としてみてもらうには、仕事内容をきちんと書くことがポイントです。
例えば経験が必要なアルバイトをしていた場合は、その旨を必ず書きます。
リーダー的な立場でアルバイトをしていた場合も書いてください。
ただ「○○でアルバイト」と書けば、普通のアルバイトをしていたと判断されます。
これだとあまりにも勿体ないですよね。
ですが「○○でアルバイト。バイトリーダーとして新人の教育を担う」と書いたらどうでしょう。
あるいは「バイトリーダーとして、新人教育、シフト作成、面接の立ち合いなどを行う」と書いたら?
「責任のある仕事を任されていたんだな」と思いますよね。
フリーターを職歴としてみてもらうには、どんな仕事を行っていたのかをきちんと書いてください。
提出先によってはかけないことも……
履歴書の提出先によっては、フリーターなど非正規の仕事を書くな、ということもあります。
この場合はどうしようもないので、フリーターを職歴に書くのはやめましょう。
まとめ
フリーターは職歴になりません。
ですがアピールするべきところをきちんとアピールすれば、職歴としてみてもらえます。
なのでただ「アルバイト」と書くのではなく、どんな仕事を任されていたのかを明確に書いてください。
もちろん、誰でもできる仕事を書いても意味はありません。
「レジ打ちに従事」と書いても、「ふ~ん」と思われるだけです。
つまり職歴としてみてもらうには、ある程度責任のある仕事を任されていることが、最低条件になります。
それさえ満たせば、フリーターでも職歴としてみてもらえるでしょう。