小数点の割り算のやり方、教え方。

娘の授業参観に行ってきました。授業内容は「小数点の割り算」のやり方。

教室に着くと、落ち着かない様子できょろきょろ後ろを見まわす娘を発見!

私を見つけるとうれしそうにほほ笑む! ことはなく、複雑そうな顔を見せて前をむく。そして授業中ずっと隣の男の子とのおしゃべりを楽しんでいました。

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少数の割り算

すごく久しぶりの小学校の授業。子供の頃どうやって教わったかほとんど、と言うかまるっきり覚えていませんが、なんか懐かしくて面白かった。

少数の割り算って覚えていますか?

100÷0.5=□

先生はこう教えていました。

割る方の少数を自然数にするのに必要なだけ小数点を右に動かす。そして割られる方の数も、同じ数だけ小数点を右に動かすように。と。

自然数とは一言も言っていませんでしたが・・・。

100÷0.5 →小数点を移動→ 1000÷5=200

そう言えばそう教わったな~。と思いながらちょっとした疑問が浮かんでくる。

なんで小数点を移動させるの?

なんで小数点を勝手に移動していいの?

なんでだっけ?

不思議に思ったのでかすかな記憶をたどってみると・・・。

思いだしました。少数の割り算は割る数が自然数になるまで小数点を右に移動させる。そう教わっただけで理由までは教わったことがないんですね。

計算する方法は教わったけど、その理由は教わっていない。なんかすごく複雑な気持ち。

ま、知らなくても計算は出来るので、困ることはありませんが、やっぱり気になります。

いまさらだけど小数点を移動出来る理由

理由を説明するにはまず、300÷0.6を分数にします。

300÷0.6 = 300/0.6

小数点を右に動かすと言うことは、この分数にある数を掛けて分母を自然数にすることと同じこと。もちろん、ある数を掛けても全体の値は変わらないようにする必要があります。

どんな数を掛けるのか?

それは1に等しい分数です。1を掛けても、掛けられた数の大きさは変わりませんよね。

そして分子と分母が同じ数であればすべて1に等しい。1/1でも12/12でも10/10でも0.1/0.1でもすべて1と等しい値です。

この計算の場合、分母の小数点を右に1つ動かすには分母に10を掛ける必要がある。だから10/10という分数を掛けます。

300/0.6 ×10/10=3000/6

こうすると10/10は1と同じなので300/0.6の大きさ自体は変わりませんが、割る方の数、つまり分母が整数である分数に変わっています。

つまり 300÷0.6 を 3000÷6 にしたんです。

少数で割る割り算なら、必ずこれと同じ操作ができます。

これが、小数点を右側に移動出来る理由と言うか、方法です。

さいごに

久しぶりに授業を受けた気がして、なんか得した気分です。

授業参観も楽しいですね!

授業参観で1人の男の子が解らないことでも積極的に手を挙げて答えているのがすごく印象的でした。

秀才そうな男の子も1人いましたね。発言を聞いているとこの子は頭がいいんだろうな~と感じる、大人びていると言いますか。そんな感じの子。

軽く間違えていましたけど。

将来は明るいぞ。みんながんばれ!

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