
私の周りにいる「忙しい人」には共通点があります。
それは「仕事を人に任せられない」「そもそも仕事好き」「優先順位が付けられない」「断ることを知らない」です。
そして「人の意見に耳を貸さない」人が多い。
少しやり方を変えればもっと早く終わるのにな。そんな風に思うことも多くあります。
関連記事:仕事をスムーズに進める15個の知恵
仕事を人に任せられない
他人を信用できない人。こういった人はひたすら仕事を1人で抱え込む傾向があるみたいです。
ひどい時には他部署の仕事まで手を出すようになって、自分が受けた仕事は最初から最後まで自分の手でやらないと気が済まない。
「誰かにやってもらえば?」と言えば、あからさまに機嫌が悪くなる。
「何か問題があったら俺の責任だから」ともっともらしいことをいって、とにかく全部自分でやりたがる人。
他部署の仕事でも何でもかんでも自分でやろうとするその姿を見て、
「じつは暇なんじゃないの?」
そう突っ込んだらと本気で怒りだしましたので、言わないようにしましょう。
責任感があると言えば聞こえはいいですが、本来の仕事がおろそかになっては本末転倒です。任せられる部分は任せるようにするべきです。
優先順位をつけられない
優先順位をつけられないと、ひたすら仕事と時間に追われることになります。
電話でお願いされれば最優先で対応して、急ぎだからと言われればそれも最優先。こっちも急ぎだあっちも急ぎだ、さぁ本当はどれが急ぎだと訳が分からなくなってきて、結局全部中途半端でなにも終わらない。
挙句の果てにまだかまだかと皆にあおられ、半分泣きながら一生懸命やるけれど、これは至急だあれは緊急だそれは特急だと、どんな言葉遊びかと突っ込みたくなる状態。
本当に急ぎの仕事ってあまり無いんですけどね。
どうしても急がないといけない仕事は、「急ぎになった理由」が必ずあるはずです。
仕事の期限や難易度で優先順位はきちんと付けて、自分の能力を超えた短期対応は受けないようにすれば、余裕を持って対応出来るのではないでしょうか。
関連記事:仕事の優先順位の付け方。優先順位がつけられない人へ
断ることを知らない
「ノーと言えない日本人」
そんな言葉もありますよね。
一度お客さんに対して「御社のご要望には添えません」と言ったら上司にこっぴどく怒られたことがあります。
「そんなストレートに言うんじゃない。普段なら出来るんですが今だとちょっと難しいかもしれません。とかもっと遠まわしにソフトに言え!」そう言われました。今でもよく覚えています。納得は全くしていませんが。
「その仕事は普段なら問題なく出来るんですけどね。今はちょっと忙しくて難しいかもしれませんね。え?どうすれば出来るのか?そうですね。もう少し余裕をもらえれば。え?余裕ってなんだですか?えーと、後2,3日あれば。はい?2.3日あればいいのか?それが今は忙しくて。つまりどういうことかって?ですから難しいかも・・・・。」
遠まわしとかすごく面倒くさい。
はっきり断ることは相手のためでもあります。遠まわしに言って期待を持たせてしまってはかえって失礼です。
相手にも期限があります。「出来ないものは出来ない。」そう言えば他を検討することもできますよね。
中途半端な回答で期待を持たせてしまっては、お互いにどうにもならなくなる可能性もありますから「出来ないものは出来ない」はっきりと伝えることも時には必要です。
関連記事:仕事の無茶ぶりが嫌で辞めたい!そんな時に試してほしいこと
そもそも仕事好き
度を超すと危険です。忙しいのは解りますが、働くときは働く!休む時は休む!メリハリをつけましょう。
くれぐれも「仕事中毒」にならないように。気をつけてください。
あまりに忙しければ仕事を変える
故意に忙しくしているのであれば、まったく問題はない(とも言い切れませんが…。)のですが、もし具合が悪くなるほど忙しいのなら、そして、周りに相談しても解決しないのなら、転職も視野に入れてください。
忙しすぎる
暇しているよりは全然幸せだと思います。ですが、忙しすぎるのも問題です。
仕事は仕事、遊びは遊び、メリハリをつけないと気がついたら定年だったなんてこともあり得ます。
20代後半から30代半ばにかけて、残業をして必死に働いている人をかっこいいなと思っていた時期がありました。
そして私も夜遅くまで働き、徹夜をしたり休みなしで働いたこともあります。
その結果思ったこと。
「疲れた・・・。」
当たり前ですが、仕事仕事仕事で毎日過ぎていくと、残っているのは仕事だけです。そのまま定年になって仕事が無くなったらどうなるんでしょう。
忙しいなら少しでも空き時間を作るように働くべきです。明日は無理でも1ヶ月後には空き時間が出来るように工夫するべきです。
ちょっとした工夫で驚くほど空き時間が作れたりします。そして空いた時間の分、早く家に帰って本を読んだり家族と過ごしたりしたらどうでしょうか?
本当に大切なものは何なのか。また違った視点で見ることが出来るかもしれません。