- 仕事は好きだけど上司は嫌い
この状態で仕事を辞めるのは、かなり勇気が必要です。
仕事に不満がないわけですから。
できれば上司にいなくなってもらうか、ほかの人に代わってもらえると嬉しい。
ですが、そうはいかないのが会社という組織。
不思議なもので、嫌いな上司ほどいつまでも上司として君臨し続けます。
本当に迷惑な話ですが、これが現実です。
つまり、仕事は好きだけど上司が嫌いという環境で、仕事を続けられるかどうかは上司次第、なんですよね。
仕事を辞めるかどうかは上司次第
仕事は好きだけど上司は嫌い。
この環境で仕事を続けるかどうかは、あなたがどこまで我慢できるかです。
つまり上司次第なんです。
上司が職場環境を左右する
よくも悪くも上司が職場の環境を変えます。
以前私が働いていた職場の工場長は、冗談ではなくてみんなから嫌われていました。
というのも…
- 朝礼で個人攻撃をする
- 青年の主張のようなお説教が好き
- 驚くほど仕事ができない
- 適当でもなんとかなると思っている
…という方だったのです。
なので「こんな奴にはついていけない」という人が続出して、あっという間に10人辞めました。
その状況に会社もやばいと思ったのでしょう、すぐに変わりの工場長が来ました。
すると……職場の環境がもとに戻り、退職する人も文句を言う人もいなくなったのです。
良くも悪くも上司によって極端に環境が変わります。
つまり、職場の環境を左右するのは上司次第だってことです。
我慢できるレベルなら続けたほうがいい
さて本題ですが、今の上司が作る職場の環境で我慢できるなら、仕事を続けるべきです。
仕事は好きなんですから、上司を理由に辞める必要はありません。
ただし、今の環境に我慢できるなら、です。
我慢といっても、無理やり我慢するのはだめですよ。
上司は嫌いだけど我慢できないほどじゃない。
このくらいなら好きな仕事を頑張りたい!
そう思うなら、仕事を続けたほうがいいです。
最低な上司なら辞めたほうがいい
もし上司が最低でとても我慢できないなら、やめたほうがいいです。
というもの、無理やり我慢すると精神的につらくなり、最悪の場合病気になってしまうからです。
先ほど紹介した最低な工場長がいい例ですね。
部下の気持ちを考えず自分のことを優先する。
その結果、工場のあちこちで怒声や罵声が聞こえました。
そんな環境で働いていたら、心が病んでしまうのもわかりますよね。
そしてつらい環境を我慢すると、やっぱり心を病んでしまいます。
なので、上司が嫌いでとても我慢できないのなら、仕事をやめたほうがましなんです。
上司を異動させるためにできること
好きな仕事だから働き続けたい。
あの上司さえいなければ…。
そう思うなら、上司を異動させる方法もあります。
ただし、あなたが無傷でできるわけではありません。
辞める覚悟を持って行動する
上司を異動させようと思うなら、あなたも仕事をやめる覚悟を持ちましょう。
誰かを攻撃すれば、必ず自分に跳ね返ってきます。
攻撃する対象が上司なら、間違いなく跳ね返ってくると思ったほうがいいです。
なので、上司を異動させるために行動するなら、まず退職する覚悟を持つこと。
できれば求人情報などを集め、退職した後の準備をしてください。
行き当たりばったりで人を追い出そうとは、しないでくださいね。
上司の上司に訴える
さて、退職する覚悟が出来たら行動に移します。
まずは上司の上司に、最低な上司の行動を訴えましょう。
できれば上司に日ごろの行いを、日記か何かに残しておくといいですね。
証拠となるものがあれば、訴えも通りやすくなります。
また、上司を放置した場合のデメリットも報告してください。
ただ「あの上司が嫌いです」では、上司の上司もどうしていいのかわかりません。
きちんと内容をまとめる。
聞いた側が納得できる資料を用意する。
このくらいのことをやってから、訴えるようにしましょう。
人事部に訴える
人事部に直接訴える方法もあります。
というのも本来人事部は、会社内の人事や労務の問題を解決する部署だからです。
なので、嫌いな上司のふるまいで精神的な苦痛を受けているのなら、ぜひ相談しましょう。
その時に証拠となる日記があると、状況が把握しやすくなります。
上司の上司に相談するより、人事のほうが対応が早いかもしれません。
日記は渡しちゃいけない
最後に注意点です。
証拠として便利な日記ですが、絶対に会社に渡してはいけません。
もし戻ってこなかったら、大切な証拠がなくなってしまいます。
渡すならコピーを用意しておきましょう。
後悔しない選択を
仕事は好きだけど上司が嫌いなら、まずは現状に耐えられるかどうかを考えてください。
もし耐えられるなら、好きな仕事を辞める必要はありません。
ですがとても耐えられない……
例えば仕事に行こうと思うと涙が出る、急に体重が増えた、夜眠れないなどの症状がある。
上司のことを考えただけで鼓動が早くなるなど。
……という状態なら、早めに退職するべきです。
ただやめる覚悟があるのなら、人事などに訴えるのも方法のひとつ。
訴えることで状況が変わることがあります。
最近はハラスメントへの目が厳しくなっていますから、なおさら効果が期待できます。
といっても、訴えたことで立場が悪くなることもあります。
こればかりは会社の風潮によるので何とも言えません。
なので訴えるときは、会社を辞める覚悟を持ち、最低限の準備をしておきましょう。