「悩むことは時間の無駄」だと言われるけど、なぜ時間の無駄なのでしょう。
その理由は次の4つ。
- 悩んでも解決しない
- 起きたことはやり直せない
- 未来に悩んでも意味がない
- 「考える」と「悩む」は違う
この記事では4つの理由を中心に、悩むことがなぜ時間の無駄なのかを考えています。
悩んでも解決しない
時間を使って悩んでも、解決しないことがあります。
たとえば「天気」や「災害」などです。
「明日雨が降ったらどうしよう」と悩んでも、自分ではどうすることもできません。
「もしも寝ている間に地震がきたら」と言う悩みも同じです。
悩んだところで、雨を晴れにすることはできませんし、地震を止めることはできません。
もし今自分ではどうしにもできないことで悩んでいるのなら、悩みの原因を考えることが大切です。
「明日雨が降ったらどうしよう」→「なぜ雨だと困るのか」→「遊びに行けなくなる」→「雨でも遊べる別案を考える」
悩みの根本的な原因を考え、解決策を探せば、無駄に悩む必要もなくなります。
起きたことはやり直せない
「覆水盆に返らず」ということわざがあるように、過ぎた時間は戻すことができません。
でも「起きてしまったこと」に対する悩みは多いものです。
たとえばミスをすると、「なぜミスをしたのだろう」と悩みます。
「時間が戻ればいい」とか「あれはきっと夢だ」と現実から目を背け、悩んだことはあるはずです。
過ぎた時間が戻らないように、起きてしまったことはやり直せません。
どんなに時間をかけて悩んでも、何の解決にもならないのです。
それであれば反省し、失敗から学んで工夫するか、忘れる努力をしてください。
まだ起きていないことを悩んでも仕方がない
まだ起きていない未来のことを悩んでも、何の解決にもなりません。
- この仕事で失敗したらどうしよう
- 告白して振られたらどうしよう
やってもいないことを悩んでも、答えは永遠に出ませんよね。
未来は悩んでもどうにもなりませんが、いま努力することで変えることはできます。
それなら、「失敗したらどうしよう」と悩むよりも、「成功するためにどうするべきか」を考えるべきです。
まだ起きていない未来のことを悩むのは、時間の無駄でしかありません。
「考える」と「悩む」は違う
「考える」と「悩む」は違います。
ですが悩んでいる人は、得てして自分は考えていると思うものです。
考えるとは
知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせる。
関係する事柄や事情について、あれこれと思いをめぐらす。
工夫する。工夫してつくり出す。
引用:コトバンク
一方悩むとは
結論が出せなくて苦しむ。思いわずらう。
肉体的な苦痛で苦しむ。病む。
動作の進行がうまくいかなくて苦しむ。
引用:コトバンク
つまり考えるとは、「結論」を出すために行うことで、悩むとは、結論が出せず思考停止に陥っていることです。
そのため一度悩むと、どんなに思考を巡らせても結論に達することができず、時間だけが過ぎていきます。
使える時間は「今」しかない
過ぎてしまったことに悩んでも、やり直すことはできません。
未来に悩んでも、結論はでないでしょう。
一つだけ間違いないのは、過ぎた時間を取り戻すことは絶対にできないということです。
悩みは必ずありますし、悩まない人はいないでしょう。
でも長い時間悩むのは、時間の無駄です。
悩む時間があるのなら気持ちを切り替えて、行動に移すべきです。
行動してみれば「そんなに深く悩む必要はなかった」ということも、多いものです