
仕事が辛い。
異動したい!
そう思うなら行動しましょう。
1人で悩んでいても、誰も何もしてくれません。
仕事が辛い…。
という思いだけが膨らんで、いつか壊れてしまいます。
そこでこの記事では、異動したいと思ったときにやるべきことを紹介。
ポイントは3つ。
1,闇雲に異動を希望しない
2,人事部より上司に相談
3.最悪転職も視野に入れる
では、ひとつずつ話していきますね。
やみくもに異動を希望しても無駄
まず、何のプランもなく異動を希望しても無駄だということ。
なので、異動後のことまで考えてから、行動するようにしましょう。
なぜ、やみくもに異動を希望しても無駄なのか。
これは、話を聞く立場に立てばわかるはずです。
仕事が辛いが理由だと、話がややこしくなる
仮にあなたが人事だとします。
ある日社員から「仕事がつらいんです。だから異動させてください」と相談されたら、どうしますか?
異動させる前に、背景を探りませんか?
仕事の何がつらいのか。
どうして異動したいのか。
そういった情報を、関係者へのヒアリングなどから集めていくはずです。
つまり、この部署の誰かが辛くて異動したいと言っている、ということが周りに伝わるわけです。
これ、かなり面倒くさくないですか?
「仕事が辛い」を理由に異動を希望すると、話が別の方向に進みます。
つまり、ややこしくなるんです。
仕事が辛いという相談をしてもいい
仕事が辛いという相談を、人事にするのは間違っていません。
人事は社員の相談を受ける部署ですから、大いに相談してください。
相談するときは、何がつらいのか、どうしてほしいのかを明確に伝えること。
あなたの意志がわからないと、人事も動くことができません。
その結果、異動を希望してもいいと思います。
ただ、話がややこしくなる覚悟は、しておいてください。
将来のビジョンが大切
異動を希望するときは、将来をしっかりと考えておくことが大切。
つまり、異動を希望する理由を考える、という意味です。
よくある理由は、キャリアアップのためですね。
商品についてより深い知識を得るために、開発に異動したいとか。
工場で現場について学びたい、とか。
そして将来は、現場の工程を踏まえた提案ができる営業になりたい。
開発の視点から市場のニーズを集められる営業になりたい。
こんなイメージです。
将来どうなりたいのかを明確に説明できれば、異動への説得力も高くなります。
会社の利益を考える
異動の希望で最も大切なことは、会社の利益を考えること。
将来こういった人材になることで、こういう方法で会社の利益に貢献します。
この流れを明確にイメージして、考えてください。
営業が嫌だから経理になりたい。
定時退社したいから工場がいい。
こういった、自分本位な移動理由はたいてい却下されます。
将来のビジョンを踏まえ、どうやって会社の利益に貢献するのか。
ここまで考えて異動を希望することが大切です。
早く異動したいなら、なおさら会社のことを考える
仕事が辛いと感じているなら、1日でも早く移動したいと思うことでしょう。
だからこそ「仕事が辛いんです!」と、言いたくなりますよね。
でも、考えてみてください。
会社が希望を聞いてあげたいと思うのは、どちらでしょうか?
・仕事が辛いから異動したい
・会社の利益に貢献したいから異動したい
間違いなく後者です。
利益を考えてくれるなら、希望通しにしてやろうと思うのが、会社という組織。
つまり、個人の感情より会社の存続のほうが大切だ、ということです。
なので、1日でも早く異動したいのなら、会社の利益になる理由を話しましょう。
人事より上司に相談する
異動を希望するときに、人事へ直接相談してはいけません。
必ず直属の上司に相談してください。
上司を無視するとややこしくなる
上司を無視して人事に掛け合うと、必ず話がややこしくなります。
あなたの行動が上司のメンツを潰してしまうからです。
仮にあなたが上司だとしましょう。
もし部下が、あなたに何の相談もなく、人事に異動を希望していたら?
そしてその話を、人事から聞いたらどう思いますか?
そうだったんだ。
そう思いますか?
いやいや。
ほとんどの上司が、「俺を無視しやがって」と思います。
そういうものです。
上司を無視して行動すると、異動の話そのものを消される可能性が出てきます。
つまりややこしくなるんです。
なので、必ず上司に話を通してください。
上司が対応してくれないなら人事へ相談
もし上司に相談しても、何もしてくれないなら話は別です。
直接人事に異動を希望しましょう。
その時の理由は、こんな感じです。
上司に何度か相談しましたが、対応してもらえません。
私としては、キャリアアップのためにチャレンジしたいんです!
もっと自分の力を生かしたい。
そして会社に貢献したい。
そんな気持ちを前面に出して相談すれば、悪いようにはなりません。
上司に相談しても何もしてくれない。
であれば、直接人事へ相談しましょう。
最悪転職も視野に入れる
異動の希望が100%叶うことはありません。
適性がないなどの理由で、却下されることもあります。
仮に希望が通っても、希望する部署の欠員が出るまで待たされることも。
つまり、絶対に異動できるという保証は、どこにもないのです。
なので、仕事が辛くて耐えられないのなら、転職も視野に入れて行動しましょう。
プロに相談する
今回のケースでは、異動が本命で転職は保険になります。
なので、在職中の転職活動が基本です。
だからこそ、必ずプロに相談してください。
なぜなら転職活動で手間のかかる、求人探しや面接の段取りを、代わりにやってくれるからです。
仕事に影響が出ない日時を探して、面接の段取りを組む。
これ、かなり面倒ですし、難しいんですよ。
相手先の都合もありますし。
ここをプロが代わりにやってくれるだけでも、気持ちに余裕ができます。
なので、異動を本命として動くなら、転職はプロに相談しましょう。
最後に
最後に大切なポイントを振り返ります。
まず、「仕事が辛い」ことを理由に異動を希望しないこと。
話が別の方向にそれてしまい、ややこしくなります。
次に、将来のビジョンと利益への貢献方法をしっかりと考えること。
ここが明確だと、希望がかないやすくなります。
最後に、異動の希望は上司にすること。
上司を無視すると、異動の話を潰されることもあります。
そして大切なのが、転職も視野に入れて動くこと。
異動は希望しただけでは叶いません。
異動先の人員の都合。
会社の考えなど、様々な人の思惑が一致しないとダメなんです。
もし移動できなかった時のことも考えて、転職も並行して進めましょう。
ゴールは辛い仕事から離れること。
であれば、異動と転職両方動いたほうが、成功しやすくなりますよ。