会社の数字は社員に開示しないとダメ

会社の数字は社員に開示しないとダメです。
なぜなら社員が、売上や利益を考えなくなるから。

ついでに言えば、何のために仕事をしているのかが、あやふやになります。

今、私が勤めている会社が、数字をきちんと開示しないんですよね。

月の売上目標がどこにあるのかわからない。
毎月の売上がいくらなのかわからない。

口頭で報告することもありません。

つまり、社員は売上を全く知らないわけです。

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判断基準が個人の感覚になる

社員が売上を知らないことで、一番困るのが判断基準。

つまり、その仕事をやるかどうか。
やるとしたら、社内なのが外注なのか。

この判断基準が、個人の感覚になるんです。

今忙しいから…とか。
それは難しいから…とか。

感覚でやるかやらないかを決めようとします。

感覚…ですよ?

本来なら、目標の進捗状況とか。
案件の売上金額とか。

数字を見て判断するべきなんですよ。

でも、その数字がないから、頼れるのは個人の感覚だけ。

これ、おかしいですよね?

数字で話すことは一切ない

仕事なら数字で話すべきです。
個人の感覚で判断するなんて、ありえません。

例えば今月の売上目標が2,500万円なら。

現在の売上。
不足している金額。

この2つベースにして、工場と交渉するべきですよね。

この仕事をやれば目標をクリアできるとか。
少なくとも赤字は回避できるとか。

でも、そういった話は一切出ない。

なぜなら、誰も数字を知らないから。

赤字なのか黒字なのか、誰も把握していないから。

知らない数字を使わないのは、まぁ当たり前の話です。

キャパが分からなくなる

盲点だったのが、数字がわからないとキャパもわからなくなること。
何でもかんでも受注してしまうんです。

いまいくら分の仕事を受けているのか。
この量の仕事を自社でこなせるのか。

それがわからない。

赤字なのか黒字なのかもよくわからないから、とにかく仕事を詰め込もうとする。

で、工場のキャパを超え始めると、慌てて外注に依頼し始める。
その結果仕入れ値が高くなり、利益がどんどん減っていく…。

こんな感じです。

それも個人の感覚だから、外注に出したら社内が暇になったとか。
できると思ったら、思いっきり残業が増えたとか…。

数字がないから目安もない。
だから感覚に頼ってしまうんですよね。

売上への関心がなくなる

数字を開示しないでいると、社員の売上への関心が低くなります。

その仕事がいくらなのか。
どのくらいの利益ができるか。

こういったことを考えなくなるんです。

忙しいかどうかで判断し始める

数字を知らない社員が会社の状態を判断するとき、何を基準にするか知っていますか?

実は…。
今自分が忙しいかどうかで、儲かっているかどうかを判断するんです。

これは、備品を買ってほしいと言われたときに気が付いたこと。

売上が良くないから買えないことを伝えると、こういわれました。

「毎日忙しいから、儲かっているんじゃないんですか?」と

会社の数字を見ている方ならわかると思うのですが、忙しくても赤字って普通にありますよね。
逆に暇なのに黒字ってことも。

忙しい=儲かっている

これって間違っているんですよ。

でも数字がわからないと、忙しさで判断し始めるんです。

赤字でも関係ない

毎月の売上がわからないから、赤字になっても焦りません。
それどころか、自分には関係ないとさえ思っています。

数字を伝えませんから。
突然赤字だといわれても、ピンとこないんでしょうね。

そもそも売上を伸ばすために働いていないんです。
数字を知りませんから。

言われたことを言われたとおりにやっているだけ。
その結果赤字なら、経営側が悪いんでしょうと…。

赤字になっても関係ない。
そう思うようになってしまうんです。

改善できたのかわからない

これも問題なんですが…。

数字がわからないと、何をやっても結果が出たのかどうかわかりません。

例えば在庫削減を目指したとしても、そもそも在庫がどのくらいあるのか。
努力した結果、どの程度減ったのかがわからないわけです。

業務改善もそうですよね。

導線を変えたり、作業内容を工夫したり。
いろいろやってはいるけど、結果が出ているのかどうかがわからない。

これが続くとどうなると思いますか?

そうです、やる気がなくなるんです。

努力しても結果がわからないわけですから、やる意味がありませんよね。

数字は開示しないとダメ

数字を開示しない会社に行って、やっと気が付きました。
社員には数字を開示しないとダメです。

数字がわからないと、働く理由がわからなくなります。
努力しても結果が出ているのかどうか、わからないんです。

今受けている仕事の売上がいくらなのか。
今月の目標は達成できたのか。

これが全く分からない。

こんな状態が続くと、社員はやる気をなくしていきます。
そして、言われたことをやるだけになってしまうんです。

だから、社員には数字を開示しないとダメ。

数字を開示しないと、利益を考えて働く社員が育たなくなりますよ。

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