
自分で売っている商品の、工数くらい知っとけ!
とは思うんだけど。
これさ、意外と知らない営業が多いんだよね。
そもそもどうやって作っているのかさえ知らないことさえある。
でね。
そんな状態で、どうやって売っているのか、すごく疑問に思うわけです。
作り方を知らないんだよ。
どのくらい時間がかかるのかも知らないんだよ。
なのに、売っている。
冷静に考えると、おかしな話ですよね。
工数くらい知らないとダメ
自分で売っている商品の、工数くらいは知っていないとだめです。
なぜなら、納期の話ができないから。
仮に話せたとしても、その納期が適当になるから。
信用を失う
自分に置き換えて考えてください。
営業から提示された納期が、1週間後に変わったらどう思いますか?
あるいは。
聞いていた納期と実際の納期が全然違ったら?
その営業の言葉を、信じられなくなりますよね。
つまり、工数を知らないとお客さんの信用を失うんです。
工数は聞けばわかる
でね。
これがそもそもの問題なんですが。
工数って、聞けばわかるんです。
ましてや自社商品でしょ。
そんなもん、電話すればすぐに教えてくれます。
つまり、工数を知らない営業は、最低限の調査もしていないってこと。
ま、言い方を変えれば、アホってことです。
聞けばわかることを聞かない。
でも、お客さんには適当に伝えている。
これ、マジでアホでしょ。
言えば何とかなる?
自社製品の工数を知らない営業にありがちな考え方が、言えば何とかなる、というもの。
急ぎだから
お客さんの要望だから
そういえば工場が動くと思っているわけです。
だから!
工数を知ろうとしない。
こっちで納期を決めれば、間に合わせてくれるんでしょ。
くらいのスタンスでいます。
でもね。
それって、相当甘い考え方ですからね。
工場は営業の味方じゃない
これ、多くの営業が誤解していることです。
というのは、工場は営業の味方じゃないってこと。
営業が言えばやってくれる、というものでもないんです。
たいていは、生産管理がうまくコントロールして、納期を間に合わせているだけに過ぎない。
つまり、営業の言葉とかどうでもいいんです。
というか、営業の存在自体どうでもよかったりします。
わかりますか?
営業が適当に言った納期に間に合うのは、生産管理が協力してくれるから。
工場が協力してくれるわけじゃ、ないんですよ。
工数くらい調べろ!
では本題です。
売り上げを伸ばしたいなら、自社製品の工数くらい調べましょう。
電話1本で終わる話です。
時間にして10分弱。
大した手間じゃありません。
そのくらい調べましょうよ。
工数を知っている営業は本当に少ない
これね。
生産管理をやっていて思うんです。
本当に。
本当に工数を知っている営業って、全然いないんだなと。
例えば。
出図まで1週間。
材料手配で2週間。
加工で1週間。
プラス、塗装と出荷準備で、トータル1か月かかる部品があります。
この部品の納期を、平気で1週間後とかにするんですよ。
もうね。
呆れますよね。
工数くらい調べろよって、思うわけです。
短縮依頼とかマジでうざい
でね。
とても間に合わないから、1か月後で納期を回答するわけです。
すると…。
お客さんの都合で〇日までに必要です。
短縮をお願いします。
とかいうメールが来るんですよ。
これさ、知らねーよって話でしょ?
そもそもできない日程を言ってきたのは営業ですから。
短縮もくそもない。
できないんだからね。
工数を知っていれば迷惑が減る
こういう迷惑を減らすためにも、工数は知っておくべきなんです。
工数を知っていれば、お客さんに話せるんですよ。
それをやるなら、このくらい時間がかかります、って。
それを知らないから、納期がおかしなことになる。
で、自分のメンツを保つために「お客さんが言っています」とかいう言葉を使わないといけない。
はっきり言いますが、ばれていますからね。
お前が適当なことを言ったんだろ! って。
お客さんは工数を知らない
当たり前の話です。
お客さんは、商品ができるまでの工数を知らないんです。
なのに納期を指定してくる。
そのくらい作れると聞いたといって、納期を切ってくるんですよね。
これってさ、営業が適当なことを言ったからだよね。
ほかにお客さんが納期を知る手段なんてないんだから。
それなのに、自分のミスを棚に上げて「お客さんが言っています」とか、マジであほなのかって思うよ。
バレバレだからね。
だって、お客さんは工数を知らないんだもん。
自分が売る商品の工数くらい知っておくべき
ということで結論。
自分が売る商品の工数くらい知っておきましょう。
これを知らないと、お客さんに迷惑が掛かります。
それどころか、生産者にも迷惑が掛かります。
で、結果として、あなたの信用を失います。
工数を甘く見ちゃダメです。
本当に大切なもの。
信頼を失わないためにも、工数くらい調べましょ。
調べるだけなら5分もかからないから。