4回の転職と面接官を経験して気が付いた本当に大切なこと

最初に答えを言いますね。

転職で大切なのは、相手の立場に立って考えること、です。
これがめちゃくちゃ大切。

相手の立場に立って考えて行動すれば、不採用になることはほとんどありません。

でね。
これができている人って、本当にいないんですよ。

応募してくる方の大半が、自分、自分、自分で攻めてくる。

採用する会社のことなんてみじんも考えていない。

自分のことが一番で、自分のことを知ってもらいたくて、自分のことばかり話をする。

あるいは、ホームページや本に書いてあることを鵜呑みにして、トンチンカンなことを話し始める。

で、不採用になるんですよね。

大切なのは、相手の立場に立って考えること。
つまり、採用する企業がなぜ募集をかけているのか考える。
そして、求められる人材像を想像する。

これが、めちゃくちゃ大切なんです。

スポンサーリンク

転職と恋愛はよく似ている

転職を恋愛は、本当によく似ているんです。

とくに、相手の立場に立って考えるところとかが。

相手の立場に立って考える

例えばですよ。
あなたが好きな人に振り向いて欲しい、自分に興味を持ってもらいたいと思ったとき、どう行動しますか?

まず、相手のことを調べますよね?

例えば、好きな食べ物とか洋服や音楽の好みとか。
髪型はどんなのが好きなのか、できれば好きな異性のタイプまで。

できる限り調べますよね?

それから、精いっぱい相手の好みに服装や髪形を近づけて、アプローチをかけるはずです。

でね。
転職も同じなんです。

企業がどんな理由で人を募集していて、どんな人に来てほしいと思っているのか。
必要なスキルや経験はどんなものなのかを調べる。

そして、精いっぱい企業の好みに近づけて、応募書類や面接でアピールするわけです。

ほら、恋愛と転職って、よく似ているでしょ?

当たって砕けろ! だと砕けて終わる

とはいえ中には、当たって砕けろ! の精神で突っ込む人もいます。

恋愛でも転職でもね。

そして、本当に砕けます(笑)

たまたま、相手があなたに興味を持っていたとか。
たまたま、相手もあなたが好きだったとか。

「たまたま」成功することはあります。
もちろん転職でも、たまたまはありますよ。

でもね。

当たって砕けろで成功する確率はめちゃくちゃ低い。

告白は当たって砕けろでいいと思います。
とはいえ、告白するまでにいろいろ準備しますよね。

転職も、面接当日は当たって砕けろと思うかもしれません。
でも、そこまでにいろいろ準備するでしょう?

何の準備もなく、ただ突っ込むだけでは失敗する。

当たって砕けろでイノシシのように突っ込んでも、本当に砕けて終わるんです。

つまり、転職で成功するには、企業から好かれる方法を徹底的に考えないとダメ。

相手の立場に立って考えることが、本当に大切なんです。

自分勝手なアピールは失敗のもと

転職の場合は、企業がどんな人を求めているのかすべて開示しているんですよね。
何ひとつ、隠していないんです。

恋愛の場合は、本人とか友達とかに聞いて情報を集めないとダメですよね。
これが意外と難しかったりするんです。

でも、転職は違うでしょ?
求人票に全部書いてありますよね?

それなのに、自分勝手なアピールをする人が本当に多いんです。

あんなにはっきりと、こんな人が欲しいです! って書いてあるのにね。

実際にあったトンチンカンな志望動機

購買を募集したときにも、トンチンカンな志望動機がありました。

確かこんな感じ。

営業の主任をやっていたので、マネジメントには自信があります。
部下の教育では、コミュニケーションを重視してきました。
私は我慢強い性格をしています。

で? ってなりますよ。
購買の経験は? やったことあるの? って。

こういうのもあったな。

目標達成率は100%。
退職理由は上司と意見が合わなかったこと

その目標って上司の意向に沿っていたの? って思っちゃいます。
自分勝手に仕事していたのか? って。

企業が求めている人材から外れた志望動機を書けば、間違いなく不採用です。
これ、書類を送らなくてもわかることなんですよ。

ネガティブな話もNG

そうそう、自分勝手な話の代表が、ネガティブな退職理由とか前職の悪口ですね。

これは絶対に覚えてほしいんですが。
面接官って、応募者が話しやすい雰囲気を、意図的に作るんです。
リラックスして話をしてほしいですからね。

でね。
中には話しやすい雰囲気を勘違いして、必要のないことを話し出す人がいるんですよ。

前職の上司の悪口とか、会社の悪口とか。
自分は有能なのに上司が理解してくれなかった。
みたいなやつですね。

一応言っておきますが、ネガティブな話をしたら不採用になると思ってください。

ネガティブな人となんて、一緒に働きたくないんです。
気持ち悪いし気分悪いし。

当たり前のことですよ。
初対面で前職の悪口を言う人を、採用したいと思う企業があると思いますか?

考えなくてもわかる話でしょ。

ネガティブな話は絶対にNG.
自分勝手は話の代表選手ですよ。

求人票の情報に合わせる

転職は、相手の立場に立って考えることが大切。
そのためには、求人票の情報に合わせるのが手っ取り早い。

例えば購買なら、実務経験あり、簿記2級の資格あり。
仕入先の教育実績あり、コスト削減のエキスパートとか書けば、たいていは興味を持ってもらえます。

営業なら、3年連続で売上100%達成、年間売上3億円で社内1位。
新規開拓年間10件、とかね。

求人票に必要な資格が書いてあるなら、その資格を持っているのがベスト。
持っていなくても、半年前から勉強中で今年中に取得予定と書くとか、ですね。

あとは募集が管理職とか、あなたの年齢が30歳以上なら、マネジメント経験ありと書くとか。
工場の仕事に応募するなら、図面が読めることを伝えるとか、そんな感じです。

とはいえ注意点があります。

それは、年齢や職種によって、求人票にないことを求められるからです。

年齢で求められることを知っておく

年齢によって求められることが変わることも、理解しておいてください。

例えば20代なら、頑張りますとか一生懸命やりますでも許されるんです。
でも30代が頑張りますといっても通用しません。

30代なら、マネジメント経験とか、チームを引っ張った経験とかが求められる。
頑張るんじゃなくて実績を示せ、ってなるんです。

40代だともっと厳しくなります。
ぶっちゃけ、こういった経験と人脈があるから、こんな感じで成果を出します。

くらい言わないと採用されません。

年齢によっても、企業が求めることって違うんですよ。

職種で最低限必要なことを知っておく

職種によって最低限必要なスキルや経験があります。

例えば工場なら、図面が読めないとお話にならない。

図面? なにそれ?

みたいな人が応募しても無駄なんです。
というか、なんで応募してきた? ってなります。

そしてこういった最低限のスキルは、求人票に書かないんですよ。
まさかそれを知らない人が応募してこないだろうと、思っていますから。

未経験可、ならいいんですけどね。

職種で最低限必要なことは、知っておいたほうがいいです。

迷ったらプロに相談する

転職は、相手の立場に立って考えれば、かなりの確率で成功します。
なので、もし迷うならプロに相談してください。

プロとは転職エージェントのことです。

プロに相談することで、応募書類の書き方や面接のアドバイスをもらうことができます。
何しろプロは、仕事として転職をサポートしていますから、そのアドバイスも的確なんです。

だから、悩んだらプロに相談しましょう。
ひとりで悩むよりも、格段に成功率が上がりますよ。

最後に

さて、最後にもう一度大切なことを言います。

転職で大切なことは、相手の立場に立って考えること。

どうして募集しているのか。
どんな人材を求めているのか。

これを徹底的に考えることです。

相手の立場に立って考え、相手が望む人材としてふるまえば、採用される確率は格段に高くなります。

しかも!

答えは求人票に書いてあるんです。

相手の立場に立って考える。

これ、めちゃくちゃ大切なので、ぜひ覚えてください。

タイトルとURLをコピーしました