意見を相手に伝えるちょっとしたコツ

意見を相手に伝えるちょっとしたコツ

自分の意見を相手に伝えるためのちょっとしたコツ。

相手と争うのを嫌がって、自分の意見を飲み込んで我慢していませんか?

自分の意見を言うと「わがまま」だとか「自己中」だと言われることがあるから、空気が読める人ほど我慢してしまいますよね。

でもたまには、自分の意見をストレートにぶつけることも大切なこと。

もめることもありますが、お互いの考えを知ることで、より仲良くなれることも沢山あるんです。

この記事ではなるべく揉めないために、自分の意見を相手に伝えるコツを紹介しています。

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伝えたいことだけを話す

聖徳太子は10人の発言を同時に聞きわけたといいますが、同じことが出来る人はそうはいません。
ほとんどの人は1人が話す1つの内容しか理解できません。

相手に意見を伝える時も「1人が話す1つの内容しか理解できない」と言うことを、頭の片隅に置いておかないといけません。

例えば上司に仕事の報告をするとき、「進捗状況」と「成果」、「別の仕事」を同時に話すと、正確に伝わらなくなります。

「Aの仕事は今100件の成果が出ていて、7日までにをBの仕事を行い、11月の中旬にはCが終わる予定です。」

これだと何が何だか分かりませんよね。

  • Aの仕事の成果は昨日までで100件です
  • Bの仕事は7日までに終わらせます
  • Cの仕事は11月中旬に終わる予定です

このように、要件を1つずつ分けて離さないと、相手は理解できません。

困ったことに話が脱線したとしても、意外と話をしている人にはその自覚がないもの。

「で? 何の話だっけ?」と聞き返されても「話を聞かない嫌な奴だ」と思っていませんか?

「1人が話す1つの内容しか理解できない」

伝えたい事がある時は、この事を理解して話をしてください。

おすすめ記事:「逆に言うと~」「要は~」それで?結局何が言いたいの?

短く伝える

退屈な話を長々とされて、あくびを我慢する方が大変だった経験が、あなたにもあるはずです。
例えば学校集会の校長先生の話とか…、式典のお偉いさんの話とか…ですね。

興味のある話ならあくびは出ませんが、興味のない話だとなおさら飽きてしまいます。

自分だってそうなのだから、相手だって当然同じです。
だからこそ、伝えたい事はできるだけ短く伝えるようにしましょう

そして伝える内容は1度に1つだけ。
2つも3つもあると、一体どの話を聞けばいいのか悩んでしまいます。

最初に結論を伝え、その後に結論に対する説明をする。
そして最後にもう一度結論を短く伝える。

この話し方だと相手も理解しやすくなります。

分かり切ったことを言わない

人に意見をされたとき、「そんなこと、知っているよ」と言いたくなったこと、ありますよね。
分かり切ったことを言われると、「そんなことも理解できない奴」と思われているのかと腹が立つものです。

これと同じ印象を抱くのが、同じ内容を繰り返す話し方です。

相手に理解してほしくて繰り返すのですが、同じ言い方をすると相手はイラっとするものです。

なので同じ内容を繰り返す時は、同じことばを使わないようにして、内容だけ繰り返すことが大切。
ちょっと難しいですが、これが出来ればより相手に自分の意見を伝えやすくなります。

根拠を示す

自分の意見を言う時は、「なぜそうなのか」という根拠を付けることが大切です。
なんとなく意見を言ってみるでは、誰にも理解されません。

根拠には経験からくる例え話が有効です。
「前に同じことをやったらこういう失敗をした、だから反対です」と言う言い方です。

あるいは数字を付けて話してもいいでしょう。
「この方法だと〇〇円に対して××円しか利益が出ない。だから反対です」と言えば、数字がある分説得力が増します。

相手に考えてもらうためにも、意見の根拠を示しましょう。

代案をだす

自分の意見を言う時に「反対です!」「嫌です!」だけではダメです。
できれば「こういうやり方はどうか」と、代案を用意して問いかけてください。

もし代案が見つからない場合は、「ほかの方法を考えてみませんか」と問いかけるのもありです。

ただ反対するだけだと、「面倒なヤツ」だと思われることもあります。

周りに意見を聞く

当たり前の話ですが、自分の意見だけを言っていると、誰も聞いてくれなくなります。
それこそ「自己中」「わがまま」だと思われてしまうものです。

「私はこう思います、なぜならこういうことがあったからです。皆さんはどう思いますか?」

そう周りに問いかけ、出てきた意見はしっかりと最後まで聞きましょう。
面白くないからと話を遮って反論してはいけません。

そして相手の話を必ず一度は受け止め、「そう言う考え方もあるよね」と相手を認めることが大切です。

意見と通そうとしない

一番大切なことは、自分の意見を通そうとしないこと。

「私はこう思う。だから絶対にこうじゃないとダメだ!」

これではただ敵を作り、対立するだけになってしまいます。

あくまでも相手に意見を伝え、考えてもらうことが大切。
自分の意見を通そうと意固地になるのは、自己中でわがままな人です。

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まとめ

自分の意見を伝えるちょっとしてコツは次の6つ。

  • 伝えたい事だけ話す
  • 短く伝える
  • 分かり切ったことを言わない
  • 根拠を示す
  • 代案を出す
  • 周りに意見を求める

6つもあると難しく感じるかもしれません。
いきなりすべてを実践することは難しいでしょう。

でもこの6つを意識することで、意見が格段に伝わりやすくなります。

大切なのは「自分の意見を通そうとしない」こと。

自分の意見を伝えたら相手の意見もきちんと聞き、より良い方法を探してください。

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