他人に期待するから腹が立つ!期待しなきゃいいんだよって話

他人に期待するから腹が立つんだよ。
期待しなきゃ、腹なんて立たないんだよ。

ということを、身をもって体験しました。

最近、年上の後輩ができたんです。
というよりも、年上の部下、ですね。

当然私が教育するわけですが。

はっきり言いますね。

この人には、入社する前から期待していません。
私の中の評価は、仕事のできない人です。

一緒に働く前、面接で思った評価です。

ついでに言えば、自分勝手でいろいろ勘違いしている人。
面倒くさい人だと思っています。

これも面接をしたときの評価。
つまり、何ひとつとして期待していないわけです。

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メモ帳すら持っていない

やっぱりこの人使えないなー。
と思ったのは、つい先日、仕事を教えた時のこと。

受発注ソフトを使った作業のやり方を説明していた時のことです。

ソフトですから、いろいろと決まりきった文字の入力が必要なんですよね。

パスワードとか商品IDとか。
ま、いろいろあります。

で、それをひとつずつ教えるわけですよ。
ここにはこの数字を入れて、ここはこのアルファベットで…といった具合に。

メモを取れと指示

受発注のソフトですから、決まった文字の入力を毎回行います。
なので「メモを取るように」と指示するわけです。

ってかさ、メモを取れとかふつう言わないよね。
言わなくてもとるよね。
学生バイトだって、言わなくてもメモするよ。

なのに、一切メモを取ろうとしない。
しかも同じことを何度も聞いてくるんですよ。

で、仕方なく「メモを取れ」というわけです。

「あほみたいだな、なんでメモを取れなんて言わなきゃいけないんだ?」

なんて思いながら言うわけですよ。

そうしたら、なんて言われたと思いますか?

メモ帳すら持っていない

「それ、毎回入力するからメモを取りな」

そう言ったらね。

「メモ帳持っていません」

だって。

クソが。
仕事するきねぇだろ!

って、思いますよね。
仮にも40代後半。
社会人になって20年以上たつわけですよ。

しかも入社4日目。
なんでメモ帳を持っていないのか…。

いやいやいやいや。
メモ帳ぐらいもって来いよと。
仕事をするときの基本だろ、と。

普通に考えて、メモ帳を携帯していない人いるの?
常に持っているものじゃないの?

あほなの?
ねぇ。

なんて思ったわけです。

不思議と腹が立たない

でもね。
面白いことに、全然腹が立たないんです。

むしろ、やっぱりな、って感じ。

そもそも期待していませんから。
教えるのも時間がかかるだろうなと、思っていましたから。

だから!

メモ帳を持っていなくても腹が立たない。

それどころか、やっぱり使えない奴だった。
そう思っただけです。

叱られないのは期待されていない証拠

さて、ここから真逆の話をしますね。

他人に期待しなければ、多少のミスがあっても腹は立ちません。
なぜなら、それすらできないと思っているから。

先ほど例に出したメモ帳。

これさ、高校生の娘でさえ初めてのバイトで持っていったものです。
16歳の時ですよ。

店長に言われたわけでもなく、仕事を覚えるためにメモ帳を持っていく。

頑張ろうという気持ちがあれば、気が付く話なんです。

でも、47歳の中途採用はそれすらできなかった。
笑い話にすらなりません。
あほか!
と、言われても仕方がないレベルです。

それなのに、誰にも叱られない。
それどころか、笑顔でメモ用の紙を渡してもらえる。

これさ、やられる側ってどう思うんでしょうね。

期待されていないんだよ

きつい一言を言っておきます。

最低限のレベル。
ぶっちゃけ、高校生でもできるレベルのことができない。

なのに、誰にも叱ってもらえないのは、期待されていないからです。

んー、ちょっと違うかな。
高校生以下だと思われているから、かな。

これ、わかりますか?

馬鹿にされているんですよ?
使えないって思われているんですよ?

決してやさしさじゃありません。
その程度の人だよねって、思われているんです。

叱られないから働きやすい?

いや、アホか。
むしろ恥だと思えよ。

ダメな奴は気が付かない

これも思ったんですよ。
本当にダメな人って、気が付かないんです。

気が付けよ。
そしたら、まだ救いがあるなって思えるんだよ、こっちはさ!

裏紙をメモに使えって、笑って渡される時点で終わってんの。
教える価値がないって思われているの。

なんでそれに気が付かないかな。

ま、メモ帳すら持ってこないようなダメ社員は、気が付かないんだろうな。
相手にされていないってことに。

期待されていないから叱られないんだよ

もう一度言うね。

叱られないのは、期待されていないから。

パワハラが怖いわけじゃないよ。
極端なしかり方をしなければ、パワハラにはならないし。

誰にも叱られない。
ミスをしても叱られない。

ましてや、メモ帳を持っていないのに何も言われないのは、期待されていないから。

優しいんじゃない。
面倒見がいいんじゃない。

アホすぎて叱る気にもならないんだよ。

このことに、早く気が付こうね。

ということでまとめ

他人に期待しなければ、どんなに裏切られても腹は立ちません。

損害があれば話は別ですよ。
損害がなければ腹は立たない、って話です。

だから、期待していない人がメモ帳を持っていなくても、腹は立たないんです。

でも、期待の新人がメモ帳を持っていないと、ものすごく腹が立ちます。

「お前ならその程度のことはできるだろ!」

そういいたくなります。

この違い、わかりますか?

例えばメモ帳を持っていない場合でも。

お前ならメモ帳も持っていなくて当たり前。
そう思うから腹が立たない。

お前ならメモ帳を持っていて当たり前。
そう思うから腹が立つ。

つまり、期待するレベルによって対応が変わるんです。
そして、期待するレベルが低い人ほど、叱られる回数が減ります。

なぜなら、その程度のこともできないやつだと思っているから、です。

もし、他人を怒りたくないなら、その人に期待するレベルを下げましょう。
できれば、一切期待しないことです。

そうすれば、腹が立つこともありません。

他人に期待するから腹が立つ。
だったら、初めから期待しなきゃいいんです。

期待しなければ、腹が立つこともありませんから。

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