
さて今回は、納期を守らない会社との付き合い方について、です。
納期、守ってもらわないと困ります。
本当に困ります。
でもね。
納期を守らない人や会社って、めちゃくちゃ多いんですよ。
ってことで、納期を守らない会社との付き合い方について話していきます。
納期に厳しいといわれる日本でも、驚くくらいたくさんの人が納期を守りません。
先日もこんなことがありました。
発注時に約束した納期が7月22日。
で、7月19日に状況を確認したところ、納期を25日にしてほしいと言われたんです。
それは了承したんですが…。
7月22日の朝電話がかかってきて、25日納品できないと言い出しました。
しかも、1週間も予定が遅れると。
つい数日前に確認したのに、3日しかたっていないのに何で1週間もずれるのか。
と、まぁ心底あきれてしまったわけですが。
ちなみに納期が1週間遅れたことで、ほかの10案件くらいの納期も遅れます。
なので、おそらく数百万単位で損害賠償請求をしないといけません。
こんな感じで、納期に遅れるとものすごい迷惑が、会社にも取引先にも、その先のお客さんにもかかるわけです。
なのに、納期を守らない人や会社がすごく多い!
何度注意をしても!
何度お願いをしても!
何度話をしても、ぜんっぜん改善されないんです。
こういったふざけた人や会社とどう付き合っていけばいいのか。
ということで、納期を甘く見ている会社と付き合ってわかった、納期遅れの常習犯との付き合い方を紹介します。
どうしても付き合うなら鯖を読む
答えを先に言いますね。
納期を守らない会社と上手に付き合う方法はたった1つ。
鯖を読むこと。
つまり、いい加減に対応することです。
おそらく「納期守れよ!」と怒っているあなたは、私と同じようにきっちり日程や予定を管理しているはず。
それこそ1日でもずれようものなら、全体を調整しないといけないくらいに。
この、ある意味完璧な管理が、実はあだになっているんです。
完璧な管理はイレギュラーに弱い
完璧な管理って、実はイレギュラーに弱いんです。
例えば、1日の工数が54あるとしますよね。
この54をフルに使って予定を組むと、何かあったときに対応できなくなります。
なので、万が一を考えて40くらいで予定を組むんです。
でね。
納品日もこれと同じ感覚で考えます。
つまり、7月22日にほしいなら、7月15日を納期にしておく、というイメージです。
これなら、多少納期が遅れてもあわてることはありません。
納期遅れというイレギュラーにも、対応しやすくなるわけです。
ただこの方法、1つだけ注意点があるんです。
余裕のある態度は見せない
納期に余裕を持つと、「納期が遅れます!」という連絡にも普通の対応をしてしまいがち。
そしてその心の余裕は、相手にも伝わります。
つまり、「あれ?納期が遅れるって言っているのに、なんか余裕があるな?」と、思うわけなんですよ。
そして「きっと、もっと遅れても大丈夫なんだろうな」と、気づかれてしまいます。
え?
そんなことあるわけがないって?
いえいえ、これがあるんです。
「1週間遅れます」という連絡を対して慌てもせずに受け入れると、1週間後に「もう1週間遅れます」と連絡が来ます。
これが、納期遅れの常習犯です。
だから、余裕のある態度は見せちゃいけません。
必ず軽く怒り、慌てること。
そして、何度も「間に合わせてください、納期はずらせません。必ず納品してください」と言いましょう。
で、最後に渋々納期遅れを了承する。
この流れがめちゃくちゃ大切なんです。
余裕のある態度を見せると足元をすくわれます。
何度もすくわれた私が言うんだから、間違いありません!
ガチで損害を請求する
納期を守らない会社への対応で、めちゃくちゃ効果が高いのは、ガチで損害を請求することです。
それも、結構な金額を。
数万円だと効果は薄い。
数十万円なら結構な痛手になります。
数百万円だと、納期遅れが激減するはずです。
ちなみに納期遅延は損害賠償請求の対象になります。
とはいえ請求するときは、ちゃんと弁護士に相談してくださいね。
あまりにも納期遅れがひどいときは、損害賠償を請求したほうがいいかもしれません。
付き合わないのが最善だよね
さて、納期を守らない会社との付き合い方で最善の方法は、付き合わないことです(笑)
そんな会社と付き合うだけ無駄。
ストレスもたまるし迷惑をかけられるし、なんやかんやと後処理や手続きも面倒だしで、ひとつもいいことなんてありません。
だから、納期を守らない会社とは付き合わない!
これが一番。
といっても、いきなり取引をゼロにするのは難しいですよね。
なので、取引を続けながら代わりの取引先を探しましょう。
その会社からしかしれられない商品なら、代替品を探せばいい。
全く同じ商品を使わないといけない、なんてことはないはずですから。
あの手この手で代わりの取引先を探し、納期を守らない会社とは縁を切る。
これが最善の方法です。
そんなね。
納期を守らない会社と付き合ったって、ろくなことないから。
ストレスを減らすためにも、今すぐ別の取引先を探しましょう。
まとめ
ということでまとめます。
納期を守らない会社と付き合うには、納期のサバを読むこと。
そして、いつでも切り替えられるように、別の取引先を探すことです。
我慢して付き合う必要なんてないんですよ。
しょせんは会社と会社の付き合いです。
ストレスで爆発する前に、ほかの取引先を探しましょう!