未経験で飲食業界へ転職!抑えるべきポイント3つ!

  • 本当に未経験でも大丈夫?
  • 飲食業はブラックが多いと聞くけど本当?

こんな疑問に答えます。

飲食業界はレストランやファストフードなどのお店が多く、とても身近な業界です。

ですがその仕事内容は知らない方が多いもの。

しかも「飲食業はブラック」というようなニュースが流れれば、飲食業界へ転職したくても、少し不安になりますよね。

そこでこの記事では、飲食業界への転職で押さえておきたい「3つのポイント」を紹介します。

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飲食業はブラックになりやすい

飲食業界はブラックだと言われています。

確かに数年前まではブラックな飲食店が多数存在していました。
ですが今はかなり改善され、ブラックな飲食店は少なくなっています。

とはいえ産業の構造として、ブラックになる下地ができやすいとは言えます。

なぜブラックといわれるのか

飲食業がブラックだといわれるのには、次の3つ理由があります。

  • 給与が安い
  • 休日が少ない
  • 人手不足

給与が安い

飲食業は給与が安い!
残念ながらこれは事実です。

厚生労働省の調査(平成28年就労条件総合調査 結果の概要)によると、「宿泊業・飲食サービス業」の賃金は241.5千円(約24万円/月)で全業界中最下位です。

そもそもサービス業は薄利多売が基本となるため、どうしても給与は低くなりがち。

まぁそんなわけで、飲食業は賃金が安いのです。

休日が少ない

飲食業は休日が少ない!
残念ながらこれも事実です。

先ほどと同様に厚生労働省の調査を見ると、「宿泊業・飲食サービス業」の年間休日は95.7日と全業界中最下位です。

お客様ありきのサービス業ですから、ある意味仕方がないといえますね。

人手不足

人手不足も事実です。

約8割の飲食店が人手不足を実感している、というデータもあります。

これは飲食店が、労働力への依存度が高い労働集約型だからです。

つまり、少子高齢化などで労働人口が減れば影響をもろに受ける。
人手不足に陥りやすい産業だということです。

ブラックに当たりやすい

もちろんブラックな企業やお店だけではなく、ホワイトな企業もあります。

ですが残念ながら、ブラックに当たる可能性が高い業界だといえるでしょう。

理由は先ほども書いたように、ブラックになりやすい下地があるからです。

人手不足が続けば、必然的に長時間労働が蔓延します。
そして売り上げが下がれば、長時間労働分の残業代が未払いになることもあるでしょう。

さらに休日出勤なども慢性化しやすい傾向があると考えられます。

つまりブラックになる下地があるため、どうしてもブラック企業や店に当たりやすいのです。

ブラック企業や店を避けるには

ブラック企業や店を避けるには、下見に行くことが大切。

そして次の3つをチェックしてください。

  • トイレ
  • 従業員の人数
  • 挨拶

トイレは清掃されているか

トイレは飲食店の状態を見るために、格好のチェックポイント。

なぜならトイレ掃除がおろそかになっているお店は、何かしら問題があるからです。

実際にトイレ掃除を重視している飲食店は、無数にあります。
無数にというか、ほぼすべての飲食店がトイレ掃除を重視しているといってもいいでしょう。

それだけに、トイレが汚れているお店は、重要な仕事を行っていないと考えられます。

つまり、ブラックの確立が高いのです。

従業員の人数は足りているか

お昼や夕飯時に行けば、従業員の人数が足りているかどうかがわかります。

  • 呼んでも来ない
  • 料理が来るのが遅い
  • 常に慌てている

上記のようなことがあれば、人手が不足していると考えて下さい。

そして人で不足は長時間労働につながるため、人手が不足しているお店は避けたほうが無難です。

気持ちの良い挨拶ができているか

挨拶にはその人の人柄が現れます。

つまり、元気のない挨拶や、やらされ感のある挨拶は、聞けば一発でわかるものです。

そして従業員が気持ちの良い挨拶をしないお店は、どこかに問題があります。

例えば長時間労働で疲れているとか、人間関係が悪い、とかです。

挨拶のレベルを確認するなら、混雑時を狙っていくことがおすすめ。

忙しすぎると、挨拶すらしないお店も結構ありますよ。

求められる人材像

さて、話は変わって飲食業界で求められる人材像を紹介します。

ここでのポイントは次の3つ。

  • 清潔感がある
  • 元気がある
  • やる気がある

清潔感は必須

飲食業界で働くのなら、清潔感は必須です。

自分がお客としてお店に行くときのことを考えてみてください。

無精ひげを生やしている店員。
厚化粧で香水の匂いがきつい店員。
服が汚れている店員。

これらの店員がいるお店で、ご飯を食べたいとは思いませんよね。

つまり、お客さんを多く迎える飲食業では、清潔感が何よりも大切です。

元気がないとダメ

お店に入ったとき、「いらっしゃいませ!」と元気よく挨拶されるのは、気持ちがいいものです。

なので飲食業界で働きたいのなら、元気があることも大切です。

元気をアピールするには、笑顔で、はっきりした声で、ハキハキと話をすること。

自分を客に置き換えて考えれば、元気がどれほど大切かわかるはずです。

やる気が将来を決める

最後に大切なのは「やる気」です。

飲食業の仕事は、それほど難しくありません。
ですが非常に奥が深く、追求し始めると終わりが見えなくなるほどです。

それだけに「やる気」はすごく大切。

自分から新しい知識や技術を学び、それを生かすことができれば、大きく出世することも、夢ではありません。

飲食業で働くメリット・デメリット

最後に飲食業で働くメリットとデメリットを紹介します。

飲食業で働くメリット

飲食業で働く最大のメリットは、お客様と直接コミュニケーションが取れることです。

良い仕事をすれば、直接「ありがとう」と言ってもらえます。

悪い仕事すれば、名指しでクレームが来ます。

つまり自分の仕事の良し悪しが、上司の判断ではなくお客様の言葉や態度でわかる、ということです。

やりがいがある

自分の仕事の良し悪しがお客様の反応として帰ってくるため、とてもやりがいがあります。

例えば花を一輪飾るだけでも、「きれいだね」といった言葉をもらうことができます。

正しいサービスをすれば、その場で「ありがとう」と感謝されます。

そして「ありがとう」と感謝されれば、もっと良いサービスをしたいと思うものです。

仕事に対する反応がダイレクトに帰ってくるため、飲食業はすごくやりがいのある仕事なのです。

飲食業で働くデメリット

飲食業で働くデメリットは、給与が安い・休日が少ない・景気の影響を受けやすい、です。

給与が安い、休日が少ないは、先ほども紹介した通り、全業界で最下位になるほどです。
なので飲食業に転職するのであれば、ある程度覚悟しておくべきです。

景気の影響を受けやすい

飲食業はかなり景気の影響を受けやすい業界です。

なぜなら景気が落ち込めば、多くの人は出費を抑えるために、家で食事をしようと考えるからです。

外食をする人が減れば、当然売り上げが下がります。
売り上げが下がりすぎれば、人員整理(リストラ)も行わないといけないでしょう。

景気の影響を受けやすいだけに、状況が悪くなると待遇も悪くなる可能性があるのです。

最後に

飲食業界は未経験でも転職がしやすいと言われています。
一切に40代、50代でも転職した方が大勢いる業界です。

ただし入社する企業によって待遇の差が激しく、ブラック企業や店も多い業界になります。

なので飲食業に転職するときは、企業調査をしっかりと行うようにしてください。

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