伝言ゲームができない奴は仕事ができない

さて今回は、伝言ゲームができない人は仕事もできないよね、という話。

はっきり言いますが、伝言ゲームができない人は、仕事もできません。
なぜなら仕事では、否応なしに伝言ゲームが始まるから!

なんでこんな話をするのかというと。

久々にひどい伝言をもらったからです。

どのくらいひどいかというと…。

その伝言を見て把握できたのが、相手の名前だけ。
その人が何を伝えていて、何をしてほしいと言っているのか、まったくわからなかったんです。

で、その伝言をみて慌てて電話をして、どんな要件だったか聞くわけですが…。

相手にとってはものすごい迷惑ですよね。
何しろ、伝えてほしいことを伝言として残しているのですから。

なのに、一切伝わっていない。
それどころか、どんな要件だったのか改めて聞かれてしまうわけです。

もうね。
恥ずかしいし申し訳ないしで、すごくやるせない気持ちになりました。

だからね。
伝言ゲームはできるようになったほうがいいんです。

というか、伝言ゲームができないと、仕事がうまく回りません。

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伝言ゲームができない奴は仕事ができない、という事実

さて、伝言ゲームができない奴は仕事ができない。
これは、疑いようのない事実です。

ぶっちゃけ、メールとかLINEとか。
本人と直接連絡を取る手段があるんだから、伝言ゲームなんてやめればいいと思うんですよ。

でもね。
仕事で伝言ゲームがなくなることはありません。

例えば電話。

電話を受けたときに伝言を頼まれることがありますよね。
これって、メールアドレスを知らないとか、そういった理由で頼むことが多いんです。

ほかには、上司のお使い、とかね。

「〇〇君に、あれどうなっているか聞いてきて」
こんな、どうでもいいお使いを頼まれることもありますよね。

私がもらった下手な伝言

仕事のできない人は伝言も下手。
これは、まぎれもない事実です。

ということで、最近私がもらった伝言はこんな感じ。

○○㈱の▽サンから電話がありました。

◇◇さんに折り返し電話をお願いします。

××サンから電話がありました。急ぎの要件だそうです。連絡を取ってください。

さて、この伝言を見てどう思いますか?
ちゃんとできていると思いますか?

はっきり言いますが、これらの伝言は全部ダメな例です。

伝言は5W1Hが基本

伝言は…というか、5W1Hって本当に基本なんですよ。

いつ・どこで・だれが・何を・なぜ・どのように

これに沿って伝言を書けば、間違えずに伝えることができます。

ということで、先ほどのダメな例を見てみましょう。

○○㈱の▽さんから電話がありました。

この伝言だと、電話があった事実しかわかりません。

いつ電話があったのか。
要件は何だったのか。
かけなおす必要はあるのか。
そもそも電話番号は何番なのか。

とまぁ、肝心なことが1つもわからないんです。
つまり、伝言になっていない。

これだと、▽さんにも私にも、余計な手間を取らせることになります。

それを避けるには、5W1Hに沿って伝言を書くことが大切。

10月3日 10時15分
○○㈱の▽さんから電話がありました。

要件は先日ご相談させていただいた案件について。
打ち合わせの日程を調整したいとのこと。
15時まで事務所にいるそうなので、ご連絡をお願いいたします。
電話番号:070-0011-※※※※

受け:◇◇

こんな感じです。
ここまで書いて、ようやく伝言として成立します。

伝言に失敗すると評価が下がる

伝言ゲームの怖いところは、失敗すると評価が下がることです。

電話の伝言もそうですよね。

取引先の部長さんが、Aという書類の3P目について相談したい、という伝言を頼んだとします。
なのに、取引先の部長さんから電話がありました! とだけ伝えたら…担当者の印象がめちゃくちゃ悪くなりますよね。

これ、担当者は一切悪くありません。
悪いのは、伝言を受けながらきちんと伝えなかった人です。

つまり、伝言に失敗すると、「あいつは信用できない」という評価になるわけです。
結果として印象も悪くなるし、評価も下がります。

たかが伝言。
されど伝言なんです

仕事は基本伝言ゲーム

さて、なぜ伝言ゲームができない人は仕事ができないのか。

まず、正確に情報を伝えないと、ほかの人が困るというのがひとつ。
もうひとつは、そもそも仕事は伝言ゲームで成り立っているから、です。

例えば見積もりを考えてみてください。

まずお客さんが、Aという商品の見積もりをお願いしますと、業者に言いますよね。
すると業者は、その商品を作るための部品の見積もりを、ほかの業者に頼みます。
そしてその業者は、さらに細かくなった部品の見積もりを…といった具合です。

これだって、伝言ゲームですよね。

商品を買うために見積もりを頼み。
その商品を作るためにまた見積もりを頼む。
そして必要な部品を作るために、さらに見積もりを頼む。

こんな感じで進むのが仕事なんです。

社内だけで考えても同じ。

社内の流れだけで考えてみても、ほとんどが伝言ゲームです。

営業が仕事を受注する。
そして仕事の詳細を設計に伝えて図面を書いてもらう。

これが1つ目の伝言ゲーム。
お客さんの要望を正確に設計に伝えないと、正確な図面を書くことができません。

設計が書いた図面を購買に渡して、材料を買ってもらう。

これが2つ目の伝言ゲーム。
図面が間違っていたら正しい材料が入荷しません。

設計が書いた図面を現場に渡して、商品を組み立ててもらう

これが3つ目の伝言ゲーム。
お客さんの要望を現場に伝えること。
組み立ての説明を図面に沿って正確に伝えること。
これができないと、お客さんが欲しい商品はできないわけです。

結局、仕事って伝言ゲームなんですよ。

いかに正確に伝えるか

お客さんの「これが欲しい!」という声を、いかに正確に社内伝達するか。
これが、仕事の肝なんです。

で、伝言の間違いを極力減らすために、発注書や仕様書がある。
図面や組立図、パースなんかも間違いを減らすためにあります。

つまり、仕事で使っている書類のほとんどは、伝言ミスをなくすためにあるんです。

いかに正確に情報を伝えるか。

これが、仕事の肝なんですよ。

最後に

伝言ゲームができない人は仕事ができません。
これは、疑いようのない事実です。

なぜなら、仕事は伝言ゲームで成り立っているから。

毎日の仕事を考えてみてください。
正確に情報を伝えるために、ありとあらゆる工夫がされているはずです。

発注書もそうですね。
仕様書や図面もそうです。
返品伝票や見積書も、情報を正確に伝えるために存在しています。

こういった現実を見れば、いかに正確に情報を伝えることが大切か、わかりますよね。

つまり、仕事は伝言ゲームなんです。

商品開発も同じですよ。

営業が集めた情報を開発部に伝えて、お客さんのニーズに合った商品を作るんです。

もしここで間違った情報が伝わったら…。
とんでもないことになりますよね。

こういった事実を踏まえると、伝言ゲームが苦手な人は仕事ができない、ってことになるわけです。

以上、伝言ゲームができない奴は仕事ができない、という話でした。

ではでは~。

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