
さて今日は、言われたことしかやらない社員は貴重だよ、という話。
上司とかの愚痴でよくありますよね。
今どきの若い奴は、言われたことしかやらないんだよなぁ。
ってやつ。
多分この上司は、いったこと以上のことをやってほしいと思っている。
あるいは、そのくらい察しろよと思っている。
まぁ、どこにでもいる仕事ができないタイプの人です。
え?
なんで仕事ができないが上司かって?
言われたことしかやらない人のほうが、仕事ができないんじゃないかって?
いやいやいや。
冷静になって考えてみてください。
言われてないことをやれとか、無理でしょ。
言ってないことを察しろ?
それこそ無理でしょ。
超能力者じゃあるまいし。
つまり、言ってないことをやれっていう人は、自分に指示する能力がないって言っているようなものなんです。
だから仕事ができない。
でね。
もっと言うと、言われたことしかやらないのは当たり前の話。
そして、言われたことしかやらない人って、すんごく貴重な人材だったりもするんです。
言われたことしかやらない社員は貴重
いわれたことしかやらない社員はすごく貴重です。
むしろ私は、言われたことしかやらない人と働きたい。
マジでそう思っています。
なぜなら、仕事に慣れてくると、結構な人が自分の味を出したがるんですよね。
でね。
この傾向が顕著に出るのが転職した人。
何しろ仕事の経験があるものだから、「あ~。この仕事はこうやるのね」とか、勝手に考えるんです。
そして、指示していないことをやり始める。
で、間違える…。
言われたことだけやればいいから、といっても、勝手に判断していろいろやりたがるんです。
これがね。
めちゃくちゃ邪魔なんですよ。
なぜ自分で考えて勝手なことをするのか
仕事に慣れた人がなぜ自分で考えて、勝手なことをするのか。
それは、言われたことしかやらない社員だと思われたくないから、です。
わかります?
冒頭で言った「若い奴は言われたことしかやらねぇ」の弊害です。
きっと教育する人が、「言われたことだけやってちゃだめだよ」とでも教えたんでしょう。
もしくは本人に指示する能力がなくて、「そのくらい察しろ」で過ごしてきたのかもしれません。
だから!
「これをやって」と言われれば、「これとこれとこれをやるんだな」と勝手に付け加える。
「まっすぐ行って右!」と言われれば、後ろに進んで回り道をする。
そんなことを平気でやるわけです。
なぜならそう教えられたから。
そうすることが、察することだと思っているからです。
自分の考えは邪魔でしかない
仕事を指示する側から言わせると、新人がだす自分の考えとか、マジで邪魔です。
仕事を覚える前に自分で考えるとか、アホのやること。
そんなん結果を見なくてもわかる。
仕事を覚えてないんだから、うまくいくわけがない。
だから、言われたことを言われたとおりにやってほしいんです。
若い奴は言われたことしかやらねぇとか、真に受けなくていいから。
察しろ?
いやいや、家族や兄弟でも何考えてるかわからないのに、察しろなんて不可能だから。
だから、余計なことは考えなくていい。
新人の考えとか、邪魔でしかないんですよ。
言われたことを言われたとおりにやってくれ
これね。
本当に、切実な願いなんです。
言われたことを、言われたとおりにやってくれればいいから。
それだけで、十分価値のあることだから。
というか、むしろありがたい。
余計なことを一切せず。
いわれたことを忠実に守って、言われたとおりにやってくれる。
これがどんなにありがたいことか。
頼むから。
本当に頼むから。
言われたことを言われたとおりにやってください。
最後に
ということで、言われたことしかやらない社員は貴重だよ、という話でした。
まじめな話、仕事に慣れてくると自分の判断で動きたくなるものなんです。
あ、それわかる。
それなら言われなくてもできるよ。
とまぁ、そんな感じ。
そして、失敗するんですよ。
指示する側、指導する側としては、きちんと理解してから自分なりのやり方を探してほしいところ。
理解していないのに自分らしさを発揮されても、本当に困るんです。
だから、言われたとおりにしかやらない社員は貴重だと思っています。
こういうタイプは、基本をしっかりと教えることができます。
ついでに言うと、安心して仕事を任せることができるんですよ。
言われたことをきちんとやりますから。
任せやすいんですよね。
いわれたことしかやらない社員はだめだ!
みたいな風潮がありますが、これは間違い。
うまく指示を出せない上司の言い訳でしかありません。
ということで、言われたことしかやらない社員は貴重だよ、という話でした。
ではでは~。