私が情緒不安定になった理由

2022年10月26日。
私は、会社の真向かいにある取引先の駐車場で、大粒の涙を流していました。

なぜ、泣いているのか自分でもわかりません。
ただ、取引先の社長と部品の状況について話をしていただけ。
そして、部品が今日届かないという事実を知っただけだったんです。

「その商品は今日届けさせるって言ったじゃないですか」

「そういわれても。まだ届いていないんだよ」

「いつ届くんですか? 時間がわからないと段取りが組めないんですが」

「明後日かな?」

「今日届くって言ったのに、明後日?」

今日部品が届かない。
その事実を知ったとたん、突然涙が止まらなくなりました。

それから約2時間。
止まることなく涙が流れ続けたんです。

その2日後。

「ぶのしさん。この部品、いつ入ってきますか?」

同僚にそう聞かれた私は、なぜか泣きそうな顔で謝り始めました。

「その部品はいつ入ってくるのか分かりません。迷惑をかけてごめんなさい。本当にごめんなさい」

あれ?
なんでこんなに必死になって謝っているんだろう?
なんか、おかしいな。

そう思いながら、毎月行われる定例会議に出席。
各部署の報告を聞き、私が発言する順番になりました。

今年は死後量がめちゃくちゃ多く、限界を超えています。
なので、言いたいことや提案したいこと、改善してほしいことが山のようにある。
関係者が集まっているこの会議で、しっかりと現状を伝えないと!

そう思って「今月は…」と話し始めた瞬間、声を詰まらせました。
目頭が熱くなり、涙が出そうになってしまったのです。

「無理です…」

そう一言だけ言うと、周りから

「何が? 仕事が? 納期が?」

と、聞かれました。
何か答えないといけない。
そう思って口を開けた瞬間。
ぼろぼろと大粒の涙が流れ始めました。

発言するのがつらかったわけじゃありません。
むしろ、言いたいことが沢山ありました。
発言したかったのです。

でも…。
なぜか涙が流れてしまう。

考えてみれば、取引先の駐車場で突然涙が流れたことも、同僚に質問されただけで、必要以上に謝っていたことも。
そして、会議で発言しようとしただけで、大粒の涙が流れ落ちたことも。
私の意志とは無関係で起こっています。

少しだけ考えて、そして気が付きました。
そうか、私は感情のコントロールが効かなくなっているんだと。

初めまして、ぶのしといいます。
この本を書き始めるほんの5日前に、情緒不安定になりました。

仕事に行くのが嫌で、嫌で、仕方がない。
職場につくと吐き気と頭痛がする。
私にストレスを与えてくる「何か」に近づくと、勝手に涙が流れ出す。
感情のコントロールがうまくいかない。

今まさに、そんな状態です。

「そんな状態でブログを書いて、何か意味があるの?」

そう思われるかもしれません。
ですが、情緒不安定になっているからこそ、ストレスを減らす働き方を伝えられると、思っています。

情緒不安定になるということは、それだけ仕事にストレスを感じていた、ということ。
であれば、真逆の働き方をすれば、ストレスを軽くすることもできる、ということですよね。

つまり、私の経験はそのまま、ストレスを軽くする方法になる、ということです。

だから、この記事を書いています。
情緒不安定になって仕事に支障が出る人を減らしたいから。
私のように、人前で泣くというある意味罰ゲームみたいな経験を、あなたにはしてほしくないからです。

私がなぜ、情緒不安定になるほどストレスを抱え込んだのか。
どうすれば、過度なストレスを避けることができるのか。

そのヒントをこの記事に詰め込みました。

ぜひ、むちゃな働き方、理不尽な対応が人の心を壊す、ということ知ってください。
そして、少しでも健全な職場を作るために、役立てていただければ嬉しいです。

なお、私は一介のサラリーマンであり、精神科医などの専門家ではありません。
あくまで体験をベースにこの記事を書いておりますので、予めご了承ください。

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情緒不安定とは

情緒不安定とは、急に涙がでたり妙にイライラしたりとか、感情の起伏が激しくなっている状態のことを言います。

感情の起伏は誰にでもありますよね。
悲しいとかムカつくとか、うれしいとか悲しいとか。
感じるのは当たり前のことです。

情緒不安定でも同じように感情の起伏があるわけですが…。
振れ幅がものすごく大きい。
そして、自分ではコントロールできなくなります。
これが、ものすごく面倒くさいんです。

突然涙が流れる

仕事をしているとき、急に涙が流れて止まらなくなる。
インターネットで調べると、情緒不安定になると涙が流れる、という方が多いようですね。

私も例外ではなく、仕事中に涙が止まらなくなりました。
ひどいときは2時間、悲しくもないのに永遠と泣いていたのです。

会議で発言しようとして、涙が流れたこともあります。
言いたいことがたくさんあったのに、涙が流れたことで何も発言できなかったのです。

帰りの車の中で突然涙が流れてきたこともありました。

こんな感じで、悲しいわけじゃないのに涙が流れるということが、情緒不安定になるとよくあります。
きっと、ため込んだストレスを涙と一緒に流そうとしている。
あるいは、無意識がストレスの原因から遠ざけようとしている。

そんな風に感じます。

無気力になる

突然やる気がなくなるのも、情緒不安定の特徴ですね。
仕事に全然集中できない。
気分が妙に落ち込んでやる気が起きない。
ということが、頻繁に起こります。

出勤して机に座っても、仕事に手を付けたくないんです。
やるべきことが沢山あるはずなのに、何からやっていいのか良くわからない。
そして、ぼーっと遠くをみてしてしまう。

「仕事をしないといけないんだけどなぁ…」

そんな風に思うんですが、どうにもやる気が起きない。
なんだろ。
脱力感というかなんというか、まさに無気力としか言いようのない状態。

仕事を始めれば何とかなる!

とか、そういうレベルじゃなくて、何もできないんですよね。

突然襲ってくるこの無気力感は、きっと情緒不安定ならではだと思います。

ほかにもこんな症状がある

情緒不安定には、他にもこんな症状があります。

・イライラする
・食欲がなくなる、または食欲が増す
・夜眠れない、または頻繁に目が覚める
・朝起きられない

私は情緒不安定になったとき、マイナス方向の感情が強くなりました。
突然泣くとか気分が落ち込む、気力がなくなるとかですね。

なので、出る症状は人それぞれ。
もし当てはまる症状が出ていたら、ストレスが限界を超えていないか、考えてみることも大切です。

情緒不安定になる原因

情緒不安定になる原因は人それぞれ。

例えば、仕事のストレスで夜眠れなくなる。
さらに、昇格に伴う部署の移動があり、環境が大きく変わる。
そして、人間関係で神経を使うことが増え、余計に夜眠れなくなる。
その結果、情緒不安定になってしまう、といった具合です。

もちろん、ストレスだけが原因だとは言えません。
身体疾患が原因になることもあれば、アルコールやカフェインなどが原因になることもあります。
精神疾患の症状として情緒不安定になることもあるようです。

実は、寝不足(1日4時間半以内)が5日続くと、不安や混乱、抗うつ傾向が強まることが実験結果から分かっています。
参考:睡眠不足で情動不安定や抑うつに

なので、情緒不安定の原因として特に大きいのは、「寝不足」だとも言われているようです。

私の場合も、仕事が原因で眠りが浅くなったことがきっかけだったんでしょうね。
その後もストレスにさらされ、さらに大きなストレスに襲われ…。
そしてアルコールの量が増える。
その結果さらに眠りが浅くなり、夜頻繁に目が覚めるようになる。
でもストレスはなくならない。

その結果、情緒不安定になった。

そんな感じです。

情緒不安定になる原因は人それぞれ。
なので、これ! という対策はとれません。

ですが、寝不足が原因になりやすいのは事実。
なので、ストレスや不安からくる寝不足が続いているようなら、注意したほうがいいかもしれません。

私が情緒不安定になった理由

私が情緒不安定になったのは、仕事のストレスから寝不足が続いたことが原因です。
とはいえ、これだけだと何がストレスになったのか、どうして寝不足が続いたのかわかりませんよね。

なので、実際にどんな状況で仕事をしていたのか。
どんなことがストレスになっていたのかを話していきます。

私の話を聞いて、人によっては「情けない奴だ」とか「根性が足りない」とか思うかもしれません。
「大変だったね」と、思ってくれる人もいるでしょう。

ただ知ってほしいのは、人は些細なことで大きなストレスを感じるということ。
そして、そのストレスが毎日のように続けば、心が壊れてしまうということです。

始まりは新しい仕事から

始まりは、新しい仕事を引き受けたことでした。
今期から工場の工程を管理する仕事、つまり工程管理を引き受けたんです。

これが、ストレスの始まりでした。

というのもこの会社では、工程管理が全くというほど機能していなかった。
前任者のやり方は、客先の納期に間に合うように、適当に日程を当てはめるだけ。
工数も工場のキャパも一切考慮されていません。

その結果、納期に間に合わせるためメチャクチャな作業をこなさないといけなくなります。

例えば工場から「この部品は作れない」と言われれば、材料をもって外注に走る。
逆に「明日ならできる」と言われれば、その日のうちに外注から材料を引き上げてくる。

こんな感じで、場当たり的な対応で仕事を進めるのが当たり前。
工程の管理方法も一切確立されていなかったのです。

そんな状態だったので、私が工程管理を引き受けた時も、前任者からの引継ぎが一切ありません。

そもそも管理されていませんから、工程管理を変わっても何をどうすればいいのか全くわからない。
とにかく前職での経験を頼りに、ひたすら手探りで仕事を進めていきました。

言葉遊びのようなやり取り

私が工程管理にストレスを感じ始めたのは、はっきりとした回答をする人が誰もいない、ということに気が付いてからです。

私は工場の限界を把握するために、よく工数の確認をします。
つまり、現状抱えている仕事にプラスして新しい仕事ができるかどうかを聞きに行くんです。
すると工場の責任者は「わかった」と答えます。

こういう仕事が来ていて、この日までに作らないといけない。
これは可能なのかを聞けば、「わかった」というんです。

「わかった」と言われれば、その仕事はできるんだと思いますよね。
少なくとも私は、「わかった」は「できる」という意味だと思っていました。

ですが…違ったのです。

「わかった」は文字通り、「そういう仕事が来ていることは分かった」という意味。
「できる」という意味では言っていなかったのです。

このことを理解したのが、ある会議の場。
工場の責任者はこう言いました。

「私は「わかった」とは言ったが「できる」とは一言も言っていない。できるかどうかはわからないし、できない可能性もある」

正直「なんだそれ」です。
できないなら「できない」と言ってくれれば、工程の組み方も変えられます。
こちらは工程の組み方に悩んで、できるかどうかを確認しに行っているわけですから。

それなのに、まるで言葉遊びのようなことを言い始める。
「わかった」と「できる」は違う。
確かにそうですが、私からすれば嵌められたようなものです。

この時からですね。
工場のいうことが一切信じられなくなりました。

漠然と襲ってくる不安

仕事が忙しくなってからは、工場の回答がもっとひどくなりました。
ついには「わからない」になったのです。

毎日行っている仕事なのに、何年もやっていることなのに、その仕事がいつできるのか、いつ終わるのかが「わからない」と言うんです。
長めに日程をとっても「わからない」と言われます。
何もないところに工程を入れても、やっぱり「わからない」と言われるんです。

そして、毎日不安に襲われるようになりました。
何しろ工程を組んでも、その通りに進むかどうかわからないんです。

明日出勤したら、「この納期ではできない」と言われるかもしれない。
きょう作成した日程も、いつどのタイミングで崩壊するのかわからない。
そうなったらどうすればいい。
まず営業に相談して、必要ならお客さんに謝らないと。
それから工程を組みなおして、ほかに影響がないか確認して…。

こんなことを毎晩考えてしまいます。
今すぐ問題が起こるわけじゃないんです。
でも、「わからない」では、いつどこでどうなるのかもわからないわけです。

この状態から抜け出すには、答えのある工程を組むしかありません。
ですが、それを組むための情報がないんです。
製造に必要な工数を把握していませんし、過去の実績も残っていません。
となれば、現状は工場の経験によるしかないのですが…。
聞いても「わからない」としか返ってこないので、どうすることもできません。

そんなこんなで、毎晩不安に襲われるようになります。
そして、夜中に頻繁に目が覚めるようになっていきました。

些細なことが大きな悩みになる

きちんとした工程が組めないとしても、仕事を止めるわけにはいきません。
なので、工程の管理方法を確立するまでは、確実にできる日程で工程を組むようにしました。

ですが、これが新たなストレスを生み出します。
というのも今年は、仕事の量が過去にないほど多かったのです。

仕事量が多ければ、希望納期に合わない仕事も増えていきます。
とはいえ、無理な日程を組んで納期割れを起こすわけにもいきません。
できない納期をお客さんに伝えたら、大変なことになる可能性もあります。

なので、対応できる日程で工程を管理していたのですが…。

結果として、営業からのクレームが増えました。
「その日程だと客がいなくなる」とか「来年の仕事がなくなる」とか、いろいろ言われるわけです。

もちろん納期変更の依頼もたくさん来ます。

「工期に間に合わないからあと1週間前倒ししてほしい」とか「お客様の都合でこの日までに納品したい」とかですね。
「その日程ではできない」と伝えると、「苦労して受注したのに断れというのか!」と言われたこともありました。

ですが、前倒ししてあげたくてもできなかったのです。
なぜなら、工場に聞いてもできるかどうか「わからない」から。
わからないのに、前倒しなんてできるはずがありません。

その結果。
納期の前倒し依頼が大きな悩みになっていきました。
当然、営業から言われる「お客がいなくなる」「仕事がなくなる」という言葉も、かなりきつかったですね。

八方ふさがりになる工程

さらに追い打ちをかけたのが、逃げ道がなかったこと。

本来なら、工場で作れないのなら外注に依頼すればいいだけのこと。
だけど、それが難しかったんです。

理由は簡単。
外注を想定して見積もりを行っていなかったから。
つまり、外注を使えば赤字になってしまうからです。

予算内でできる外注を探せばいい。

そう思うかもしれませんが、そもそも相場にあっていなかったんですよ。
何社も見積もりを取ってみましたが、どこに依頼しても赤字になりました。
だから、ものすごく外注に出しづらかった。

せっかく仕事を引き受けたのに、それが赤字になるとか、意味が分かりませんよね。
ついでに言えば上司からも釘をさされていました。
外注費を減らせ。
できるだけ外注は使うなと、そういわれていたんです。

ただ今年は仕事量が多く、とても工場だけじゃ対応できません。
泣く泣く外注を使うとしても、赤字を垂れ流す分けにもいきませんよね。

なので、上司に受注を止められないか、ある以下断れないか相談したんです。
その結果、止めることも断ることもできないといわれました。

つまり、来た仕事はすべて受けないといけなくなったわけです。
その結果逃げ道がなくなり、追い詰められました。

工場では仕事が多すぎて対応できない。
外注に依頼すれば赤字になる。
普通に納期回答すれば、仕事がなくなるなどの苦情が出る。
かといって受注を止めることも断ることもできない。

じゃぁ、どうすればいい?

次から次へと仕事は入ってくる。
でも、どうしていいのかわからないわけです。

工場に相談しても「わからない」と言われます。
上司に相談しても「とりあえず入れとけ」と言われます。

仕方がないのでとりあえず日程を組むわけですが…。
いつ、どこで日程が崩壊するかわかりません。

しかも限界まで仕事を入れていますから、1つ崩れれば全部がだめになります。

そんな不安を抱えていますから、当然夜も眠れません。
もう、毎日が怖くて、怖くて…。

いつどこでダメになるのかわからない。
何とかしたくても、打つ手がない。

情緒不安定になるまでの数か月は、仕事に行くのが本当に嫌でした。

納期を守らない取引先

取引先が納期を守らないのも、私が追い詰められた理由のひとつです。
こちらが指定した納期に、商品が入ってくることがほとんどありません。
納期に遅れても、一切連絡がない、というのが当たり前でした。

仕事が忙しくなると、ますます納期を守らなくなります。
下手をすれば、納期から1か月遅れ、なんてこともありました。

しかも、問い合わせても納品日がわからないんです。

明日入れます。
というくせに、納品されない。
今週中には納品する予定ですと言いながら、来週になっても納品されない。

これが頻繁に起こるわけですから、工程を管理したくてもできないんですよ。
当然、段取りを組むこともできません。
何しろいつ商品が入荷するのかわからないんですから、作業開始日も当然わからないわけです。

工場に聞いても「わからない」
取引先に聞いても「わからない」

こんな「わからない」だらけの工場で工程管理をやっていれば、おかしくなって当然かもしれませんね。

なじめない社風

工程管理以外に私を悩ませたのが「社風」です。
というのもこの会社は、気に入らないことがあると感情をむき出しにして怒る人が何人もいたんです。

仕事でミスをすると怒鳴る。
気に入らないことがあると、声を荒げて相手を威嚇する。
睨みつけたり、相手を威嚇したりする。

という人が少なくとも5人はいます。

もともと性格のきつい人が多く、怒鳴り声の絶えない会社だったらしいんです。
ただ、性格のきつい人はもうみんな辞めていて、かなりましになったという話なんですが。

当時の名残というのか、そういう社風なのか…。
今でも気に入らないことがあるとすぐ態度に出す人がいるわけです。

これがね。
本当に嫌で、嫌で…。

こちらに非がなくても、相手が気に入らないと思ったら突然怒られるんです。
でかい声で「なんでこうなるんだ!」とね。

質問に答えたら「いい加減にしろ!」と怒られたこともあります。
なんでも、その答えにたどり着くまで行ったり来たりしていて、それが気に入らなかったとかなんとか。

そんな感じなんで、話をするのも怖いんです。
話しかけられるのも、話しかけるもの怖いし嫌なんですよね。

これも多分。
というか間違いなく、大きなストレスになっていたと思います。

突然止まらなくなった涙

そして、2022年10月26日。
会社の真向かいにある取引先の駐車場で、涙が止まらなくなりました。

悲しかったわけじゃありません。
悔しかったわけでもありません。
ただ、今日はいるはずの部品が届いていない。

「今日入荷する」

そういわれた部品が入っていない、ということを知っただけ。
なのに、なぜか涙が止まらなくなってしまったのです。

しかも2時間も…。

自分がなぜ泣いているのか。
どうして涙が止まらなくなったのか、理由が全く分かりません。

考えてもみてください。
40代後半の大の大人が、仕事でちょっと辛いことがあったからって、泣くわけがないじゃないですか。
部品が入ってこないなら、それ相応の対応をすればいいだけ。
納期に間に合わないのなら、営業に連絡して対応を検討すればいいだけの話です。

泣く必要なんてどこにもないんですよ。

でも、泣いているんです。
部品が入ってこないという事実を知っただけで、大の大人が大粒の涙を流し続けているんですよ。

正直、意味が分かりません。
何が原因なのかも、どうして泣いているのかも、さっぱりわからなかったんです。

なんで泣いているのか、考えて、考えて。
意味不明な上司や同僚からの慰めを聞いて、そして気が付きました。

あ、これ、心が壊れかけているんだ、と。
感情のコントロールが効かなくなっているんだ、と。

これが、私が情緒不安定になった理由です。
仕事の小さなストレスが続いたことで、大きなストレスになっていったこと。
そして、不安から寝不足になっていったことが原因だと考えられます。

・工場の状況がわからない
・取引先の納期がわからな
・毎日要求される納期短縮
・営業から言われるきつい言葉
・断ることも減らすこともできない仕事
・外注を使うと赤字になる仕事

ついでに言うと、支払いができないから遅延の連絡を取引先にしてくれ、とも言われました。

これもきつかったんですよ。
断れない、減らせない仕事をやむを得ず外注に依頼しているのに、支払いが間に合わないとか…。

意味が分かりませんよね。

だったら、最初から断ればいい。
せめて、外注を使わなくていい仕事量にすればいい。
と、思うわけです。

すべての責任を押し付けられている。
そんな状態…というか思いでした。

だからなおさら、つらかったんだと思います。

つらい仕事には理由がある

情緒不安定になって痛感したことがあります。
それは、つらい仕事には理由がある、ということです。

私は働くことが好きです。
個人で働くことも、チームで働くことも、大好きなんです。

営業をやっていたころは、23時まで働いても楽しかった。
クレームで徹夜が三日続いても、毎日お客さんから怒られても平気でした。
それどころか、クレーム対応ですらも楽しめていたんです。

工程管理も、どうやったら売上が伸びるのか、お客さんの希望を叶えるには、日程をどう組めばいいのかと、楽しみながら考えていました。

ですがいまの会社は、仕事が全く楽しくないんです。
出勤するのも辛かったし、会社の同僚と話をすることさえ嫌でした。
工程を組むのも、新しい仕事が来ることも嫌です。
営業やお客さん、工場の要望に応えたいとも思えません。

とにかく嫌で、嫌で、仕方がなかったんです。

同じ仕事なのにこんなにも感じ方が違う。
その理由はきっと、次の5つが違うからです。

・成果が実感できるか
・社内の雰囲気が良いか
・意見や提案を聞き入れてもらえるか
・権限を与えられているか
・周りの協力が得られるか

ひとつずつ説明しますね。

成果が実感できるか

前の会社では、営業と工程管理を兼務していました。
なので、信じられないくらい忙しかったんです。

毎日の残業が当たり前、休日出勤も当たり前。
営業に出れば三日四日は家に帰れないとかが当たり前でした。

かかってくる電話の量も半端じゃなく、メールも一日百件以上とかでしたね。
そんな営業の仕事をしながら、さらに工程管理もやっていたわけです。

とにかくまぁ、忙しかった。
忙しかったけど、メチャクチャ楽しかったんですよ。

なぜなら、結果が出ていたから。

営業成績は社内一位。
年間売上十億円の会社で、三億五千万円の売上を稼いでいました。

全体の35%を一人で売上げていたんですから、「俺の力で会社が回っている」なんて思っていた時もありましたね。
やればやるほど売上が上がっていく。
新規客も、声をかければあっさり見つかるし、新しいことに手を出せばそれも売上につながっていく。
そして、社内での発言力も大きくなり、着実に成長している実感が持てていたんです。

工程管理も楽しかったですね。
あと少し仕事を頑張れば、最高売上を更新できるとか。
原価を下げるために工場と協力して下請けを教育したり、新規取引先を開拓したりと、いろいろなことをやりました。

もちろん結果も良好で、右肩上がりで売上を伸ばしていたんです。

だから、仕事が忙しくても平気でした。
なぜなら楽しかったから。

さて、今の会社はどうかというと…。
やっている仕事は似たようなもので、工程管理と購買を兼務しています。
当然、仕事は忙しいわけです。

とはいえ、忙しくても残業はほとんどしていません。
段取りを組んで残業なしで回るように調整しています。

ちなみに工場で購買と工程管理を兼務すると、呼ばれる回数がメチャクチャ増えます。
何しろ生産の中心になる部分を、すべて引き受けているわけですから。

で、本来であれば、ものすごくやりがいのある立場なんです。
どのくらいの商品を作るのかとか、毎月の売上をどのくらいのするのかとか。
原価をどの程度に抑えるのか等を、管理できる場所にいるわけです。

本来なら、やりがいもあるし楽しさもある…はずなんです。

でも、全然楽しくない。
それどころか、つらくて、いやで、仕方がないんです。

その理由は簡単で、成果を実感できないから。
それどころか、会社の役に立っているという実感も、売上や利益に貢献しているという時間もありません。
さらに、自分で仕事をコントロールしているという感覚も、全くないんです。

むしろ、なんでこんなことをやっているんだろうと、思っています。

まず、仕事の受注量をコントロールすることができません。
工場の限界を超えても、ガンガン仕事が入ってきます。
しかも限界を超えた仕事を外注に依頼すれば、途端に赤字になります。
これがものすごく嫌なんです。

もちろん、何もしなかったわけじゃありません。
上司に、営業に工場の状況を話して受注の調整をしてもらえないかと、相談もしました。
外注を使うなら、それに見合った金額で見積もりを出してほしいこと。
価格を上げられないのなら、社内で生産できる量に受注を抑えることも提案しました。

ですが、すべて却下。

受注した仕事はすべて受けて、販売価格は現状維持。
具体的な対策などの指示は一切なし、です。

もちろん、新たに外注を見つけて仕入れ値を下げることもできるでしょう。
とはいえ、そんなに簡単に外注が見つかることはありません。
仮に見つかったとしても、テストとかいろいろやる必要があります。

まぁそれ以前に、私一人でそこまで手が回るわけないんですけどね。

営業が必死にとってきた仕事。
私が時間をかけて外注と打ち合わせをして、そして作ってもらった商品。

それが赤字なんです。

アホらしいですよね。

工程管理の仕事を、購買の仕事を頑張れば頑張るほど赤字になる。
対策をとるために提案しても、一切聞き入れてもらえない。
そんな仕事にやりがいを感じられる人がいるでしょうか。

成果を感じられない仕事って、びっくりするくらいつらいんですよ。

社内の雰囲気が良いか

これは今の会社に入社して気が付いたんですが、社内の雰囲気が悪い会社で働くのって、相当つらいですね。
ギスギスしていたり、陰口を言う人がいたり。
感情をむき出しにして怒鳴る人とか、仕事が遅れてもまったく気にしないとか。

そういう雰囲気があるだけで、思うように仕事が進まなくなるんです。

でね。
特に嫌なのが、怒鳴ったり怒ったりする人がいること。
こういう人がいるだけで、会社の雰囲気ってメチャクチャ悪くなるんですよ。

はっきり言って、私は話しかけやすい人、感じのいい人と一緒に働きたいと思っています。
ミスをしても怒鳴ったりせず、お互いにフォローしあえる。
仕事の悩みや問題も相談しやすい職場が理想です。

みんなそうだと思うんですよ。

まさか感情をむき出しにして怒る人と一緒に働きたい、なんて人はいませんよね。
毎日のように怒鳴り声が聞こえる職場。
こそこそと誰かの影口や悪口を言い合う職場とか、心の底から嫌だと思います。

でまぁ、今の会社はそんな職場なわけです。
といっても、該当するのは5人くらい。
50人ほどいる職場で、たった5人が嫌な雰囲気を作っているわけです。

ちなみに私も、その方たちに何度も怒られたことがあります。
叱られるわけじゃないんですよ。
怒られるんです。
しかも怒っている内容は、「私はこんなことで気分が悪くなった、どうしてるんだ?」というもの。
正直、意味不明なわけです。

なので、何がきっかけで怒られるのかさっぱりわかりません。
常にびくびくしているような状態です。

上司も怒りっぽいんですよね。
気に入らないことがあると一方的に怒鳴ってきます。
こちらの話を聞こうという姿勢は一切ありません。
大きな声を出すことで威圧し、存在感を得ようとしている感じです。

だから、社内の雰囲気がものすごく悪い。
何か失敗したら怒られるんじゃないか。
ミスを報告したら怒られるんじゃないかと、みんながビクビクしているのがわかります。

そんな会社で働くのが楽しいわけありませんよね。
社内の雰囲気が悪い職場で働くのって、本当につらいんですよ。

意見や提案を聞いてもらえるか

意見や提案を聞いてもらえない職場は、かなりつらい。
これは、今回の件で私が実感したことです。

工場の限界を超える仕事量があるけど、外注に依頼すれば赤字になる。
かといって、仕入れを大きく下げることも、売値を上げることもできない。
となれば、工場で対応できる受注量に抑えてもらうしかない。

こう考えるのは、ごくごく当たり前のことですよね。
なので、上司に工場で対応できる受注量にするために、仕事を断りたい。
それが無理なら、受注を抑えるように営業に話してほしい。
そうお願いしました。

ところが…。

頑張って仕事をとってきた営業の気持ちを考えると、受注を減らすことも止めることもできない。
そういわれて、提案が却下されたのです。

その結果、赤字覚悟で外注に依頼しても対応できない量の仕事が来ました。

なので、もう一度提案…というか、お願いしたんです。
営業に受注を止めるか、抑えるか対応してくれと、話をしてほしいと。

ですが答えは同じ。
止めることも抑えることもできない。
受注した仕事はやるしかないんだと、そういわれました。

そんなことを言われても、工場では作れないんですよ。
外注に依頼したくても、断られるんです。
そんな状態で一体どうしろというのか。

新規で外注先を探すことはできますよ。
ただ、いきなり新しい外注に仕事を依頼するのは、リスクがメチャクチャ高いんです。
こちらが要求する品質水準を、クリアできるかどうかさえわからないんですから。

つまり、どうしようもない。
できないことをできないと伝えているのに、一切聞き入れてもらえない。
それどころか、何とかしろとこちらに丸投げしてくる始末。

こうなると、ただただ仕事がつらいだけ。

会社や工場のことを考えて提案しているのに、すべてを否定される。
それどころか、できないことをやれと言われる。

意見や提案に耳を貸さない。
それどころか、無理やり捻じ曲げようとさえしてくる。
こういう職場や仕事は、ただつらいだけなんです。

権限を与えられているか

仕事に対する権限を持っているかどうかは、かなり重要なポイント。

例えば私に、受注量を決める権限が与えられていれば。

例えば私に、売値を決める権限が与えられていれば。

工程管理で苦労することも、疲弊することもなかったんです。
受注量がコントロールできれば、限界を超えることはなくなります。
売値をコントロールできれば、外注を効果的に使うことができます。
つまり、仕事で過度なストレスを感じることがなくなるんです。

だから、どこまで権限を与えられているのかは、ものすごく重要なポイント。

私の場合、工程管理をやっていましたが、売値も受注量も、ぶっちゃけ納期もコントロールする権限がありませんでした。
つまり、言われたことを言われたとおりにやるしかなかったわけです。

ただ、言われたことを言われたとおりにやるとしても、責任を上司が持ってくれるならいいんですよ。
工場の限界を超えたときとか、外注から仕事を断られたときとか。
納期が間に合わないときとかの対応を、上司がやってくれるなら何の問題もない。

でも、権限がないのにそれらの対応を私がやらないといけないんです。

そして叱られたり嫌味を言われたりします

自分ではどうにもならないことで、叱られたり嫌味を言われたりするんです。
これ、メチャクチャきついですよ。

対応できないほどの仕事量があるのに、なんでできないんだとか、お客がいなくなるとか言われる。
それでもできないと「つまり断れということだよね」と、私に聞いてくる。
受注量を決められないのに、断るかどうかの判断を押し付けられても答えようがないんですよね。
でも、責任を私に押し付けるために、「断るの?」と聞いてくるんです。

権限がないって、マジでつらい。
決めることができないのに、決めてくれって言われるのは、本当につらいんです。

特に、日程とか原価とか売上とか。
何かしらを管理する立場になったら、権限があるかどうかで感じるストレスの度合いが大きく違ってきます。

周りの協力が得られるか

周りの協力が得られるかどうかも、かなり重要なポイント。
なぜなら協力が得られないと、ひとりで苦労することになるからです。

でまぁ、私の場合はこの協力も得られなかった…のかな。
工程がパンクしてSOSを出しているのに、上司が全く対応してくれない。
かといって、限界を超えた仕事を向上に押し付けるわけにもいかない。

そんな状態だったんですよね。

「限界だ」と営業に伝えれば、「何とかしてくれ」か「客がいなくなる」「仕事がなくなる」といわれるだけ。
どうにもならないから「受注を減らしてほしい」「一定の期間受注を止めてほしい」と上司にお願いしても、「それはできない」といわれるだけ。

それなら外注に依頼しようと思っても、「赤字になるから使うな」とか言われてしまう。
最後は外注もパンクして、どこにも依頼できなくなったんですけどね。

こんな感じで、どうにかしたくてもどうにもならない。
相談しても答えが返ってこない。
結局ひとりで抱え込んで、ひとりで悩んで、ひとりで苦しんでいただけ。

だからなおさら仕事がつらくなっていったわけです。

周りの協力が得られるかどうか。
周りの人が協力してくれるかどうかって、めちゃくちゃ大切だと思います。

少なくとも上司が理解を示してくれる。
上司が相談に乗ってくれて、協力してくれれば、それだけで安心感が違ってきます。

否定して突き返すだけだと、部下はあっという間に病んでしまいますよ。

もし情緒不安定になったら

もし、情緒不安定になったらどうすればいいのか。

先に言っておきますが、会社が何かしてくれることはありません。
なぜなら情緒不安定は、病気じゃないから。
精神的に不安定になっているだけ、だからです。

つまり、会社としても対応する術がないんですよね。

とはいえ、情緒不安定なまま放っておくのも問題があります。
なぜなら、会社に行くことが嫌になってしまうから。

そもそも、情緒不安定になった原因は仕事にあるわけです。
それなのに何の対策も取らずにいたら、ひどくなる一方なんですよね。

感情が激しく動く原因を探す

自分が情緒不安定になって気が付いたことがあります。
それは、感情が激しく動くときは、必ず何かしらの原因がある、ということ。

例えば私は会社で二度、涙が止まらなくなっています。

一度目は、取引先で部品が入荷しないことを知ったとき。

二度目は、会議で発言しようとした時です。

それと、同僚に部品がいつ入ってくるのが聞かれたときに、なぜか一生懸命謝ってしまった、ということもありました。

このことから考えられるのは、強いストレスを感じた時に感情が激しく動く、ということ。
そしてそのストレスは、「怒られたらいやだな」というものです。

例えば部品が入荷しないと分かった時は、「お前が管理しないからだ」とか「そんな取引先を何で使った」とか、怒られる可能性があります。
報告すれば「で? どうするの?」といわれるのが関の山です。
つまり、何をどうやっても周りから責められ、怒られる。
そう無意識で感じた結果、涙が止まらなくなったと考えるのが自然です。

会議で発言しようとした時も、こちらのことを一切考えない言葉で叱責されるだろう。
問題を解決したいのに、すべて私の責任にされるんだろう、という思いがあったんでしょう。

同僚に納期を聞かれた時も、入荷していないことで怒られると思ったのかもしれません。

つまり、日程が「わからない」ことで理不尽に怒られることが多くなる。

これが、情緒不安定の原因だと考えられるわけです。

できることから対策をとる

原因がわかったら対策を取りましょう。
といっても、できることは限られています。

・寝不足を解消する
・情緒不安定の原因に近づかない

個人でできるとすれば、このふたつくらいですね。
あとは、上司に相談してストレスの原因になっている仕事から外してもらう、くらいでしょうか。

寝不足の対策は、今すぐにでもできることが沢山あります。
例えば、寝る直前にコーヒーを飲まないとか、スマホの画面を見ないとか。
寝酒を控えるとか、寝る前に軽くストレッチをするとか。

不安に感じることを紙に書きだすとか、生活のリズムを整えるとかですね。

寝不足が続くと情緒不安定になりやすいことが分かっています。
つまり、寝不足を解消すれば情緒不安定の改善につながる、可能性があるわけです。

情緒不安定の原因に近づかないのも効果があります。
原因に近づかなければ、感情が激しく動かされることもありませんから。

ストレスの原因になっている仕事から、外してもらうのも効果的です。

私は工程管理の仕事から外れることで、かなり気持ちが楽になりました。
「わからない」だらけの仕事にかかわる時間が、大きく減ったからです。

なので、ダメ元で上司に相談するのは「あり」だと思います。

とはいうものの、情緒不安定を上司に説明するのは結構難しいんです。
感情が激しく動くとか、涙が止まらなくなるとか言っても、一時的なものだと思われがちですし。
会社としても、どう対応すればいいのかわからないのが現実です。

考えも見てください。
泣いたことを理由に職務を変えていたら、会社として機能しなくなってしまいますよね。

だから、自分でできることを、自分なりにやるしかないんです。

まず、睡眠不足を解消すること。
次に、情緒不安定の原因から、できるだけ距離を置くこと。
そして最後が、上司に相談すること、です。

ここまでやっても情緒不安定がよくならないなら、次の手を考えましょう。
仕事が我慢できないほどつらいのなら、転職を考える必要もあると思います。

とはいえ、転職は最終手段にしてくださいね。
何かあるたびに転職していたら、それこそ仕事がなくなってしまいますから。

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長引くなら医師に相談する

情緒不安定が2週間以上続くようなら、医師に相談して下さい。
なぜなら、情緒不安定が長引くと、うつ病になっている可能性があるからです。

あるいは、仕事に大きな支障が出ているときも、医師に相談してください。

ちなみに受信するのは精神科・心療内科らしいです。

我慢して仕事に大きな影響が出ても問題です。
なので、長引いたり不安を感じたり、実際に仕事に影響が出ているのなら、医師に相談することを考えてくださいね。

最後に

情緒不安定になってから2週間、やっと普通に戻りました!

元に戻るまで結構大変でしたね。

日曜日の夕方になると得も言われぬ不安が襲ってくる。
それこそ、血の気が引くて震えが来るような感覚が襲ってくるんです。

仕事に行きたくない。
会社に行くのが怖い。
どこかに逃げてしまいたい。

そんな感情が、自然と湧き上がってきます。
そして、夜眠れない。

もうね、怖くて怖くて仕方がないのがわかるから、「あ、これ絶対に眠れないやつだ」ってわかるんですよ。

ただ、一度休んでしまうと二度と行けなくなる気がしたので、頑張って出勤しました。
本当に怖くて、本当に嫌で、腹痛と吐き気も襲ってきたけど会社に行きました。

そんな、自分との戦いをひそかに繰り広げた結果、元に戻ったというわけです。

元に戻ってしまえば、「あの日々は何だったんだろう」と思いますが…。

それでも、つらかったことに変わりはなく。
そして、今もつらいことに変わりはないわけです。

一度心が拒否すると、完全には戻らないってこと。
それだけ、ストレスが心に与えるダメージが大きい、ってことです。

なので、仕事で感じるストレスを軽く考えないでください。
そして、心が悲鳴を上げる前に、自分をいたわってあげてほしい。

心が悲鳴を上げるまで我慢すると、大変なことになりかねませんから。

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