
40代の転職で大切なことを知りたい。
転職で失敗したくない。
そう思っている方向けにこの記事を書いています。
40代で転職したいと思っても、行動に移すのは難しいですよね。
何しろ世間一般では、40代の転職は厳しい! というのが当たり前。
そんな話を聞いてしまったら、転職したくても行動に移しづらいものです。
そんな、転職に関する不安を少しでも減らすために、この記事では次の「転職で本当に大切な6つのこと」を紹介しています。
・履歴書と職務経歴書を作りこむ
・退職後のお金を貯めておく
・給与や福利厚生を確認する
・企業研究をしっかりやる
・プロに相談する
・ストレスをためない
どれも当たり前のようで、意外と知らない人が多いこと。
なので、しっかり読み込んでください。
履歴書と職務経歴を作りこむ
まず大切なのは、履歴書と職務経歴書をしっかりと作りこむこと。
履歴書は市販のフォーマットでOK。
ですが、アルバイト・パート用のフォーマットは使わないようにしてください。
職務経歴書は現在のスキル、経験、成果を正確に反映しているのは当たり前。
できれば、仕事で達成した成果や、会社からほめられたこと、社長賞とかを強調してください。
履歴書・職務経歴のコツは次の3つ。
・スキルと経験を明確に伝える
・読みやすい書式、文字で書く
・仕事に合わせて作り直す
ここでは職務経歴書に絞って説明ますね。
スキルと経験を明確に伝える
職務経歴書では、スキル、経験、成果を明確に、できるだけ簡潔に説明する必要があります。
もちろんこれだけではなく、社外で受けたセミナーや取得した資格、それに関連する実務経験も含みます。
簡潔に説明するコツは箇条書きをつかうこと。
箇条書きを使って、経験した仕事の責任と成果をリスト化します。
これだけでも、かなり読みやすくなるものです。
そして、特に強く強調したいことは、別項目で詳しく説明しましょう。
見やすくで読みやすいフォーマットを使う
職務経歴書は魅力的で読みやすいものにしないとダメです。
なので、フォーマットにはこだわるようにしてください。
ポイントは見出しを明確にすること。
箇条書きで分かりやすくすること。
強調することを書くための空欄を設けることです。
採用担当者があなたの経験を簡単に理解できるようにすることが大切。
極端に複雑なフォーマットは使わずに、見やすく読みやすいフォーマットを使いましょう。
仕事に合わせて職務経歴書を作成する
応募する特定の仕事に合わせて、履歴書・職務経歴書を作ることが大切。
というか、これ、当たり前の話です。
会社ごとに求める人材は違ってきますよね?
求めるスキルや経験も違っているものです。
なのに、履歴書や職務経歴書を使いまわしたら…。
会社のニーズを完全に無視していることになります。
それだと、不採用になって当たり前なんです。
応募する会社が募集している職種に。最も関連するスキルと経験を強調する。
業界と企業文化にあった言葉を使う。
企業や業界を調べて、応募者になにを求めているかを知ることも大切です。
そのためにも!
履歴書と職務経歴書は、応募する会社ごとに作りましょう。
退職後のお金を貯めておく
転職するためには、退職後に必要なお金を貯金しておくことも大切。
なぜなら、仕事を辞めると収入がゼロになるからです。
自己都合で退職すれば、失業給付金がもらえるもの3か月経ってから。
たった3か月。
たったの3か月でも、収入なしでお金が出ていくのは本当に大変なんです。
なので、退職までにある程度の貯金を用意しておきましょう。
早めに貯金を始める。
それを言われても…。
と、思うかもしれませんが、貯金は早めに始めたほうがいい。
毎月1万円貯金するとしても、1か月後と1年後とでは貯まっている金額が全然違います。
もし複利で貯金を運用するのなら、早く始めたほうがめちゃくちゃ有利ですよね。
(複利がわからなければ調べてみてね)
最初は少しの金額でも、長く続ければ大きな金額になるもの。
少なくても、仕事を辞めても数か月は困らないだけの貯金をしておきましょう。
予定を立てて継続的に貯金する
貯金をするときのポイントは、予定を立てること。
毎月いくら貯金するのか決めておけば、効率よく貯金を殖やすことができます。
これ、毎月一定の金額を貯金のために確保する、ってことです。
言い方を変えれば、貯金する分無駄な支出を減らす、ってことでもあります。
たぶん最初は難しいと思うんです。
つい使っちゃったりとか、あるかもしれません。
それでも、予定通りに貯金する努力を続けること。
自分に負け続けていたら、転職なんて夢のまた夢になってしまいますよ。
転職先の給与や福利厚生を確認する
希望する転職先の、給与や福利厚生も事前に確認します。
というのも、意外とお金に無頓着な人が多いから。
転職してから「こんなはずじゃなかった!」なんて嘆いても、後の祭りなんです。
なので、必ず給与と福利厚生は確認しましょう。
そして、必ず前職と比較しましょう。
給料と福利厚生を確認する
絶対に確認するべきなのが、給料と福利厚生です。
なぜなら、手元に残るお金に直接かかわることだから。
例えば制服があるかどうかとか、自費購入なのか支給なのか、ですね。
制服が支給ならOK。
でも自費購入だと思っている以上にお金がかかるんです。
こういった、お金に関することをすべてチェックしましょう。
そして、生活に必要なだけのお金が残るかどうかを確認すること。
給与と福利厚生の確認。
これ、メチャクチャ大切ですよ。
健康保険などの保険を確認する
保険の確認? 何のこと?
って思った方は、今働いている会社に保険について聞いてみてください。
意外と従業員に保険をかけている会社って、多いんですよ。
保険なので、当然何かあったときは保険金が下ります。
例えば私の勤め先では、けがをすると数万円、会社が従業員にかけた保険から出ます。
これも、できれば確認したほうがいい。
特に、仕事が原因でけがなどをした時の保証があるかどうかは、調べておくべきです。
他の福利厚生を確認する
ほかにも確認したいのが、病気やケガなどで休んだ時の保証とか、従業員を教育するプログラムがあるかどうかとか、です。
といっても、あまりにも突っ込んだ内容は調べようがないのも事実。
会社のホームページを見るくらいしか、やりようがないんですよね。
とはいえ、そこそこの規模がある会社なら、ホームページにしっかり書いてあったりもします。
あるいは、ダメもとで転職を希望する会社に聞くのもありです。
採用されたらそこで働くんですから、可能な限り調べるようにしましょう。
企業研究をしっかりやる
どの企業にも独自の文化と価値観があります。
なので、転職を希望する会社の文化や価値観を学ぶことは、ものすごく大切なことなんです。
ついでに言うと、転職だとなぜか企業研究をする人が減るんですよね。
社会人経験があるからいいとでも思っているか。
それとも、何の準備をしなくても採用されるとでも思っているか…。
それはわかりませんが、準備せずに採用されることはまずありません。
希望する会社に転職したいのなら、企業研究は絶対にやりましょう。
インターネットで会社を調べる
Web サイトを見る、会社に関するレビューや記事を読む、SNSをチェックするなど、インターネットを使えば会社のことがよくわかります。
自宅でできることなので、最低限インターネットで調べるくらいはやりましょう。
その会社の従業員と話す
その会社を知る最も確実な方法は、今働いている、あるいは以前働いていた従業員と話をすることです。
で、従業員と話をするための方法が、SNSなどサービスを使うことです。
従業員に直接聞くのは抵抗があるかもしれません。
が、勇気を出してやってみてください。
その会社のリアルな現状がわかりますよ。
会社の業界と場所を考慮する
会社の文化は業界だけじゃないなく、会社のある地域の影響を受けることがあります。
例えばお店。
小さなお店は従業員の人数がすくないので、開店から閉店まで一人で管理しないといけないことが多いんです。
なので「お店って残業が多いんだよ」という話をしても、「そりゃそういう業界だからね」といわれるんですよ。
これが業界の特徴。
地域の影響は主に人間関係に出ますね。
とある地域の人たちは冷たい。
だから、あの会社の人間関係も結構クールだったりする、という具合です。
企業研究をするときは、業界や地域も考慮してみてください。
プロに相談する
転職するときは、必ずプロ(キャリアコンサルタント)に相談しましょう。
ちなみにキャリアコンサルタントはハローワークで相談できます。
もちろん、転職エージェントでも相談できますし、キャリア相談をメインでやっている方もいます。
ということで、プロに相談するべき理由を話していきますね。
専門家のアドバイスが受けられる
キャリア コンサルタントに相談するのは、何も転職のためだけじゃありません。
個人のキャリアの形成と強みを一致させることにもつながるんです。
もちろん、自分に合った求人の紹介とか、転職で成功するためのアドバイスを受けることもできます。
目的もなく転職するよりも、キャリアの方向性を決めてから転職したほうが、うまくいきやすいもの。
そういった意味でも、プロへの相談はおすすめです。
プロならではのサポートが期待できる
キャリア コンサルタントでは、次のアドバイスとサポートを受けることができます。
・履歴書、職務経歴書の添削
・面接の練習やアドバイス
・給与の交渉戦略
・キャリアについて
ほかにも、仕事の悩み相談にも乗ってくれまる。
つまり、転職全体のサポートとコーチングが期待できるわけです。
転職エージェントがおすすめ
キャリアコンサルタントに相談するなら、転職エージェントの利用がおすすめです。
なぜなら転職エージェントも、キャリアに関する相談に乗ってくれますし、転職のサポートをしてくれるから。
しかも、ほとんどの転職エージェントは利用料が無料です。
無料でアドバイスやサポートをしてくれるなんて、すごいと思いませんか?
そうそう。
転職エージェントに相談したからと言って、必ず転職する必要はありません。
検討した結果転職しないと決めたなら、そう言えばいいだけです。
プロに無料で相談できる。
これだけでも、転職エージェントを利用する価値がありますよね。
ストレスをためない
転職はものすごくストレスが溜まります。
思うように仕事が見つからない。
お金がどんどん減っていく。
面接できついことを言われた、などなど。
とにかく転職活動を始めると、ストレスをためやすくなるんです。
なので、できるだけストレスをためないようにすることが大切です。
転職活動の計画を作る
転職活動のストレスを減らす方法として、行動計画を作る! のもありです。
つまり、どんな仕事に応募するのか、毎週どのくらいの会社に応募するのかなどを決めておくんです。
例えば製造業への転職を希望するなら、毎週3社に応募することを決める。
そのために、月・火曜日は求人を探す、水曜日は企業研究、木・金曜日で応募書類を作って発送する。
といった具合です。
何をいつまでにどのくらいやるのかを明確にするだけで、結構ストレスって減るものですよ。
しっかりと休む
ストレスを発散する一番の方法は、しっかりと休むこと。
そして、自分のための時間を作ることです。
休みの日は運動をしたり、友人や家族と過ごしたりしましょう。
趣味に没頭するのもいいですね。
あとは、よく食べてよく寝ましょう。
転職中はいろいろな不安が襲ってくるもの。
だからこそ、たまには休みを取って自分をいたわることが大切です。
周りの人にサポートしてもらう
転職活動を周りの人にサポートしてもらうと、ストレスが減ることがあります。
例えば、家族に理解を求めて休みを作る、とか。
同じように転職活動をしている人と仲良くなって、お互いの近況を報告しあうとか、ですね。
キャリアコンサルタントと良い関係を築くのも、良いサポートを受けるためには大切です。
周りの人にサポートしてもらう…。
というよりもサポートをお願いする、という風に考えましょう。
周りからのサポートが受けられるようになると、スムーズに転職活動が進みますよ。
最後に
40代の転職は厳しい。
これは、冗談でもなんでもなくて、本当に厳しいんです。
そんな厳しい転職を成功させるには、どれだけ知識を持っているかが大切。
そして、どこを抑えれば採用されやすくなるのかを、知ることが大切です。
この記事では次の6つを紹介しました。
・履歴書と職務経歴書を作りこむ
・退職後のお金を貯めておく
・給与や福利厚生を確認する
・企業研究をしっかりやる
・プロに相談する
・ストレスをためない
どれも40代の転職で外すことのできない内容ばかりです。
ぜひ参考にしていただいて、あなたの転職に役立ててください。