ブログに来てくれたユーザーが一体どのくらいの時間いてくれたのか。苦労して書いた記事はちゃんと読んでもらえているのか。
ブログを書いていれば一度は気にした事があるんじゃないかと思います。
ぼく? いつも気にしています。気になって気になって仕方がないくらいです。
その時間を知ることが出来るツールが「Google Analytics」。無料で使えるのにかなり高機能なツールです。
滞在時間を調べる指標として「平均セッション時間」と「平均ページ滞在時間」がありますが、どういう基準で集計されているかを知らないと、間違った判断をしてしまうかもしれません。
ぼくはすでに間違った判断をして、過去記事に加筆修正を繰り返しました。何度も何度も何度も何度も書き直したんです。
でも何度書き直しても一向に数値が改善されなかった!
これはおかしいと思い、数値の意味を調べ、そしれ絶句しました。なんて無駄な事をやっていたんだと・・・。
同じ間違いが繰り返されないよう、「平均セッション時間」と「平均ページ滞在時間」の意味を、そしてどういう方法で計算されているのかを書いておきます。
Googleの集計方法
両方の数値をあげたくて色々調べてみましたところ次の事が分かりました。
1.直帰(1ページだけ読んで離脱)すると滞在時間は0秒になる。
これ、かなり予想外でした。最初に訪問したページにどんなに長い時間いても、次のページに移動しなければ滞在時間は0秒になります。
と言うことは、面白い記事を書いたとしても直帰された場合は、滞在時間やセッション時間では読まれているかどうか判断が付かない、と言うことに。
2.離脱したページの滞在時間は含まれない。
例えば、
1ページ目 5分
2ページ目 5分
3ページ目 5分
合計15分滞在した場合、Google Analyticsで滞在時間として計算されるのは、1ページ目の5分と2ページ目の5分。合計10分になるそうです。
同じサイト内でページを移動すれば、そのサイト内のコンテンツの中にあるボタンをクリックされることで移動したことが分かりますが、離脱した場合、どこもクリックされないから分からない。らしい。
つまり、アクセスした時間を0として、最後のページに移動するまでが滞在時間です。うん。すごくややこしい。
平均セッション時間
Google Analtycsで最初に開く画面が、ユーザーサマリー。その左下に表示され、嫌でも目に飛び込んでくる「平均セッション時間」
今までこの時間が、「ブログに滞在した時間の平均」だと思っていました。つまり40秒や30秒だと、ほとんど読んでもらえていないんだと思ったんです。
この平均セッション時間とは何なのか。
セッションは1人のユーザーがサイトを訪れてから離れるまでの行動の事。そして平均セッション時間はユーザーの平均滞在時間の事。
ユーザーがサイトにアクセスしてから離れるまでのを平均した時間の事です。
素直に考えればこの時間が長ければ、それだけ満足してもらえるコンテンツがあると言うことになりますし、短ければ無いと言うことにもなります。が、集計されていない時間がかなりありますので、参考程度にしかなりません。
平均ページ滞在時間
この項目は「行動」の中の「すべてのページ」でみることが出来ます。平均ページ滞在時間とは。
そのページを見て居た時間の平均
なので長ければ素直に、「ちゃんと読んでもらえた」と思っていいと思います。
気合入れて書いた記事がきちんと読まれているとうれしいですよ! 平均ページ滞在時間がながければ、多分ちゃんと読まれているはずです。
この数字は読んだ人の平均時間がでますので、参考にはなります。
ですが、タブを開いたまま他のページを読んでいたりしても滞在した時間として計算されます。
時間を指標としてみるのは、難しいのかもしれません。
滞在時間0秒に惑わされた
計測結果を見ていると出てくる滞在時間0秒(一番右の数字)
これだけみると「え?1秒も経たないうちに離脱したの?」と思ってしまいますが、違いました。このページだけみて直帰すると滞在時間が0秒になるんです。だから読まれていないと言う訳じゃない。たまたま見た人が全員直帰したと言うことです。
たまたまですよ。たまたま。
ただ、直帰しているのは事実なので、関連ページも見てもらえるように対策が必要ですね。うん。
結論。参考程度にみれば良い
平均セッション時間とかかなり気にしていたんです。「短いな。もっと長くしたいな」と、色々考えました。加筆修正も滞在時間を延ばすためにやっていました。
「平均セッション時間」と言う言葉だけを見れば、「サイトに来てから離脱するまでの時間の平均」だと思いますよね。となると42秒とか悲しすぎ。
でも実際は、1Pだけ読んで離脱する人も大勢いるので参考にしかならない。と言うことでした。
この項目、集計の基準をきちんと理解していないと混乱の元です。現にぼくは加筆修正を繰り返しましたから。