ニートが転職(就職)を成功させるための全知識

正社員を目指して活動を始めても、何をしていいのか分からない、と悩むことも多いはず。
また空白期間を上手く説明できず、面接を通らないということも多いでしょう。

この記事は、ニートが転職(就職)を成功させるために、大切なことを紹介しています。
正社員での採用を目指す際に、参考にしていただければ嬉しいです。

ニートの転職は難しい

ニートから正社員になるのはかなり難しい。

なぜなら日本の社会は、一度レールから外れた人を良く思わない風潮があるからです。

ぼくの弟も中学生の時に引きこもりになり、高校は中退。
高校は通信教育で卒業しましたが、一度も正社員になれずニートとして実家にこもっていました。

そんな兄弟の現状を見ていると、一度レールから外れた人に対して、本当に冷たい社会だなと思うものです。

だからこそはっきり言えます。

ニートから正社員になるのは本当に難しいのです。

転職するには中途採用と戦う必要がある

ニートから正社員になるためには、社会人経験のある方と戦わなければいけません。

なぜならハローワークなどに出ている求人のほとんどは、社会人経験のある方を対象としているからです。

「未経験者歓迎」とうたっている求人でも、最低限のマナーやスキルを身に着けている必要があります。

つまり、ニートから正社員を目指すには、社会人経験のある方がライバルになるのです。

雇ってもすぐやめると思われる

問題はほかにもあります。

ニートは採用しても、すぐにやめてしまうのではないかと、思われることです。

なぜならニートは働かずに家にこもっている人を指す言葉だから。

働く気のなかった方が「さぁ働こう!」と思っても、想像以上に世間の風は冷たいもの。

「どうせ辞めるだろう」と思われてしまい、なかなか採用されないものです。

ニート期間が長いと相手にもされない

もっと言えば、ニートでいる期間が長いほど、相手にされなくなります。

なぜなら世間一般の考え方として、「働いて当たり前、働かないのは悪いこと」とみなすからです。

そのためニート期間が長いと「働く気のない人」として見られてしまい、なかなか就職できません。

つまりニートの期間が長いほど、採用されにくくなるのです。

就職(転職)サポートを受ける

ニートが転職や就職を成功させるには、何かしらのサポートを受けることが必須です。

まず企業は空白期間が長い応募者を、「働く意欲が感じられない」「スキルなどが鈍っている」と考えるため、積極的に採用しようとはしません。
またニート期間があると応募者側にも、「コミュニケーションが取れるだろうか」「仕事が覚えられるだろうか」と言う不安があります。

この企業側の懸念と応募者の不安を取り除くために有効なのが、若者サポートステーション(サポステ)とジョブカフェの2つです。
どちらも就職支援やカウンセリング、職場体験などを受けることができます。

またNPO法人育て上げネットや求職者支援制度でも、就業支援を受けることができるので、今の自分に合ったサポートを選んでください。

若者サポートステーション(サポステ)

サポステは、厚生労働省が委託して行われている、15歳~39歳までを対象とした就職を支援する機関です。
全国に173機関あり、1体1でのキャリアコンサルティングや社会人としてのマナーを身につけるセミナー、職場体験など、就職に向けた様々な支援を行ってくれます。

厚生労働省が地方自治体と共同で実施しているため、相談や受講料が無料なのもいいですね。

詳しくはこちら⇒サポステ(URL:http://saposute-net.mhlw.go.jp/index.html)

ジョブカフェ

ジョブカフェは都道府県が設置する、若者の就職支援施設です。
ジョブカフェではプロのカウンセリングや就職のノウハウが分かるセミナーなど、就職に向けた支援を受けることができます。
設置している都道府県により、サービスの内容が違っているのも特徴です。

もちろん利用料は無料です。

詳しくはこちら⇒ジョブカフェによる支援|厚生労働省

その他の支援施設

サポステやジョブカフェ以外の支援施設では、次の2つがあります。

NPO法人育て上げネット

NPO法人育て上げネットでは、「ジョブトレ」で若者向けの就労基礎訓練プログラムを提供しています。
それぞれの悩みや希望に応じて課題設定をしながら、就労に向けてステップアップしていくのが特徴です。

まずは働くための基盤をつくり、次に実際の現場で自分を試します。
そして最後は就職に向けた活動を行っていくので、無理なく就職を目指すことができます。

詳しくはこちら⇒NPO法人育て上げネット

求職者支援制度

求職者支援制度とは、雇用保険を受けられない求職者の方が、職業訓練を通じてスキルアップすることで、早期の就職を目指す制度です。
訓練を受講するにはハローワークで相談し、訓練が必要だと認められなければいけません。

他の支援制度と比べると、受講するまでが少し大変です。
ですが他の支援制度と比べても、受講できるコースが非常に多く、より実践的な経験を積むことができます。

詳しくはこちら⇒求職者支援制度

就職に向けた意欲を示せる

サポステやジョブカフェなどを使い、就職支援を受けることで、社会人としてのマナーや仕事の進め方などを学ぶことができます。
また企業が懸念している「働く意欲が感じられない」「スキルなどが鈍っている」などを、ある程度クリアすることも可能です。

失っていた自信を取り戻すきっかけにもなりますので、脱ニートを目指すのなら積極的に利用してください。

求人を探す

求人を探すときは就職(転職)サポートの延長として、ハローワークで求人を探しつつ、民間の転職エージェントも使いましょう。
民間の就職支援会社を使う理由は、担当が付いてサポートしてもらえるからです。

ハローワーク

ハローワークには地元企業の求人が大量に集まっています。
また、ヤングハロワークやわかものハローワークを利用すれば、ニート向けの求人を探すことができます。

ただし次のようなデメリットもあります。

  • 企業の詳細情報がすくない
  • 職員が非正規雇用
  • 相談員が変わりやすい

相談窓口で履歴書や職務経歴書の添削をお願いできますが、企業の詳細情報が少ないため、誤字・脱字の添削が中心です。
そのため相談しても、企業に合わせた応募書類が作成しづらいと言えるでしょう。

ハローワークを使う時のポイントは次の3つ。

  • 希望をはっきりと伝える
  • 相談員を指名する
  • 応募書類の添削を依頼する

あなたが相談しやすい相談員を指名して、サポートを受けることが大切です。

こちらの記事も参考にしてください「ニート期間がある人のハローワークの使い方

民間の転職エージェント

転職エージェントにはハローワークにはない求人が沢山集まっています。
また最初から専任の担当者が付くため、相談しやすい環境になっているのも特徴です。

ただし次のようなデメリットもあります。

  • セールストークに乗せられてしまう
  • サービスを受けられないことがある

企業情報が豊富なので、企業に合わせた応募書類の作成や面接対策ができるのは、転職エージェントの大きなメリットです。
ただ商売のため、気が乗らなくても上手いセールストークに乗せられて断り切れない、ということもあります。

転職エージェントを使う時のポイントは…

  • 希望をはっきり伝える
  • 合わない案件ははっきりと断る
  • 応募書類の添削を依頼する
  • 模擬面接を依頼する

面倒な面接日時の設定は任せられますし、希望する企業に合ったアピール方法を教わることができます。
また企業にあなたのことを売込んでくれるので、他の応募者より採用されやすくなるのも魅力です。



おすすめの転職エージェント

ジェイックは無職やフリーターでも、就職支援を行ってくれる転職エージェントです。

特徴は独自の就職講座である「営業カレッジ」

営業カレッジでは一般的なビジネスマナー、電話対応や実際の営業活動など、社会人としての基礎を学ぶことができます。
また営業カレッジを終了すると、書類選考なしで企業の面接を受けることができるのです。

ジェイックを利用した方の正社員就職率は80.3%

過去の経歴に関係なく正社員が目指せるので、経歴に自信がない方にこそおすすめの転職エージェントです。

20代の既卒・フリーター・第二新卒を専門にした就職支援を10年前からスタート!再就職ならジェイック!

ブラック企業の見分け方

せっかく良い求人を見つけたのに、実はブラック企業だった、では面白くありませんよね。
ここではブラック企業を見分けるポイントを紹介します。

――求人が頻繁に出ている
頻繁に求人が出るということは、それだけ離職率が高い可能性があります。

――給与の幅が大きい
給与の最低額と最高額の幅が大きい場合、歩合の占める幅が大きいため注意が必要です。

――会社が汚い
事務所や現場か汚い職場は管理が行き届いていないため、雰囲気が悪い可能性が高いです。

――社員の表情が暗い
社員の表情が暗いのは仕事がきつい証拠。受付や面接官などの表情を観察しましょう。

――活気がない
事務所に活気がない会社は、売上が落ちているか、人間関係の問題があるものです。

面接で空白期間をどう伝えるか

空白期間があると、面接で必ず理由や何をやっていたのかを聞かれます。
恐らくこの質問が一番怖くて、一番答えにくいはずです。

空白期間について聞かれた場合は、変に取り繕ったりせずに、正直に話してください。

例えば―――

空白期間中は、家に閉じこもり何もやっていませんでした。
学校卒業後一旦は就職しましたが、仕事が上手くいかずに退職し、自信を無くしていた時期でもあります。

でも今は、早く仕事を見つけて親を安心させてあげたい、社会人として、一生懸命働きたいと思っています。
そのための準備として、ハローワークの就業訓練を受け、マナーや基本的な作業を学びました。

御社を志望したのは…。

―――というように、空白期間はあったけど、今は前向きに働きたいと思っていることをアピールします。

話をするときは、背筋を伸ばし相手の眼を見て、明るく元気よく、気持ちゆっくりと話してください。
もう一度書きます。

  • 背筋を伸ばす
  • 相手の眼を見る
  • 明るく、元気よく
  • 気持ちゆっくりと話す

やる気と元気があれば印象が良くなり、採用される可能性は高くなります。

参考記事⇒ニートの面接は空白期間をどう答えるかが大切

不採用になっても気にしない

就業訓練を受けたとしても、恐らくほとんどの企業で不採用になるはずです。

もし不採用が続いたとしても気にしないこと。
そしてなぜ不採用になったのかを考えて、次へとつなげてください。

転職エージェントを利用している場合は、不採用の理由を担当者に確認することも大切です。

参考までに中途採用の書類通過率は30%程度だと言われています。
面接の通過率も30%~40%程度です。

つまり社会人としてずっと働いてきた人でも、10社受けて1社内定が出るかどうかという確率です。
ということは、10社連続で落ちたとしても、普通のことだと言えますよね。

不採用になっても気にせずに、直すべきことは直して、次に生かすことが大切です。

最後に

ニートが就職(転職)を成功させるための知識を紹介しました。

就業訓練で社会人としてもマナーと、働くための基礎知識を身につけます。
次にハローワークと転職エージェントを利用して、求人を探しましょう。
面接では空白期間を隠したりせず、明るく元気よく自分をアピールしてください。

そして不採用になっても気にせずに、採用が決まるまで努力することが大切です。