仕事を辞めたいのはうつ病が原因?対処法とチェック方法を紹介

うつ病で事を辞めたい

  • 仕事に行くのがつらい
  • 仕事のことを考えると涙が流れる

長時間労働や多すぎる仕事、つらい人間関係などに悩まされ、仕事を辞めたいと思っていませんか?

でも生活や将来の不安があると、つらいと思ってもなかなか辞められませんよね。

ひたすら我慢する毎日で疲れてしまい、「うつなのかも」と感じる方もいることでしょう。

ぼくは初めての転職で大失敗をしてしまい、仕事のことを考えると自然と涙が流れるところまで追い込まれました。

毎朝仕事に行くのがつらくて、職場の入り口の前を何度も行ったり来たりしたことを覚えています。

つらい環境を変えるには少しだけ勇気が必要です。

この記事ではぼくの体験を踏まえて、「うつ病かも」と思ったにやるべきことを紹介しています。

うつ病かもと思ったらまずはセルフチェック

「うつ病かも」と思ったときは、次の図の流れに沿ってセルフチェックから行ってください。

セルフチェックの方法

うつ病がどうかを判断する目安として、憂うつな気分が続くかどうかがあります。

① 楽しみや喜びを感じない
通常なら楽しかったようなことでも、楽しみや喜びを感じなくなります。何をしていても憂うつな気分を感じてしまいます。

② 何か良いことが起きても気分が晴れない
きっかけとなった出来事や要因が解決したり、自分にとって良いことが起こっても、気分が晴れない状態が続いてしまいます。

③ 趣味や好きなことが楽しめない
健康な状態であれば、嫌な気分のときに大好きな趣味のテニスで思いっきり汗を流したりすることで、気分が晴れたりするものです。うつ病になっていると楽しめないどころか、疲労感ばかりが増してしまいます。

引用:うつ病とは(厚生労働省:こころの耳)

うつ病は紹介した症状が2週間以上続きます。

軽い憂鬱な状態と違いうつ病は、たとえ原因が分かったとしても気分が晴れません。

もしうつ病かもしれないと思ったら、憂うつな気分がどのくらい続いているか考えてみてください。

参考:うつ病 こころとからだ

セルフチェックができるサイト

次の4つはセルフチェックができるサイトへのリンクです。

もしもセルフチェックの結果「うつの傾向が疑われる」場合は、病院で診察を検討してください。

仕事を辞めたい!がうつ病になる原因

「仕事を辞めたい」と思っていただけなのに、いつの間にかうつ病になってしまうのは、職場の環境に原因があります。

つまり…

  • いじめやパワハラがある
  • 過度な長時間労働
  • 重すぎる責任

…が永遠と続く職場では、ストレスで心がやられてしまい、うつ病になってしまうのです。

参考までにぼくが実際に体験した、仕事で精神的に追い込まれたケースを紹介します。

関連記事:泣くほど仕事がつらい人へ。本当につらいときは耐えずに逃げてください

いじめやパワハラ

まず経験したのは「いじめ」です。

職場で人間関係から切り離され、話し相手がひとりもいなくなりました。

そして最後には、仕事もやらせてもらえなくなったのです。

毎日ただ机に座って8時間過ごしていると、「自分は必要とされない人間なのか」とさえ思えてきます。

この状態が2か月近く続き、いつからか体が職場を拒否するようになりました。

職場の入り口まではいけるのですが、怖くて中に入ることができず、入り口の前をずっとウロウロしてしまうのです。

さらに帰宅する車の中で涙が止まらなくなり、「このまま電柱に突っ込めば…」など、普通の精神状態なら考えないようなことを考えるようになりました。

話し相手も仕事もない職場に出勤するのは、本当につらいものです。

過度な長時間労働

過度な長時間労働は、厚生労働省でもうつ病の原因になり得ると警告しています。

ぼくが経験したのは、「みんなが残っているから先に帰るな」と、いうものでした。

この長時間労働は、先ほど紹介した話し相手も仕事もない職場でのことです。

「皆が残っている」という理由ですから、ほぼ毎日のように残業を指示されました。

仕事がないのに残業を指示され、ただみんなが帰るまで会社に残っている。

話し相手も仕事もない状態で続く残業は、本当につらかったことを覚えています。

重すぎる責任

重すぎる責任に耐え切れず、うつに近い症状が現れたのは、ぼくの友人です。

非常に仕事ができ、人当たりも優しくて、みんなから頼りにされる人気者でした。

そんな友人がうつ病に近い症状を訴えたのは、管理職に昇進してからです。

まず、相手に気を使いすぎてしまい、人に仕事を指示することができません。
そして売上に大きな責任を感じてしまい、手を休めることができなくなったのです。

その結果心身ともに不調をきたしてしまい、長期療養を余儀なくされました。

人によっては責任が増えることに耐えられず、うつ病のような症状を訴えることもあります。

ストレスの原因を解決した方法

紹介した3つのケースを解決したのは、退職と人事異動です。

まず話し相手も仕事もない職場では、職場そのものがストレスの原因でした。
職場が原因となると、仕事を辞めるしか方法はありません。

仕事を辞めるまでは本当に大変でしたが、辞めた後はすごく晴れ晴れとした気持ちになったことを覚えています。

次に責任の重さに耐えきれず、うつ病のような症状が出たケースでは、一般社員へ降格したことで解決しました。

ストレスの原因である「重すぎる責任」から開放され、もとの明るい性格が戻ってきたのです。

降格と聞くとネガティブなイメージがあるかもしれません。
ですが状況によっては、非常に有効な手段にもなるのです。

解決するにはストレスから離れることが大切

うつ病になる前であれば、ストレスの原因から離れることで解決できる可能性があります。

もし仕事に強いストレスを感じ、うつ病かもしれないと思うほど追い込まれているのなら、上司に相談して下さい。

なぜなら会社には「安全配慮義務」と「労働安全衛生法」により、従業員の心身の健康管理に責任があるからです。

そのため症状や医師の話を踏まえて相談すれば、部署の異動や仕事内容の変更などを検討してくれるはずです。

話にならなければ転職を考える

とはいえ会社によっては、部下の話に取り合わないこともあるでしょう。

上司に相談しても相手にされないのであれば、転職を考えるしかありません。

強いストレスを感じる仕事を続ければ、いつかうつ病になってしまいます。

一度うつ病になってしまうと、治るまでにかなり時間がかかるものです。

そうなる前に、転職を考えてください。

転職を決めたらやるべきこと

転職を決めたらやるべきことは、退職する前に転職エージェントへの登録します。

「ハローワークじゃないの?」

と、思いますよね。

ハローワークは、民間の人材紹介会社を利用しても仕事が見つからない人が最後に利用する、言わばセーフティネットです。

なのでまずは転職エージェントを利用して、転職先を探します。

転職エージェントは大手だけで十分

はっきり言っておきますが、転職エージェントはどこも似たようなものです。

なので転職エージェントを選ぶときは、実績が豊富で取り扱い求人数も多い、大手だけで十分。

もし大手に断られたら、次の転職エージェントへ登録してください。

転職エージェントを選ぶのにいろいろ悩む必要はありません。

まずは大手に登録しましょう。

相談しながら転職活動を進める

転職エージェントに登録したら、あとは担当者と相談しながら転職活動を進めます。

転職エージェントは転職のプロです。
なので質問すればやるべきことを教えてくれます。

また面接の段取りや応募書類の添削に対応してくれます。

なので転職エージェントに登録したら、担当者と相談しながら転職活動を進めてください。

ただし!

転職エージェントの言いなりにはならず、決めることは自分で決めるようにしてくださいね。

うつ病と診断されたらやるべきこと

診察の結果「うつ病」と診断されたら治療に専念するべきです。

ここから先は、うつ病と診断されたときにやるべきことを紹介していきます。

診断書を書いてもらう

まずは担当した医師に相談して、診断書を書いてもらいましょう。

恐らく診断書には病名と休職が必要な旨、休職の期間が記載されるはずです。

診断書を受け取ったら、会社へ病気の報告と休職の申請を行います。

そして会社から休職命令がでれば、仕事を休んで治療に専念することができます。

休職が認められたら傷病手当を申請する

会社から休業が認められたら、傷病手当を忘れずに申請してください。

なぜなら休業中は給与が貰えなくなる会社が多いからです。

給与が貰えなければ、生活費がなくなってしまいますよね。

なので休業中の生活費を確保するためにも、傷病手当を申請しましょう。

傷病手当とは

傷病手当は病気療養中に、被保険者の生活を保障するために設けられた制度です。

支払われる金額は給与の約3分の2で、最長1年6カ月支給されます。

支給されるための条件は次の4つ。

  • 業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
  • 仕事に就くことができないこと
  • 連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
  • 休業した期間について給与の支払いがないこと

長期療養が必要な場合は該当するはずなので、忘れずに傷病手当を申請してください。

参考:全国健康保険協会

休職は断られることもある

さて病気などで仕事ができない時に、会社から命令される「休職」ですが、実は会社に断られることがあります。

なぜなら休職は、法律で決められた労働者の権利ではない、からです。

言い方は悪いかもしれませんが、休職は会社から労働者に向けて出される、出勤禁止命令に近いものです。

そのため就業規則に休職の規定がない場合は、休職させなくてもいいのです。

休職は労働者の権利ではないため、会社に断られることがあることを、知っておいてください。

休業を拒否されたら異動を相談

もし会社から休業を拒否されたら、部署の異動を相談しましょう。

なぜならうつ病の原因が会社にある場合、同じ職場で働く限り病気の原因から離れられないからです。

ただし異動にも法的強制力はないため、断られる可能性があります。

あるいは異動出来る部署がない、というケースもあるでしょう。

とはいえ休職ができないのに仕事を続けるのは、病気を悪化させるだけです。

断られる可能性があるとしても、異動できないか上司に相談することが大切です。

異動もダメなら有休を消化して退職

休職も異動も断られた場合は、有休休暇を消化して退職するしかありません。

そして有休を消化して退職する場合でも、必ず傷病手当の申請をしてください

傷病手当に必要な条件は先ほどと同じです。

  • 業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
  • 仕事に就くことができないこと
  • 連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
  • 休業した期間について給与の支払いがないこと

ただし退職後も傷病手当を受け取るには、退職日までに継続して1年以上、健康保険の被保険者期間が必要になります。

傷病手当の申請は会社を通して行うため、退職するまでに忘れずに申請しましょう。
もし忘れてしまった場合は、社会保険労務士に相談してください。

失業給付金の受給期間延長手続きも忘れないこと

うつ病で退職して傷病手当を受け取る場合は、失業給付金(雇用保険)の受給期間延長の手続きを行ってください

失業給付金の受給期間は、離職した日の翌日から1年間が原則。

ですがうつ病で退職した場合は、受給期間を最大4年間まで伸ばすことができます。

受給期間を延長しておくことで、傷病手当が終わってから仕事を探すときに、失業給付金を受け取ることができます。

病気が治った後、仕事を探している期間の生活費の心配をしなくて済むので、失業給付金の受給期間延長の手続きも、忘れずに行ってください。

参考:ハローワーク

うつ病の原因が業務内なら労災申請もできる

参考までに、うつ病の原因が仕事(業務内)にある場合は、労災認定を行うこともできます。

例えば月100時間を超えるような長時間労働や、パワハラ・セクハラなどのハラスメントがあった場合です。

労災として認定されれば、傷病手当よりも手厚い保証を受けることができます。

ですが労災として認定されるまでの期間が、半年~1年近くかかるのがネックですね。

また、うつ病で労災として認定されるのは40%程度と、そこまで高くありません。

そのため労災申請する場合は先に傷病手当を申請し、途中で労災に切替えることが一般的になっているようです。

傷病手当よりも手厚い保証を受けられるので、原因が仕事にある場合は労災申請も検討して下さい。

うつ病になっても慌てて仕事を辞めないこと!

もしうつ病だと診断されても、慌てて仕事を辞めないでください!

うつ病は「仕事を辞めれば治る」病気ではありません。

回復が早い人でも半年以上、人によっては治るまでに数年かかることがあります。

それに慌てて退職してもうつ病が治っていなければ、仕事を探すことさえできないのです。

何の手も打たずに仕事を辞めてしまっては、生活費がなくなってしまいますよね。

「失業保険がある」という方もいますが、貰える期間に限界があります。

なので慌てて仕事を辞めるのではなく、まずは休職の申請から行うべきです。

たとえ辞めることになったとしても、辞める前に傷病手当などの手続きを行いましょう。

間違っても慌てて仕事を辞めないでください。