預かったお金が消えた!?油断が招いた大失敗

預かったお金が消えた!?油断が招いた大失敗

今からもう二十年も前の話になります。

当時私は大手食品会社に入社した新入社員でした。

仕事は事務職でしたが、当時はまだ女性はお茶くみや庶務も任される習慣があり、私も雑用のような仕事から始めました。

そんな当時の私が大失敗をしたのは、入社して半年ほどたった頃です。

今は新入社員とでも入社すればすぐに仕事を覚え、毎日忙しくなる方がほとんどでしょう。

しかし、私が入社した20年ほど前は今よりも景気が良かったので、新入社員も大勢入社していました。

新入社員が大勢いれば、当然割り当てられる仕事も簡単な「雑務」が多なります。

なので、入社したばかりの頃は簡単な電話応対やコピー取り、お茶くみなどいわゆる「庶務」の仕事をなんとなくやってすごく、のんびりしたOL生活を送っていました。

私が担当した庶務の仕事で一番大切な仕事だったのは、部のみんなから部費を集めて管理すること。

ただみんなからお金を集めるだけのことですが、当時は庶務の大事な仕事の一つでした。

部費は月に1回部長や課長、その他の社員のところに行き数千円ずつ集めて回ります。

そして集めた部費は、キャラクターがプリントされたお菓子の缶に入れて、自分のデスクの引き出しにしまっていました。

集まった部費は部内の飲み会の費用として使ったり、今はあまり行く会社も少ないようですが、当時はまだ社員旅行に行っており、その旅行費用にも当てられる予定になっていました。

入社して半年ほどたったある日、私はその部費の入っている缶を開けようと机の引き出しを開きました。

そしたら、ないのです。

そのお菓子の缶が・・・。

私は、顔面蒼白になりました。

「え!? なんでないの?」と、何度何度も辺りを探しましたが見つかりません。

みんなから集めた大切なお金です。

10万円まではいかなかったと思いますが、それでも数万円は入っていたのです。

実はその缶が入っている机には鍵がついていたのに、私はかけていなかったのです。

今考えると本当にバカなのですが、あえて鍵をかけていなかったのです。

というのも、当時まだ若かった私は鍵をかける、という行為自体がなんだか他の社員の人を疑っているような感じがして嫌だったです。

「疑うのが嫌」と思っているくらいですから、「盗難の可能性」は一切考えていません。

缶がなくなったことはすぐに部内の話題になりました。

私はすぐに部長に呼ばれ、「なんで鍵をかけなかったのか」と、怒鳴られはしませんでしたが、きつく言われました。

普通に考えてみれば、夜になると警備員や掃除の人などもたくさん出入りしています。

つまり誰でもフロアには入ることができたのですから、盗難が起こっても不思議ではないのです。

まったく油断していた自分が悪かったとしかいいようがありません。

缶ごとなくなっていたわけですから、やはり誰かが盗んだ可能性が高かったと思います。

しかし、そこまでの金額ではなかったので、警察沙汰などにはならず、部内で騒ぎはおさめられました。

私は当時20代前半でしたが、この事件で相当ショックを受けたのを覚えています。

恥ずかしくて会社を辞めようと思ったくらいです。

いまならお金を預かったら記録を残し、鍵をかけて管理することが当たり前だということがわかります。

ですが社会では一般常識的なことも、「社会に出てすぐの新人にはわからない」ことがあるんですよね。

今思い出しても本当に「バカだったなあ」と反省しかありませんが、それ以来、お金にまつわることにはより気をつけるようになったのは言うまでもありません。

会社ではお客様関係以外でも、組合費や会費といった形でお金を預かることがあると思います。

もしお金を預かることを甘く考えてしまうと、私のような失敗をしてしまうかも、しれません。

なのでお金を預かるときは油断することなく、責任をもって鍵をかけられる場所で管理をすることが大切です。




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