一般事務への転職は本当に難しいのか?

一般事務への転職は本当に難しいのか?

一般事務はむかしも今も非常に人気の高い職種です。

そのため「一般事務に就職したい!」と考えている方は、女性に限らず男性も大勢います。

ですが一般事務への転職はとても難しいのが現実です。

この記事では、

  • 一般事務への転職が難しい理由
  • 本当に一般事務への転職は難しいのか
  • 一般事務に転職する方法

について、具体的な数字を踏まえつつ、事実がどうなのかを考察しています。

一般事務への転職を考えている方はぜひ参考にしてください。

一般事務への転職が難しいと言われる4つの理由

まず初めに、一般事務への転職が難しい理由を説明します。

難しいといわれる理由がわかれば対策も立てやすくなるもの。

すでに知っている知識も多いと思いますが、ザッとでも目を通してください。

人気が高い

一般事務は他とは比べ物にならないほど人気の高い職種です。

例えば有効求人倍率が1.52倍で「売り手市場」と言われた平成29年8月でも、一般事務の有効求人倍率は0.30倍でした。

1件の求人に3人が応募する計算になりますから、その人気の高さがわかりますよね。

ただ一般事務の人気から考えれば、1件に3人の応募は少ないほう。
実際には募集人数1人の求人に、30人以上の申し込みがあることも珍しくありません。

この倍率の高さから、一般事務は転職が難しいといわれています。

企業ニーズの減少

今までは人の手で行われていた仕事も、ITの普及により少ない人数で効率よく行えるようになりました。

その結果、企業が必要とする事務員の人数が減少したことも、一般事務への転職を難しくしています。

経験者がライバル

一般事務は1件の求人に何十人も応募する超人気職種。

当然一般事務経験者が大勢応募してきます。

つまり、一般事務は常に経験者と競い合う必要がある、ということ。

ライバルが経験者ばかりでは、転職が難しくなるのも当然ですよね。

関連記事:一般事務は今も昔も人気職

若い人から採用される

同じ実力を持っている2人がいたら、若い方が採用されるのはどの職種でも同じ。

ただ一般事務の場合は来客対応なども多いため、ほかの職種以上に若い方を好んで採用する傾向があります。

なぜなら来客対応をする方は、会社のイメージを決める「会社の顔」ともいえる存在。

であれば、若い方を採用して少しでもフレッシュな印象を与えたいと思うのは、自然なことだといえるでしょう。

つまり、一般事務はどうしても若い方が有利になりがちなのです。

一般事務への転職は本当に難しいのか

さて、一般事務への転職が難しいと言われるのは、先ほど紹介した4つの理由からです。

  • 人気が高い
  • 企業ニーズの減少
  • 経験者がライバル
  • 若い人が有利

ですがこれらの理由の根拠を数字で示したサイトはありません。

なのでここからは、本当に一般事務への転職が難しいのかどうか、職業安定所(ハローワーク)の数字をもとに検証していきます。

人気が高い

まず一般事務への転職が難しい理由として、有効求人倍率の高さがあります。

平成29年8月時点で、一般事務の有効求人倍率は0.30倍です。

では今までの有効求人倍率はどうだったのでしょうか?

わかりやすくするために、一般事務の有効求人倍率の推移をグラフにしました。

一般事務への転職は本当に難しいのか?

一番高い時で0.10倍がありますので、0.30倍はむしろ転職しやすい(?)とも思えてきます。
(令和2年6月の一般事務有効求人倍率は0.28倍です)

たしかに人一般事務の人気は高い。
ですが、1人当たりの求人数は徐々に増えていると言えるでしょう。

企業ニーズの減少

つぎに企業ニーズの減少についてです。

企業ニーズが減少すれば、当然ですが求人数も減少します。

こちらもわかりやすくするために、有効求人数の推移をグラフを作成しました。

一般事務への転職は本当に難しいのか?

見ていただくとわかる通り、求人数は増えています。

この結果から企業ニーズは減っているというよりも、むしろ増えていると考えられます。

経験者や若い人を意識しても意味がない

ちなみに、「経験者がライバル」と「若い人が有利」は意識するだけ無駄です。

ライバルがだれであれ、年齢がどうであれ、自分の魅力を最大限アピールするしかないからです。

自分より経験のある人と同じ経験をいきなり積むことはできません。
自分より若い人と同じ年齢になることもできませんよね。

つまり、経験者がライバルと若い人が有利は、意識する必要がないことなのです。

まとめ

まとめると一般事務への転職が難しいことは事実です。

ですがH21年から求人自体は増えているため、難しいですが転職しやすくはなっている、と考えられます。

おすすめ記事:30 代未経験者が事務職へ転職するのは厳しい

一般事務に転職するには

では実際に一般事務へ転職するにはどうすればいいのでしょうか。

具体的な方法としては次の3つが考えられます。

  • アウトソーシングを行っている会社を目指す
  • 無期雇用派遣で一般事務になる
  • 転職エージェントを活用する

ひとつずつ説明します。

アウトソーシングを行っている会社に就職

アウトソーシングは外部(アウト)からの調達(ソーシング)を意味します。

つまり社内で一般事務を採用せずに、一般事務の仕事を外部に委託する企業が増えている、ということです。

なぜアウトソーシングを行っている会社がいいのか。

まず一般事務は、よほどの大企業でない限り多くて2,3人です。
会社によっては一般事務を採用しないこともあります。

ですがアウトソーシングを行っている会社では、一般事務を大量に採用するケースが多いのです。

採用する人数が多いということは、当然採用される確率も高くなりますよね。

なので一般事務を目指すのなら、アウトソーシングを行っている会社を狙う価値があるのです。

無期雇用派遣として派遣会社に就職する

派遣法改正で生まれた働き方として、派遣会社に直接雇用される常用派遣があります。

その中の「期間を定めない雇用契約」で採用することを、「無期雇用派遣」と呼んでいます。

この無期雇用派遣で事務職を採用している派遣会社が増えているのです。

このメリットは一般事務として経験を積むことが出来る点にあります。

また「期間の定めのない雇用契約」のため、雇用もある程度安定することもメリットです。

無期雇用派遣で経験を積んでから、他の企業への転職を考えてもいいかもしれません。

転職エージェントを利用する

転職エージェントを利用して、一般事務の求人を探してもいいでしょう。

未経験だと厳しいかもしれませんが、紹介された求人に申し込む形なので、他の職業紹介機関と比べてライバルが少なくなる可能性があります。

また履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、企業情報が得られることも、転職エージェントを利用するメリットです。



転職エージェントでオススメしたいのが、リクルートエージェントです。

なぜならリクルートエージェントは、ほかの転職エージェントと比べても、保有求人数がダントツで多いから。

保有求人数が多ければ、それだけ多くの求人に申し込むことができます。

そして多くの求人に申し込めば、採用される確率も高くなるものです。

なので保有求人数がダントツで多い、リクルートエージェントがおすすめです。

詳細はこちら⇒リクルートエージェント

一般事務にこだわる必要はない

一般事務への転職を目指すのなら、一般事務にこだわりすぎるのはやめましょう。

なぜなら「一般事務」にこだわるのは、言葉にとらわれているだけだからです。

その理由を説明するために、一般事務の仕事について紹介します。

一般事務の仕事

一般事務の仕事は、データ入力や資料の作成、来客対応やメール・電話の対応など、多岐にわたります。

なので「一般事務」を職種として考えがちですが、大きく仕事を分ければ次のようになります。

  • 経理のサポート
  • 営業のサポート
  • 総務のサポート
  • 人事のサポート
  • 製造のサポート

つまり一般事務とは、営業や製造、様々な職種の事務作業をサポートする仕事です。

…ということは!

一般事務の経験があれば、ほかの事務職でも応用が利くということ。

つまり一般事務にこだわらなくても、経理や総務、人事などを目指してもいいわけです。

事務全般に視野を広げると採用されやすい

一般事務への転職を目指したときに、陥りやすい状態が「一般事務」にこだわってしまうこと。

なので一般事務だけで求人を探すのではなく、経理や総務、人事などにも目を向けて、幅広く事務職の仕事を探してください。

一般事務の経験があれば、ほかの事務職でも応用が利きます。
また一般事務以外に目を向けることで、多くの求人を見つけられるはずです。

妄信的に一般事務だけを目指すと、自らの可能性をつぶすことにもなりかねません。

倍率の高い一般事務だけではなく、事務職全般に目を向けることで、より採用されやすくなるものです。

最後に

一般事務は昔も今も人気の高い職業です。

それだけに転職するのはかなり難しいものがあるでしょう。

ですが依然と比べて求人が増えていることも事実です。

諦める前にチャレンジしてみても、いいかもしれませんね。

※この記事は厚生労働省:一般職業紹介状況(職業安定業務統計)を参考にして、作成しています。