- 第二新卒の就職はなぜ厳しいの?
- 第二新卒の就職で成功する方法を知りたい!
こんな疑問に答えます。
この記事を書いているぼくは、今までに4回転職を経験し、年収800万円までたどり着きました。
そんなぼく自身の経験を踏まえていうのなら、第二新卒の就職は難しくありません。
難しくないどころか就活を最適化すれば、引く手あまたで就職できます。
第二新卒の現実
第二新卒は「経験が浅いため就職が難しいのではないか」と考える方が多い。
そして日本は新卒至上主義が残っているため、第二新卒は採用されずらい。
と、言われています。
ですがこれ、大きな勘違いです。
経験が浅いのは当たり前
20代そこそこの人が、ベテラン並みの経験を積んでいるわけがありません。
言い換えれば第二新卒は、社会人経験が浅くて当たり前です。
なので「経験が浅いから就活が厳しい」ということはありません。
もし「経験が浅いから厳しい」と思うのなら、それは不採用になった時の言い訳を作っているだけです。
なぜ書類選考で不採用になるのか
第二新卒が書類選考で不採用になるのには、きちんとした理由があります。
- 書類の書き方に不備がある
- 経験者を求める求人に申し込んでいる
つまり、企業のニーズにマッチしていないことが、最大の原因です。
決して経験が浅いから厳しいわけではありません。
第二新卒の価値
第二新卒にはダイヤの原石のような価値があります。
- 若い
- 可能性がある
- 柔軟性がある
若い
今の日本は少子高齢化が進み、労働人口が年々減っています。
なので企業としては、1人でも若い人材を採用したい、という思いがあります。
つまり若い、というだけで価値があるのです。
可能性がある
「若い」ということは、将来の可能性が無限にあるということ。
年を重ねると身に染みて感じるのが、時間は有限だということです。
もし今20代に戻れたら、いろいろなことにチャレンジしたいと考えるおじさんは沢山います。
つまり年長者がうらやむほどの可能性が、若い人にはあるのです。
柔軟性がある
そして若いからこそ柔軟性もあります。
新しいことに興味を持ち、失敗を恐れずにチャレンジできるのも、若さの特徴です。
「好奇心が強い」とも言えますね。
若さゆえの柔軟性も、年長者から見ればうらやましい才能です。
学ぶ力がある
好奇心からくる学ぶ力は、若いほうが強い。
なぜなら年齢とともに多くの知識を身に着けられる代わりに、好奇心は減っていくからです。
つまり、若いということは学ぶ力も強く、吸収力も高いということ。
本当に若いって、うらやましいものなのです。
就活を最適化する
第二新卒は「若さ」という、今しか手に入らない武器を持っています。
そして就活を最適化すれば、武器がさらに研ぎ澄まされ、最強になることもできるのです。
就活を最適化方法は、就活が難しいといわれている理由をクリアすること。
第二新卒の就職が難しいと言われる理由は次の2つ。
- こらえ性がない
- 求人が少ない
この2つ理由をクリアすれば、就活を最適化することができます。
明確な退職理由を示す
仕事を短期間で辞めるとこらえ性がないと思われてしまいます。
ですがこれは、退職理由が明確になっていない場合です。
退職理由が明確であれば、こらえ性がないとは思われません。
例えば上司と反りが合わなかった場合は…
私は意思疎通を図りながら仕事を進めたいのだが、前の会社では個人プレーが多かった。
チームで連携を取りながら成果を上げたいという思いが強くなり、退職を決意した。
…と伝えることもできますよね。
退職理由にストーリーを持たせる
退職理由を明確にするポイントは、「それなら仕方がない」と相手に思わせること。
そのために重要になるのが「ストーリー」です。
つまり「やりたいことがあるけど、今の会社では叶えられない。だから転職する」といった流れを作ることが大切。
ストーリーがあれば説明に説得力を持たせることができます。
第二新卒向け求人がある場所で探す
第二新卒向けの求人は、探す場所を間違えなければちゃんとあります。
例えばハローワークなら「新卒応援ハローワーク」を利用して下さい。
新卒となっていますが、第二新卒でも利用できます。
あとは転職エージェントを利用するのも方法の一つです。
第二新卒向けのサポートがある場所で探せば、求人は沢山あります。
ハローワーク
ハローワークは約7割の企業が求人を出しています。
またハローワークにしか求人を出さない企業が、多く存在するのも事実です。
だからこそ、ハローワークは必ず利用するべきです。
「面接」や「書類の書き方」の講座を無料で受けられますし、他にも様々なサポートを行っています。
最初から除外するのではなく、まずは相談することをオススメします。
参考までに、第二新卒向けのサポートは次のようなものがあります。
転職エージェント
転職エージェントを利用するのは、不足している転職への知識を補うため。
そして、あなたの適正にあった求人を紹介してもらうためです。
就職は結局、企業と求職者のマッチングで決まります。
つまりあなたの適正にあった求人と、より多く出会えたほうが成功しやすくなるのです。
だからこそ、あなたの適正をもとに求人を紹介してくれる、転職エージェントを利用します。
オススメの転職エージェント
◆リクルートエージェント
転職エージェント最大手のリクルートエージェントは、取り扱い求人数がダントツで多い!
一般的な転職エージェントが2~3万件の求人を扱っているのに対し、リクルートエージェントは30万件以上の求人を取り扱っています。
そして就職で成功するには、あなたの適正にあった求人とより多く出会うことが大切。
つまり取り扱い求人数の多いリクルートエージェントは、ほかの転職エージェントを利用するとしても、最低限登録しておくべきです。
彼を知り己を知れば百戦殆うからず
第二新卒に限らず、転職者で失敗する人に多いのが、企業研究を怠ることです。
逆に言えば、就活で企業研究を欠かすことができません。
また自己アピールを効果的に行うためにも、自己分析も必須です。
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
相手の事情と自分の実力を正しく知れば、負けない戦いができます。
これは就活でも同じ。
当たり前のことですが、新卒じゃなくなるとなぜかおろそかになりがち。
なので「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」を心に刻み込んで、就活に挑んでください。
第二新卒の就活の時期
第二新卒の就活は、最適な時期に合わせて計画的に行うことも大切。
その理由は次の2つ。
- 求人の件数が多い
- 十分な研修・教育を受けられる
採用した人材に十分な教育を行えないと、企業としても「無駄なコスト」が発生するため、避けたいと考えます。
つまり第二新卒の就活は、企業にとっても最適な時期があるのです。
では最適な時期とはいったいつなのでしょうか。
1月~3月
第二新卒が就活を行うのに最適な時期は、1月から3月だと言われています。
なぜならこの時期に採用された人は、入社時期を4月にすることで、新卒者と教育のタイミングを合わせられるからです。
ほかにも多くのメリット(コスト削減など)があることから、1月から3月は第二新卒の就活に最適な時期だと言われています。
4月~6月
4月から6月は、4月に入社した新入社員の対応に追われているため、中途採用を控える傾向があります。
また翌年度の新卒採用者の面接時期とも重なっているため、新卒を重視している企業ほど求人を出さなくなるようです。
デメリットの多い期間ですが、4月は3月に次いで中途採用の求人が多い月でもあります。
企業によっては「教育担当者の負担を減らす」目的で、4月から6月の採用を行うこともあるようです。
ライバルが少ないので、比較的採用されやすい時期でもあります。
7月~9月
一般的に1月から3月に転職活動を行うと4月入社。
7月から9月に転職活動を行うと10月入社になります。
4月入社は新卒者と同期になりますが、10月入社は年齢も経歴もちがう転職者と同期になります。
そのため研修がないことも多く、すぐ仕事に取り掛かることになります。
「研修を受けたい」方にはツライ時期ですが、「すぐ仕事がしたい」方にはメリットになります。
10月入社で採用される方も多いため、第二新卒の転職としては2番目に適しています。
ですが「研修が受けられない」こともあるので、経験が不足している方には厳しい時期かもしれません。
10月~12月
10月から12月は、10月に入社した社員の対応に追われる。
新卒者採用の準備をしなければならない。
などの理由で、人事担当、教育担当ともに忙しい時期です。
そのため中途採用を控える傾向があります。
ただし10月は比較的求人の多い月です。
ライバルも少ないので、希望する企業の求人があれば、比較的採用されやすいかもしれません。
第二新卒の就活で着るスーツ
就活で着るスーツって悩みますよね。
特に困るのが「色」や「柄」です。
もし悩むのであれば、次の組み合わせを参考にしてください。
- スーツ:紺かグレー
- ネクタイ:ブルー(派手じゃないもの)
- シャツ:白(柄のない物)
- Tシャツ:白
- ベルト:黒
- 靴:黒
面白みも何もない組み合わせですが、就活のときは目立つより無難にまとめるべきです。
参考までに女性の場合、高いヒールを履いていくと印象が悪くなります。
できれば避けるようにしてください。
最後に
第二新卒の就活は厳しくありません。
もし厳しいと感じるのであれば、退職理由が明確になっていないか、活動する場所を間違えているからです。
逆に言えば、だれもが納得する退職理由を考え、適正な場所で活動すればスムーズに就職が決まるはず。
この記事が第二新卒の就職が厳しいと感じている方の、参考になれば幸いです。