30代でも未経験の職種に転職できます!
やる気さえあれば、学歴に関係なく転職は可能です!
なぜそう言い切れるのか。
それはぼくが、30代で営業から未経験の経理へ転職しているからです。
しかもそのあと、40代で未経験の購買へも転職しています。
ただ気を付けてほしいのは、30代以上になるとどうしても「即戦力」が求められること。
なので「未経験です!」とアピールしたら、絶対に未経験職種への転職はできません。
ということで、この記事では30代で未経験職種に転職する方法を、実体験を交えて紹介していきます。
ポイントは経験を生かすこと
30代で未経験職種への転職を成功させるポイントは2つ。
- 経験を生かす
- 熱意と将来性を伝える
これだけです。
例えば…
- 未経験ですが頑張ります
- 前職のこの経験を生かして頑張ります
同じ未経験でも(1)より(2)のほうが、成果を出してくれそうですよね。
つまり「職種は未経験でも身に着けた経験を生かすことができます」といったほうが、印象が良くなるわけです。
経験を生かすコツ
経験を生かすコツは職種同士の共通点を探し、もっともらしく結びつけることです。
例えば営業と経理なら、次の共通点が思い浮かびます。
- コミュニケーション能力必須
- 取引先との交渉が必要
- 営業が使う経費に詳しい(経費削減に役立つ)
- 部署間の調整ができる
経理は取引先や銀行と交渉を行うことがあります。
営業も取引先と交渉を行いますよね。
ここに共通点があります。
つまり「営業で売掛金回収や支払いサイクルの交渉を行った経験が、経理でも生かせます。」と、言えるわけです。
そのためには経験とキャリアを洗い出し、希望する職種の仕事を深く理解する必要があります。
経験とキャリアを洗い出す
経験とキャリアを洗いだすには、頭で考えるだけではダメ。
少し時間はかかりますがエクセルで表にして、時系列で書き出すことをおすすめします。
書き出す項目は次の7つ。
- 期間
- 職務
- 職務内容と役割
- 成果
- 成果を出せた理由
- 学んだことや身についたスキル
- 失敗したこと
- 失敗から学んだこと
書き出す項目を決めることで、考えやすくなりますし、意外な発見があるものです。
希望する職種を深く理解する
希望する職種を深く理解することは、未経験で転職するための必須事項です。
なぜなら職種の仕事内容を知らないのに、対策もなにも立てられないからです。
職種を深く理解する方法は3つ。
- 本を読む
- ネットで調べる
- 話を聞く
この3つのうち、特におすすめなのが話を聞くこと。
希望する職種で働いている人に、その職種ならではの話を聞けば、理解が一気に深まります。
生の声を参考にして共通点を探せば、説得力も格段にアップしますよね。
熱意と将来性も大切
30代で未経験職種に転職するには、経験を生かすだけではダメ。
当たり前のことですが、仕事に対する「熱意」と「将来性」もと伝えましょう。
努力は熱意として伝わりやすい
熱意と将来性は伝えるには、どんな努力しているのかを伝えると効果的。
例えば次の3つ。
- 資格の勉強・取得をする
- スクールやセミナーに通う
- 通信教育を受講する
「やりたいです!」よりも、「この職種で働くために資格を取得しました」のほうが評価は高くなりますよね。
スクールやセミナーに通っています。
通信教育で勉強していますでも、「頑張っているな」と思ってもらえるものです。
また「努力を続ける姿勢」が評価され、「将来性がある」と考えてくれる面接官もいます。
ぼく自身「簿記2級」を取得して、営業から未経験で経理に転職しています。
転職活動中も簿記1級の勉強を続け、常に努力し続けました。
つまり努力する姿勢は、熱意として相手に伝わりやすいのです。
仕事は在職中に探す
未経験職種を目指すなら、在職中に仕事を探すこと。
なぜなら未経験職種への転職は、想像している以上に厳しいからです。
もし仕事を辞めた後、思っている以上に時間がかかってしまったら…。
収入が途絶え貯金が目減りし、日に日に追い詰められていくことになります。
なのでリスクを避けるためにも、仕事は在職中に探すことが大切です。
転職エージェントを利用する
今は転職で転職エージェントを使うのが当たりまえ。
なぜなら多くの企業が転職エージェントに求人を出しているからです。
しかも無料でサポートまでしてもらえます。
転職エージェントのサポートは主に次の6つ。
- キャリア相談
- 求人紹介
- 履歴書や職務経歴書の添削
- 面接対策
- 面接のセッティング
- 給与交渉
在職中だと負担になりやすい面接のセッティングや、内定後の給与交渉も代わりに行ってくれます。
これだけでもかなり転職活動の負担が減るものです。
未経験での転職を考えるのなら、転職エージェントは必ず利用してください。
オススメの転職エージェント
◆doda
国内規模No.2の転職エージェントです。
案件数・決定数共に業界最大手の『リクルートエージェント』に匹敵する優良エージェントです。
面接対策や職務経歴書などの転職対策で、圧倒的に高い評価を得ています。
◆リクルートエージェント
国内最大手の総合転職エージェントです。
担当者によって差があると言われますが、利用者からの評価はとても高く、幅広い多くのユーザーから支持されています。
業界や役職に関係なく、転職活動では必ず利用するべきエージェントです。
職種にこだわりがないなら、未経験でも採用されやすい職種を狙う
ほかの職種に転職できるなら何でもいい。
という方は、未経験でも採用されやすい職種を狙ってください。
未経験でも採用されやすい職種は次の2つです。
- 経験が問われにくい職種
- 人手不足の職種
この2つに該当する職種を狙えば、30代未経験でも採用されやすくなります。
いくつか未経験でも採用されやすい職種を紹介しますね。
経験が問われにくい職種
経験が問われにくい職種は、未経験でも努力次第で戦力になれます。
営業
営業は未経験可の求人が多く、比較的転職しやすい職種です。
とくに個人宅向けの営業や、ルートセールスなどは業務が固定されていることが多く、未経験でも取り組みやすいでしょう。
また営業は「技術」よりも「人柄」が重視されやすいもの。
たとえ未経験だとしても、人間的な魅力にあふれ、コミュニケーションが得意な方は採用されやすくなります。
ただし未経験でも転職可能な営業は、仕事がキツイことも多いので、業務内容を確認することが大切です。
販売
ホームセンターやスーパーなどの小売業も、比較的転職しやすい職種です。
販売する商品によっては専門的な知識が必要になりますが、ほとんどの場合は入社してから学ぶものです。
店長やマネージャーなどの管理職であれば、運営に関する知識が必要になります。
ですが店員の場合は、未経験でも問題なく働けるものです。
販売業の場合は土日祝日が出勤になるケースが多いので、休みを重視する方は避けるべきかもしれません。
事務
一般事務や営業事務であれば、特別なスキルを求められることはありません。
そのため未経験でも転職できる職種です。
ただし事務職は非常に人気が高く、1つの求人に大勢が申し込んできます。
そのため常に「経験者がライバル」となるため、未経験での転職が厳しくなっています。
未経験でも仕事はできますが、求人数が少ないことがネックですね。
製造
工場のスタッフは作業がマニュアル化されていることが多く、未経験でも転職しやすい職種です。
とくに量産工場であれば、30代未経験でも採用してくれる工場があるでしょう。
ですが技術を求められる工場の場合は、経験よりも年齢がネックになるかもしれません。
なぜなら技術を教えないと仕事にならないからです。
工場はホワイト企業も多いので、ものづくりに興味のある方は、目指してみてもいいですよね。
人手不足の職種
人手不足の職種も採用されやすいものです。
- ITエンジニア
- 介護職
- ホテル従業員
- 飲食店店員
- 販売店店員
- 建築作業員
人手不足の職種は、仕事がキツイ、休みがとりにくいなどの問題があります。
なので労働条件をきちんと確認することが大切です。
最近は待遇や環境も改善されているので、ある意味ねらい目かもしれません。
最後に
30代が未経験職種に転職するには、企業にとって必要な人材だと思ってもらうことが大切です。
そして必要な人材だと思ってもらうために、次の2つが重要になります。
- 経験とキャリアを生かす
- 熱意と将来性を伝える
また収入がゼロになるリスクを避けるために、転職活動は必ず在職中に行うべきです。
ここまでやっても未経験職種への転職は難しいですが不可能ではありません。
この記事が30代で未経験職種への転職を考えている方の、参考になれば幸いです。