「あと1年で仕事を辞める」と決めてからやるべきこと

長時間労働、安い賃金、評価されない仕事。

そんな現実を目の当たりにし、今の仕事に可能性を見いだせなくて転職を考えていたとしても、なかなか行動に移せないもの。

そんなときは「あと1年で仕事を辞めて転職する」と期限を区切ることで、自分の意思を固めることも、転職に向けて具体的な行動を起こすことも出来るようになります。

でも残りの1年をいつもと同じように過ごしていたら、出るはずの結果も出なくなってしまうもの。

「あと1年」と決めてからどう動くべきか、その方法を紹介します。

現職で出世を考えない

あと1年で仕事を辞める。
そう決めたのなら、今の職場での出世や、仕事で結果を出すことを考えないようします。

どうせ辞めてしまうのですから、結果を出しても、出世しても意味がありません。

ただし出世や結果を諦めるからと言って、仕事で手を抜くのはNGです。

あと1年はお世話になり、給与を貰うのですから、与えられた仕事には全力で取り組んでください。

もし手を抜いていることが上司や同僚にバレてしまい、職場に居づらくなってしまっては本末転倒です。

出世や結果を求めるのではなく、与えられた仕事を真摯にこなす。
そしてできるだけ早く家に帰り、1年後の転職に向けて準備を進めていきます。

キャリアの棚卸、転職で譲れない事を考える

まずは今までのキャリアの棚卸と、転職をする上で譲れないことを考えます。

仕事で学んだこと、身に付いたスキル、成果を出すまでのプロセス、経験した業務やプロジェクトを全て書き出してください。

そして、転職で重視するポイントと重視しないポイントを考えます。
これは1年後に仕事を辞め、転職した後に自分がどうなりたいのかを考えるために大切なことです。

棚卸をすることで得意なこと、不得意なことも見えてくるはずですから、たとえ時間がかかるとしても、しっかりと考えてください。

そしてキャリアとして生かせること、得意なことが分かったら、今の仕事でもっと伸ばす方法を探すのです。

中途採用では資格よりも経験が重視されます。
1年後の転職を有利に進めるためにも、現職で出来る限り経験を積むことが大切です。

キャリアの棚卸の考えかた

棚卸する項目は次の7つ。

  1. 経験してきた業務、プロジェクト
  2. 社内での立場
  3. 業務やプロジェクト、社内での立場で出せた成果
  4. 成果を出すまでのプロセス
  5. 仕事で学んだこと
  6. スキルとして身に付いたこと
  7. 部下がいるのなら、マネジメント経験

この7項目を時系列で書き出します。
横軸に時間、縦軸に項目を書いた表を使うとまとめやすいでしょう。

該当しない項目は飛ばしてください。

自分のキャリアを確認するために作る表ですから、出来るだけ細かく書き込むことが大切。
経験した時期や数字が分からなければ会社で調べるようにしましょう。

転職で重視するポイントとしないポイント

考える項目は次の9つ。

  1. 勤務地
  2. 給与
  3. 勤務時間
  4. 休日
  5. 仕事内容
  6. 福利厚生
  7. 役割・ポジション
  8. 職場環境・風土
  9. 評価・人事制度

この9項目で重視するポイントとしないポイントを考えます。

給与については今の生活費と会社が補ってくれている部分(制服・文房具・昼食代など)を含めて最低限必要な金額を計算することが大切です。

やりたい仕事は何か

今の仕事を辞めてから、次はどんな仕事に就きたいのかを考えます。
例えば営業を辞めて経理になりたい、総務として会社を支えたいなど、何でも構いません。

よりお客様の役に立てる業種へ転職したい、物作りに関わりたいと考える方も居るでしょう。

1年後にどんな仕事へ転職したいのか、できるだけ具体的に考えてください。

転職活動を始める

「あと1年で仕事を辞める」と決めたら、実際に転職活動を始めましょう。
転職活動と聞くと「転職しないといけないのでは」と思うかもしれませんが、ここでいう転職活動とは、転職市場の情報を集めることを言います。

転職は今日辞めると決めて明後日には希望する仕事が見つかるような、簡単なものではありません。
多くの人が短期間で転職しようとしますが、最後には妥協しているのが現実です。

転職を有利に進めるには、長いスパンで情報を集めることが大切。
そのためには、辞める時期を決めたらすぐにでも、情報を集め始める必要があるのです。

利用するサービスは転職サイトでも転職エージェントでも構いません。
あなたの職務経歴を入力して、企業やエージェントの反応を得られるサービスなら何でもいいのです。

やりたい仕事の情報を集める

情報を集めるときは、自分がやりたい仕事に関連した求人から、集めます。
必要な情報は「業界」「職種」「給与」「必要なスキル」などです。

そして今の自分のスキルで、本当に転職できるかどうかを考えます。
もし必要なスキルを満たしていないのなら、辞めるまでの1年間でスキルを得る努力をしてください。

例えば経理がやりたいのであれば、財務諸表を見せてもらい数字について考える、または数年間の推移から将来を予測してみる。
人事になりたいのなら、勉強のため面接に立ち会わせてもらう。
もの作りをやりたいのなら、手の空いた時間に作業を手伝うなど、出来ることはいくらでもあります。

1年で資格の取得を目指す

1年あれば色々な資格を取得することが出来ます。
簿記2級、フィナンシャルプランナー、宅地建物取引士、図書館書士、社会保険労務士、不動産鑑定士などが有名ですね。

資格を取得することで、転職で選択できる職業も広がります。
現職の経験を生かした資格が取得できれば、それだけ転職も有利に進みますよ。

情報を集めるには

転職の情報を集めるなら、転職サイトがオススメです。
あるいは転職エージェントに登録して、情報を集めることもできます。



転職サイトのおすすめはリクナビNEXT
求人数が豊富なので、情報を集めやすいはずです。

そして意外と知られていませんが、多くの転職エージェントでは、相談だけの登録も受け付けています。

「本当に転職するべきかどうか」
「今後のキャリアプランをどうすればいいのか」

こういった漠然とした思いを、キャリアコンサルタントに相談するだけでも利用が可能です。

もちろん相談した結果「今の会社に残ります」でも問題はありません。
無料でキャリアコンサルタントに相談できますから、迷っているときこそ相談してみてください。

おすすめの転職エージェントは『リクルートエージェント』と『doda』

『リクルートエージェント』は、業界最大手の総合転職エージェントで、保有する求人数が多いのが大きな強みです。

担当者によってサービスの質にばらつきがありますが、とにかく求人数が多いので、思いもよらなかった求人を紹介してもらえます。

リクルートエージェント

『doda』はパーソルキャリア(旧:インテリジェンス)が運営する、リクルートエージェントと1・2を争う総合転職エージェントです。

提案力に定評があり「悪い口コミ」もほとんどなく、担当者の当たり外れが少ない転職エージェントだと言われています。

職務経歴書の添削や面接対策・カウンセリングなど、実践的なサポートが素晴らしいと高評価を得ているので、転職を考えている全ての方におすすめです。

doda

良い求人には申し込む

良い求人を見つけたら、必ず申し込むことをおすすめします。
採用されれば儲けものですし、たとえ不採用でも、希望する仕事に対する具体的な情報を手に入れることができます。

沢山情報を仕入れることで、より採用に近づけます。
なので、良い求人を見つけたら、申し込んでみましょう。

最後に

出世や成果を求めず目の前の仕事に集中することで、逆に成果が出やすくなるはずです。
自分のキャリアを見つめなおし、得意不得意を理解すれば仕事の進め方も変わってきます。

キャリアを伸ばそうと周りの方に働きかけることで、積極性も出てくることでしょう。

転職を有利にするために取得した資格は、そのまま現職でも「学ぶ姿勢がある」と判断され、もしかすると資格が生かせる部署に異動することが出来るかもしれません。

「あと1年」と期間を区切って行動すれば、不思議と今の仕事も頑張れます。

そして転職に向けて本気で1年間頑張れば、今の仕事でも転職しても、成果はきっとついてくるはずです。

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