「ありがとう」の言葉で、元気になりますしやる気にもなります。
感謝の気持ちを伝える「ありがとう」のには素晴らしい力があります。
お客様からのメール
お客様からお礼のメールをもらった。
さきほど商品を受け取りました。
きれいに作っていただいてありがとうございます。
おかげさまで予定通り次の工程へ進めることが出来ます。
短納期にもかかわらず丁寧にご対応いただき感謝いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。
自分の仕事が誰かの役に立っている。そう思える瞬間だ。
営業だからお客様から怒られることも、お礼を言われることもある。
怒られることが若干多いかもしれないが・・・。
でも工場で働いている人たちはお礼を言われることなどほとんどないだろう。
お客様の顔も知らない人もいるだろうし、ひょっとすると、自分たちの作っている部品が何に使われているのかさえ知らないかもしれない。
お客様から頂いたお礼のメールは印刷して工場で回覧してもらうことにした。
「ありがとう」の一言がやる気を引き出す
実際に作業をしているときは、短納期に対応するための残業も、休日出勤もしてもらった。
「つらい」「休みたい」そう思ったこともあっただろうなと思う。
でも、大変な思いをして作った部品が、誰かの役に立ち、そしてお礼を言われるとその苦労も報われる気がする。
給料を貰うのとは違う喜びがそこにはある。
工場でお礼のメールを読んでいるパートさんたちの声が聞こえてきた。
「〇〇さんの仕上げがきれいだったから」「頑張ったよね。」「こうすればもっと早く作れるんじゃない」などなど、前向きな意見ばかりが聞こえてきた。
自分たちがどんな物を作っていて、誰の役に立っているのかを知り、その結果お客様からお礼を言われると仕事に対するやる気が違ってくる。
お礼のメールを読んだパートさんたちは主体的で、とても積極的だった。
会えなくても気持ちは伝わる
直接お礼を言ってもらえると言う面では、営業は得をしているとおもう。
工場で働いているとお客様の顔を見ることもほとんどなく、作っている部品が何に使われ、何の役に立っているのか分からなくなる事もある。
それでも一生懸命作った部品が誰かの役に立ち、喜んでもらっている事を知ると励みになる。
一生懸命やっているからこそ、「ありがとう」の一言が本当にうれしいのだろう。
何気ない事が一番の幸せ
普段の生活では「ありがとう」と言われるより、言う事が多い気がする。
妻にご飯を用意してもらったとき、新聞を持ってきてくれた時、子供が手伝いをしてくれた時、リモコンを取ってくれた時。
当たり前のようにやってもらえることでも、ありがとうと言う。
そうすることで、それは当たり前じゃなくて感謝すべきことなんだと自分に言い聞かせている。
コンビニで買い物をしたときも、会計の後たまに「ありがとう」と言う。
もちろんお客として行った時だ。
本当は毎回言いたい気持ちがあるんだけど、恥ずかしくてたまにしか言えていない。
理由は買ってくれて「ありがとう」と言われるから、売ってくれて「ありがとう」と返してもいいんじゃないか、と思うから。
不思議なもので「ありがとう」と言うとぼくの事を気にしてくれる人が結構いる。
「雨が降っていますから気を付けて帰ってください。」
「外は暑いですから熱中症にならないように」などなど。
ちょっと照れ臭いけど、その一言がとても嬉しく思う。
「ありがとう」という口癖
今まで仕事の中でありがとうと言う機会がすごく多かったせいか、口癖になっている面もあるかもしれない
ホームセンターで働いていた時は、当たり前のように毎日「ありがとうございます」と言っていた。
個人営業に転職してからは、電話に出てもらえたら「ありがとうございます」、質問に答えてもらえたら「ありがとうございます。」
こちらから何か働きかけて答えてもらえたら必ず「ありがとうございます」と言っていた。
「相手の都合を考えずに電話をして、対応して頂いているのだから感謝しないといけない」と教わったからだ。
法人営業になってからも教わったことを実行している。
電話をかけたら「今大丈夫ですか?」と聞き大丈夫と言われたら「ありがとうございます。」と対応していただいたことに感謝する。
折り返し電話をもらったら「ありがとうございます」と感謝する。
誰かに何かをしてもらったら「ありがとう」と感謝する。
毎日繰り返してきたことだから習慣になっているのかもしれない。
「ありがとう」と言う感謝する気持ち
言葉にしないとなかなか気持ちは伝わらないからこそ、これからも「ありがとう」と言うことが大切。
言ってもらえないことも多いけど、言うことは今すぐにでも始められる。
感謝の気持ちを言葉にして伝えれば、皆喜んでくれる。
これからも「ありがとう」と感謝する気持ちを、言葉にして伝えよう。